2009年1月から3月2009-04-01

2005-2006年
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2006/10/09/553572
2007年
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2007/12/31/2538811
2008年
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2008/12/31/4026421


1985年の奇跡           五十嵐貴久
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2009/03/07/4157669
楊令伝 八 箭激の章       北方謙三
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2009/03/15/4184253
クワイエットルームにようこそ  松尾スズキ
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2009/03/15/4184252
紗央里ちゃんの家        矢部嵩 
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2009/01/15/4057792
禁煙バトルロワイヤル      太田 光   奥仲 哲弥 (共著) 
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2009/01/08/4047248

「エンジェルズ・シェルター開設記念植樹の募集」行き着いた果て。2009-04-02

アークエンジェルズHPで、記念植樹に関しての記事が更新された。
ここ数日のことである。
僕は、この事業に関しては何回か触れている。
他でも触れているものもあるが、記念植樹に絞ってコメントしたのが、
下に紹介するの二つの記事となる。
「うそだろ。おい。」
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2007/12/19/2520477
「記念植樹よ、どこにいる?」
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2009/01/27/4083467

第1期としては2007年12月24日~2008年2月29日の募集で、
9名が10本(うち一本は林統括のもの)申し込み、
植樹の模様は2008年7月7日撮影の写真とともに紹介されている。 http://ark-angels.jp/topics09-1.html
第2期が2008年3月10日~9月30日で6名が6本申し込み、
11月に植樹をするとしていた。
第2期の植樹については秋季植樹として紹介するとしていましたが、
これまで日誌でも専用ページでも発表を見ていない。
第3期はオリンピックイヤーでもないのに
2008年11月1日~2009年2月29日の期間で募集されていた。
今回の更新によって、
記念植樹の募集は目論見から遠く離れた結果に終わったと知れる。。
「第3期は、0名でした。御協力、有難うございました。
 期間限定募集は終了いたしましたが、常時、受付けておりますのでお申し込みをお待ちしております」
第2期の報告が無いままでは、新たな申し込みがあるのだろうか?
なんて見ていたら、記念植樹応募は0名であったそうだ。
そら、そうやわな。
0名と正直に書いたのは評価できるが、
それにしても申し込みが無いのに、「御協力、有難うございました。」と、
書かねばならないとは悲惨だと思う。
このようになってしまった理由は、
アークエンジェルズ自体の隠蔽体質に起因するのだから、
同情するべくも無いのである。
750万円集めるつもりが48万円に終わった。そういうことだ。

今後も随時受け付けるなんて書いているけれど、
潔く募集停止すればよいのにと思ってしまう。

もともとあの敷地に対して250本も木を植えようとしたのが無茶なのだ。
3メーター間隔で1本植えたら、シェルターではなくて雑木林です。
むしろ申し込みが低調だったのは僥倖といえるくらいだろう。
700坪のシェルターで居住家屋、犬舎、倉庫コンテナ、駐車場、
クルマの導入路などを引けば、
さらに犬の運動スペースを確保したら、植樹できる面積はごく小さい。
外周に1メーター間隔で200本植えたって、
残る50本を記念植樹として植えて育てるスペースなどない。
思いつきで後先考えずに250本と書いてしまった。
というあたりが真相じゃないのか?
250本を植えきることなんて無理なのだ。

やっとひとつの事業が終息した。
でも、引き続き募集状態にしているのだから、
完全な意味では終わったとはいえないか。

愛知支部での引き取り希望者とのトラブル。2009-04-03

活動日誌「動物を迎えると言う事」は不思議な記事だ。
http://arkangels.blog34.fc2.com/blog-date-20090401.html

「身体の不調だって、「ここが痛い・苦しい」なんて言えません。
毎日の様子を観察して頂き、すぐに察知して頂くのが、飼い主様の務めであると思います。」

冒頭のこの表現は、『ひろしまドッグぱーく』にボランティアとして参加した一部の人にとっては、
あんたたちが言うな!と叫びたい気分ではないだろうか。
胃捻転で死んだドーベルマンなどがいたことを忘れたのかといいたいことだろう。

