嘘か、まことか。不明なレスキュー。2008-09-18

先日に書いた記事で、今回のアークエンジェルズがレスキューに入った場所を、
僕が九州と想定してるのは、何もそのことを言いたいのじゃない。
場所がどこかなんてアークエンジェルズしか知らないのだ。
彼らの発信どおりだとすれば、そうなるという可能性を示したに過ぎない。
なのに何故書いたのかというと、かんたんな事。
今回のレスキューと称するものは、褒めるに値しない、
彼らの薄情さや無責任振りを明らかにしているからだ。

ひどい扱いを受けていたとされる犬を、ろくすっぽケアもせず、
いきなりトラックに詰め込んで移動させたのは虐待以外の何者でもない。
750キロが確かな事実で、当日に突入したというのなら、
その日に移動させたことは暴挙だ。何のためのレスキューだ。
クルマに慣れているうちの犬ですら、
500キロの移動では30分程度の休憩時間を2度とる。
散歩をさせ、給水時間をとる。
移動途中に食事をさせれば1時間は休憩を取らせている。
それでも体調しだいではクルマに酔うことがある。
長距離移動のストレスは、慣れていない、
それも彼らの言うようなひどい状態であれば、
死への行進といったものとなる。
無知・無責任による虐待。そう言って差し支えない。

たった5人で現場に乗り込み、トラックに犬を押し込め、
運転手と助手だけで10時間に及ぶ移動を強行する。
併走車はおそらくなかったろう。
たった二人で30頭ともうわさされる犬を、
自分たちの休憩も食事もそっちのけで、
前夜から25時間にわたる不眠不休で行う。
愛知支部長の配偶者の経営する会社は運送業だ。
これがめちゃくちゃな運行管理と、わからぬはずはなかろう。

人にも犬にも優しくない活動>
それがアークエンジェルズのポリシーなのだ。

高島から片道750キロの場所は、別に推理しなくても容易に割り出せる。
博多までなら新幹線で2時間半、僕が想定した地域なら1時には到着可能。
うわさの福岡の支援者に助けを借りれば、6時には到着の上シャンシャンと手打ちして、
トラックに無造作に犬を積み込み、
とっとと博多駅なり福岡空港からとんぼ返りしたら、
16日の14時に高島にいることも可能だろう。

僕の推測の根拠は、彼らの発表が事実なれば成り立つにすぎない。
嘘に嘘を重ね続けていた彼らのこと、すべてがフェイクやも知れぬ。
存外に近場からの搬入といった線があるのかもしれない。
もしそうなれば、ここに登場する人たちは疑うべくもなく確信犯。
そういう者の集う団体に寄付などするものではない。
嘘であれ、ほんとであれ、まともでないことは確かだ。

高島からの発信では、市と動管の立ち入りですら拒否したという。
やむなく施設に入れたようだが、固体識別は拒否したという。
「行政と手を携えて」は林夫妻の訴えているところである。
自分たちの主張することすら守れない団体なのに、主張だけは立派。
自称大阪市認証団体第一号と言い張っただけのことはある。
AAをまともな団体として擁護する保護活動に興味を持つ者の姿勢こそ哀れ。
自分のゆがんだ感性を白日のものとする行為意に他ならない。
もっとバランスよく世の中を俯瞰できる成熟した人になってはいかがか。

アークエンジェルズからは今回のレスキューについて現時点では、
都道府県の発表はもちろんのこと概略すら公表がない。
そのくせ支援だけは要請しているのだ。

言っておく。
AAにレスキューされた犬を見捨てる結果となろうと、
支援などはせずに放置しておくべきだ。
保護団体が何を叫ぼうが無視していることだ。
助けたいから犬のための寄付という条件の約束を、
犬が好きな人たちに対してしているのだ。
AAが保護した犬の世話は誰が見る。
との意見が聞かれるが、シェルターを叩き売ってでもAAが見ればよい。
林氏は会社をいくつも経営しているそうだ。
外車など叩き売って資金を作ればよい。
善意を頼りの集りで生きている。
林氏は、そう問われているということを忘れてはならない。
善意への集りを阻止しない限り、
化過去にもあった詐欺的な事件が量産される。

忘れてはいけない。
アークエンジェルズは、ひとつとしてレスキューを完結させていないということを。
ヨーキーレスキューも廃業したはずのブリーダーが業を再開しているとの情報がある。
初期の繁殖場レスキューもできレースとのうわさが絶えない。
ひろしまドッグぱーくは訴訟を2件抱えている。
ブルセラ騒動は行政へのクレーマー行為でしかなかった。
滋賀のレスキュー劇は存在そのものが消された。
兵庫疥癬犬は半数が里親に出たとした後、進展がない。
そもそも正確な情報すら公表されていない。
繁殖場71頭は業者との契約に乗っ取って行われた擬似レスキューとの指摘がある。
某所という表現で迎える犬がいる一方、
破産者たちからの保護要請や、
一般市民からの保護相談に対しては断ち切る姿勢を示す。

この団体にポリシーはない。

あるとすれば、動物愛護を騙った、別の何かだ。

信じたい人でも、今は見守ることが大切だ。
すぐに寄付をしないことで、彼らも「実」を果たす必要を感じるだろう。
「実」を見せた、そのときには寄付でもボラでも好きにすればいい。
支援者がいるから、増長しているのだ。
アークエンジェルズを甘やかしてはいけない。
厳しい目で育てることが、支援者の義務だ。