アーク・エンジェルズ、多忙につき2007-10-01

10月になってしまった。
丸一年以上が経過しても『ひろしまドッグぱーく』のごたごたは収束していない。
その後に発生した、AAの活動により、
大阪府は告発されているは、
高島市ではAA進出反対運動が起きているは、
その説明会は行われたものの、継続協議になるは、
支援金返還訴訟は進行しているは、
所有権確認等請求訴訟も行われているは、
協力獣医さんのところでは、「くすのき動物病院」コメ欄がお祭り状態だし
まったくもって賑やかなことこの上なし。

AAを批判している誰もが、もともとはAAに賛同していた事実を考えれば、
この事態はとても不幸なことだと思う。
本当なら、支援者全員が多数の犬が助かってよかったねと、
それこそ大団円で終わることを夢見ていたのにね。

数ある現在進行中の案件のうち、もっとも深刻な状況に立たされている、
AAのエンジェル・シェルターが作られてしまった高島市の苦悩については、
折を見て触れたいと思う。
今日、紹介するのは豊中の怪しいおばさんがらみの一件である。

僕はかつてAA、ひろしまブランド犬に価格設定! との記事で
この犬のことを考えていない訴えのことについて書いた。
笑うしかないのだが、3月15日から始まった訴訟は、
やっとこさと事実関係を争う段階に来たらしい。
被告となっている りハウスプロジェクトのブログに経緯がかかれているが、
素人が考えるに、およそ原告らしからぬ不手際で、
やっと審理に入ったのねという印象を持つ。
まあ、この裁判については、AAが悪いとか、豊中のおばさんが悪いとか、
そういった感想は持たない。
あえて言えば、豊中のおばさんを信じた人たちの善意が、
気の毒な状況に巻き込まれてしまったとの、
同情の目で見ていた。
しかし、 「こっち向いて*そばにいて▼・ω・▼」での報告を見ると、
リハウス側に勝ち目はないと思っていた印象が、
ずいぶんと変わって見えてしまう。

アーク・エンジェルズの損害請求額についての根拠はあいまい、
団体としての約束事である諦観の実行についても、記憶にないらしく、
見ていると矛盾だらけなのだ。

もちろん、この案件では、豊中のおばさんが発言をころころ変えているため、
あながちアーク・エンジェルズに不正義があるとは言えない。
ただ、この裁判を続けることに意味があるのかと問われれば、
こと犬の置かれている状況が宙に浮いてしまっているため、
豊中のおばさんとAAの同病対決にしか見えないのだ。

不幸なことに、信じた元AAボランティアと犬たちが、
最も被害を受けている。
裁判所も大概門前払いにできないのが、鬱陶しかろうと思ってしまう。

AAが、動物愛護という題目を掲げていても、
実態は、こんなにお粗末なんだと知るべきか。
このAAへの不信感だけは拭いようがない。
    「アーク・エンジェルズの進出反対期成同盟」を支持します

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