それはさておき、続く表現、
「昨夜支部長から電話がありクレームが入っているとの事。
流れを聞いてみると、お断りして当然の里親候補様。」
と、クレーム者を批判する。クレームの主の希望は以下の3点。
「1 鳴かない子がいいです。鳴く子はダメです。
2 トイレの躾が出来てる子が良いです。
3 留守番が長いです。」
3つの希望として並べているが、1および2と3は本質が異なる。
1と2は引き取り手の希望条件であり、それを満たす個体がいなければ、
引取りを断るのは引き取り手側の権利なのだ。
そういった基本的なリハビリを行い譲渡するのが保護団体の責務だ。
勘違いして載せているのが間違いだ。基本的なことすらできていないということなのだ。
一般に保護団体は、成犬を引き取るメリットとして、
※ 躾等が終わっており飼いやすい。
※ 幼犬期の煩雑さがない。
※ 犬の正確を見極めやすく、会った犬を探しやすい。
という点をメリットとしてあげている。
アークエンジェルズの場合、そうした水準には達していないと、自ら明かしている。
3については、一人暮らし、留守がちな家庭には譲らないのが団体ポリシーなら、
最初から門前払いでよい。譲渡対象者ではないのだから、来てもらうのも断ればよい。
わざわざ来てもらってから、それらに反しているから譲らないでは団体の不実だ。
そもそも事前アンケートを何のためにとっているというのだ。

蛇足。
活動日誌では、支部長という表現を用いている。
どこの支部だ?福岡か?ひろしまか?大阪か?愛知か?
それさえわからない。
(そうそう、ひろしま支部は2007年11月には存在していたんだよね。
現理事は広島に2名もいるしね。
安田元広島支部長は高島に出した資料では支部長のままだもんね。
(ひろしまドッグぱーく終結後閉鎖は嘘ジャン)


「このような要求で、「ハイ、お願いします~」と、子イヌをお願いする訳にはいかず、お断りをさせて頂きました。」
前段でも指摘したが、引き取り希望者の希望と条件はわかっていたのだと読める。
1と2の希望を満たせないのは団体としての欠陥に過ぎない。
3は最初からわかっていることなのだから、門前払いでよい。

「当然の事だと思いますが、この方はクレームを言って来られました。
悲しく思いましたね。ワンを迎えるには、それなりの環境が必要です。
生きているのです。おしっこもしますし、鳴きます。それが問題になるのなら、ぬいぐるみを・・・と。」

繰り返すが、保護団体としての力量のなさを引き取り希望者に転化しているだけだ。

「多くの里親候補様の申し出に感謝致しますが、ひとつでも問題があって不安に思う事があれば、
「ハイ、お願いします」の妥協はしません。
今回、支部長がお断りしたのは、先の事を考えると間違った選択では決してないでしょう。」

なにを考えて書いているのか知らないが、ひとつでも問題があって不安に思えば、
断るのは引き取り手側に与えられた権利だ。
引き取られていく側は、引取り者としての適正をその時点で見極めているはずなのだ。
で、なければ引き取り希望者の状況を聞く事前アンケートの意味などないではないか。
http://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P89882702

「メールでは文字だけですので、言葉の受け取りで誤解が生じる事もございます。
お電話でご説明させて頂きましたが、聞く耳持たず。」

繰り返すが、手続きを破ったのは自分たち自身なのだ。
保護団体としての力量不足を転化しているだけだと思う。

「命を買ってはいけません。
売ってもいけません。
動物を飼う前に、是非この先の長い時間、一緒に過ごす事を全て理解出来るのかを考えて頂きたいです。」

主張は正しいのだろう。だけれど同じ団体といってよい動物虐待監視委員会』はなんと言っている。
命を生産し、販売する繁殖向上の共済組織のような活動をしているじゃないか。
二つの相反する主張を同じ体でするものじゃない。
販売を目的とする繁殖業者から12万円の会費を取り、
7歳になったら有料で引き取りましょうといっているのに、何を偉そうに講釈たれるんだ。
アークエンジェルズに売買の是非を語る資格は無い。そう僕は思う。

ところで、活動日誌とは別に、この件で愛知支部長が書いている。
「はっぴ~うぃずでぃ」4月1日付で、
『アークエンジェルズ「家族を迎えると言う事」』という記事があり、
http://dogcafedogrun.blog53.fc2.com/blog-entry-84.html
日誌の記事が愛知支部でのできごととわかった。
3月31日付の記事『こんにちは』
http://dogcafedogrun.blog53.fc2.com/blog-entry-82.html#cm
に、コメントがあり、そのコメントに対してのレスとして書かれている。

日誌に長々と書かれている説明と、この引き取り希望者の怒りはすれ違っている。
この引き取り希望者の怒りの原因は、次の2点。
1 引き取り希望のメールをしているのに、何の連絡もない。
2 愛知支部へ保護犬をみにいったが、案内スタッフの態度の悪さ
3 電話での対応も最悪
これらには、先にも書いているが、端から条件を提示していないことが原因のひとつとして上げられる。
もちろん、愛知支部の言い分にも考えさせられる部分はあるものの、
生後半年にもなる犬が、いまだにトイレの躾すらできていないのであれば、
保護団体としての力量のなさを恥じるべきではないかと思う。

しかし、面白いのは、この引き取り希望者はシュナウザーに執着している。
愛知支部にいる子犬を引き取りたいとしていたのである。
いつ申し出があったのかは不明だが、
愛知支部にいるシュナウザーは、3月の中旬以降にすべてトライアル開始予定になっている。
どうにも話がかみ合わない。
ファルカに問い合わせが来たというが、引き取り希望者の留守勝ちという条件は、
愛知支部に着た際に聞いていたはずである。
子犬だけを見せたのではなく、ファルカも見せたのだろう。
「FK-47
名前:ファルカ
犬種:Mシュナウザー・♀
5.9kg/推定年齢3歳前後
おとなしい女の子です。
沢山のシュナの中でいつも一人後ろにいました。
愛知支部滞在」
アークエンジェルズでは、ファルカの説明はこれだけしかしていない。
引き取り希望者が、ファルカを希望した背景には、
トイレのしつけが済んでいる、無駄吠えがないとの説明がなければならない。
不思議だ。

4月1日には、『ずばり一言』も更新されている。
こちらも情けない話になっている。
別項で書く。

とりあえず遊ぶ。2009-04-04

本日は昼から雨の予報だった。
明日が親孝行をする日となっているので、
犬孝行は、今日するしかない。
ちゅうことで行きました。ドギパ。

11時前に到着したら、ランにはフラットとボーダーがいました。
入場して『はいら』をフリーにしたあと、
『そらん』をオンリードにしたまま挨拶に行きました。
オスで未虚勢だったら一戦交えかねないモンね。

幸い2頭ともメスだったし、臆病なところもある犬だったので、
『そらん』とどんぱちになることはないようでした。
で、『そらん』もフリーにできました。

『はいら』のほうは、2頭に遊びを仕掛けましたが、
あんまり相手してもらえず、いじけて一人でスリスリしていました。
『そらん』はパトロールをして排便した後、
なにを思ったか脱走していきました。
呼んでも帰ってきません。耳が聞こえない振りしています。

リードを取り、捕獲に向かおうとしたら、
『そらん』兄を追いかけるようにして『はいら』まで柵を越えて行く。
またもや下僕の面目丸つぶれでございます。

とりあえず『はいら』は呼び戻しが効きましたが、
『そらん』は帰ってきません。
先週に散歩した範囲をくまなく見回っています。
むなしく響き渡る『来い!』という下僕の声、
聞こえていませんとばかり飛び回る『そらん』。
満足行くまで木に体を擦り付けたあと、
仕方ないなあという感じで戻ってきました。
ここで怒っては呼びが効かなくなってしまうこともあるから、
褒めるんですが、声が怒っているので『はいら』はびびってしまいました。

どうにか捕まえるのに成功したので、
ランに戻り、2頭のオビトレをしました。
『はいら』の行進動作中、『そらん』は待てができました。
でも、最後の科目伏臥からの招呼で、
『はいら』より早く反応してきてしまいました。

『そらん』のほうの科目は、なんとなくできているのですが、
訓練士さんがいないから、どことなく上の空です。
やったんでやで。といわんばかりの態度。
『そらん』、完全に舐めてるやろ。
それでも以前に比べれば指示を聞くようになりました。

少し休憩したあと、昼からはジロー君と一緒に遊びました。
『はいら』とジロー君は、親友といってよい関係で、
いつもながら楽しく追いかけ、くんずほぐれず狩られ狩りあいました。

今日は『そらん』とジロー君でボールの取り合いをしました。
『そらん』が本気で怒らないかと心配しまししたが、
どうやら『そらん』はジロー君を遊び相手に認定しているようです。
でも、自分のボールを見向きもせず、
ジロー君のボールを確保して返さず、
優位をアピールするあたり、まだまだ犬ができておりません。

1時半過ぎから本格的に降りだして来たので、
3週間ぶりにきれいに洗って帰ってきました。

どんどん、告発をやりますよ。」だそうです。2009-04-10

「日本の動物愛護活動は、確かに欧米のそれとは比較にならないほど、遅れている。だが、昨今、確実に進歩は見られている。」

いつも思うのだが、「日本の動物愛護が遅れている」との表現は便利だが使うのは適当でない。 どの部分が遅れているのかということが明らかにされていないのでは意味がない。 殺処分数では、日本よりはるかに米国のほうが数は多い。 闘犬なども、日本より米国のほうが、法規制があっても闇では多数行われている。 ヨーロッパでは犬を買うというのは庶民には手が出せない社会構造となっている。
捨て犬が一部ヨーロッパ諸国より多いからといって遅れているとは言い切れない。 日本がなっちゃいないんだよというには、基本的なデータを示しもしていない点で、 いささか乱暴な論理構成となっている。
そして、犬についてのみ言えば、敗戦後の60年間で殺諸分数は1/10のまで減少し、 番犬から家族へと変貌を遂げたのが日本の現状だ。 宗教観の違いなども考慮すれば、欧米とは異なる成熟に至っているとも考えられる。

愛護精神が育っていないのは、あるとすれば拝金主義的な考えに取り付かれた、 生産者や投機的な思惑を秘めた生産者予備軍である。 一般家庭からの廃犬は、主張するほどには多くないはずだ。

「世界で一番、安全な国と言われているわが国が、実は動物たちにとっては受難の国なのである。 アニマルポリスが誕生すれば名実共に安全な国になるのだが。」

アニマルポリスの誕生と『安全な国』は無関係といえる。 無関係なものを並べ立てる。古典的な手法の多用もいい加減にやめるべきだろう。
繰り返すがデータの提示のない主張は惨めだ。 すでに世界一安全な国としての日本はない。 せいぜい世界でも有数の安全な国と呼ばれている程度だ。

法律で守られているからこそ、安全な国なのだが、動物たちの悲鳴を聞こうとしない輩が存在する。 「資本主義の世の中で、金儲け主義に走り、子犬を繁殖すれば、儲かるといっては近親交配であろうが高齢犬であろうが、産ませ続けるのだ。挙句の果て、親犬が病気であっても目がなくても足がなくても、産ませている現実がある。零細繁殖業者等は、子犬を産ませなければ生活ができない。と言う。」

確かに、林代表が指摘する事実は存在しよう。 でも、犬で生計を立てる人間の金への欲望に基づく行為であり、 資本主義と何の関係もない。社会主義であろうと同じ事は起きる。 繁殖業者、なのであれば、当然子犬を販売しているのであるから、 わざわざ述べるのは意味がない。
業としての子犬販売を一切禁止せよといえばよいのではないか? 犬でも猫でも、鳥でもエキゾチックアニマルでも、 生体を商取引の対象とすることを禁止するよう求めればよい。
そうなれば、動物虐待監視委員会の規定自体も違反することになる。 繁殖業者から有料で引き取ることも商取引じゃないか。

「子犬には混合ワクチン接種をするが、親犬にはしない。国民の義務である畜犬登録や狂犬病予防注射も怠っているのだ。」

基本的に物を知らないということは情けない表現を生む。その典型だ。 生産者は子犬にワクチン接種を施さない。生後すぐにしたら危険性のみ高く、 抗体形成にも意味のない摂取となる。 親犬から受け継いだ抗体が失われる頃合に適切に接種をする。 今のように生後50日程度で、生産者から販売者に所有が移っていくのなら、そのワクチンには意味がない。
生産者がワクチン接種しているとすれば、 非常に良質なブリーダーで、社会化期がすんでからの引渡しをしているところとなる。
そういうブリーダーなら親犬へのケアは当然のようにしている。 多少、獣医師法との絡みで怪しいところがあったとしても、だ。
その意味で一部の悪質者を指し示すものを、一般化させるのは卑怯に思う。

「現在、当団体の「動物虐待監視委員会」にて、全国の自治体に向けて動物取扱業者所有の全ての飼育犬の登録及び狂犬病予防注射の有無を調査している。行政宛に情報公開請求を要請しているのだ。どれだけの業者が義務を果たしているのか、知りたいところだ。」

まともな主張のように見える。情報公開がされるのであれば、それに越したことはない。 ただ、そうした行為がアークエンジェルズにのみ開示されるように要請したのなら、 ふざけた行動と思う。第一、全国の自治体といっても50以上の行政区画がある。 そのすべてに情報公開請求したって、そこからなにを読み取り纏め上げられようか。
公開された情報から、改善項目を拾い出し、変化に繋げるためにはアークエンジェルズ単体ではできないと思う。
無登録の業者を排除する為にも広域連携が図られなければならない。 孤高のアークエンジェルズになにができるのか。大きな疑問だ。

この前段の主張がここでは覆っている。 自信を持って『怠っている』と断言しているのに、 その根拠は思い込みだと明らかにしているのだ。

「本来、私が行うのでなく、行政自らが調査して指導をしなければいけない問題だが、お役所は法律で定められている事項ながら、忙しくて手が廻らない。らしい。違反者には20万円以下の罰金刑があるにも拘らず、である。」

この点については林代表の言葉はうなずけるものがある。 しかし、免許制であろうが登録制であろうが、闇で従事されれば役所はタッチできない。
極端に言えば高島シェルターのような場所も繁殖が行われるかもしれないと判断して、 定期的な抜き打ち検査に入れるようにしなければならなくなる。
例にとって悪いが、登録地のみならず、大阪事務所も調査しなければならないし、 従業員の家庭までも調査しなければならなくなる。限界は常に存在する。

「これらを発見したら、「動物虐待監視委員会」としては、動物取扱業者には告発を行い、行政に対して強く指導を強化するように厳重に抗議をし、場合によっては職務怠慢にて告発を行うつもりでいます。」

告発をするのは結構なことなのかもしれない。 ただ、それらを活発に行うこととなれば、法の網を狭める必要がある。 そうしたロビー活動もできるのだろうか?
それから『厳重に抗議』。意味が取れなくて混乱する。 レスキュー特別チームとしての『動物虐待監視委員会』は、 指導の強化により施設の改善を求める組織として規定されていないではないか。
むしろ基準に満たない悪質施設の解散を求める組織であり、 解散後の施設にいる犬をレスキューしようというのではないか?

一体どこが本当の姿というのだ。

「一般の飼主さんはきちんと犬の登録(3,000円)及び狂犬病予防注射(3,200円)を励行してくださいね。」

一般の飼い主はもちろんのこと保護団体もね。
少なくとも今年度のアークエンジェルズ会計報告には、 6200円×レスキュー頭数の額が記載されているはず。 こればかりは協力獣医がいようと安価にはならないですよね。 同時に引き取り車からの入金も細目表記されますよう。 疑いを持たれていることをお忘れなく。

で、なければあいた口が落ちてしまいます。
あっ。高齢犬やアレルギーのある犬に対しては、 一定の条件を満たせば接種免除規定があるのも知らせてね。

「91日以上の犬を飼ったら、30日以内に管轄の行政に登録を申請して鑑札をもらってください。 犬の戸籍ですから、迷子になったり行方不明になっても、鑑札を付けていれば必ず、家に帰ることが出来ます。」

「つばさ」は帰ってきませんね。

「狂犬病予防注射も年に1回、接種義務があります。予防注射を受けているからこそ、日本には狂犬病が発生していないのです。これを怠ると、罰金が課せられますし、狂犬病に罹らなくて済むのです。狂犬病に罹ると、人の命に関わり死ぬ可能性は大きいのです。怖い感染症です。甘く見ないで下さいね。」

感染症予防の立場で書いているようです。そのわりには病犬を安易とも思える体制なのに受け入れられてます。興味深い事実です。
混合ワクチンなどの経費も会計報告に上がってくるはずです。 こちらは協力獣医が安価にて行いはできますが、 一般の飼い主からしたら、やや腹立たしい気がします。 保護団体に対しては無料、もしくは原価で面倒見るが、そり割引分を一般飼い主に請求するようなことはしないでくださいね。<協力獣医

「4月からは全国の保健所、獣医さんのところで集合注射を行っていますから、是非とも受けてください。2650円が予防注射費用で550円が済証鑑札費用です。合計3200円です。」

獣医さんのところで受けるのは集合接種じゃない。←重箱の隅。

「各自治体には獣医師会があり、これら狂犬病予防注射を行っているのですが、自治体と連携して登録とセットで行い、頭数を把握していなければならないのですが、どうもこれが出来ていない。行政の広報では呼び掛けてはいるのですが、現実は、自主申告のようなやり方なので飼主個人の意志に任せているような感が拭えない。獣医師会も年に一度の御祭りのような狂犬病予防注射シーズン。或る地域では、大小病院に拘らず全ての動物病院が接種した頭数を、均等に利益配分をしている獣医師会もある。これだけで、いわゆる飯を食っている病院もあるそうだ。 獣医師会に入会していない動物病院は割り当てがないらしい。独禁法には係らないのだろうか?」

獣医師会は自治体と関係ない。誤解される表記はどうか。
自治体から、十医師会に窓口になってもらい当番を決めて巡回するものだ。 林代表の言うとおり、獣医師会の中での利益分配になるという言い方はできるが、 この文面の中で差し込む意図がわからない。

獣医師会に所属していない獣医にも集団接種利権を吸わせてやれということなのだろうか?

獣医師会は任意団体なのだろうが、割合的にはほとんどが参加している。

ところで獣医師会が標準的診療報酬を制定しようとしたことがあるそうだが、 この動きに対しては獣医師会に加入している獣医内でも異論があった上、 獣医師会に所属していない獣医の反発があり、 独占禁止法違反と判定されたという事実は何故述べないのだろう。

「犬猫を販売するペットショップにて登録、狂犬病を済ませていれば、飼主には義務が承継されるのだが、こんな簡単な理論も業界内では、改善策も打ち出せないらしい。 これすら出来ないのだから、繁殖させている親犬の登録や狂犬病予防注射などまで、話がいかないのだろう。」

狂犬病の接種証明や、登録については林代表の言うとおりとなる。 ただわかりにくい表現で、正しく読めるだろうか。
狂犬病予防接種をした証明があれば、飼い主が変わっても、その年度内の予防接種は免除される。 また、登録についても、生まれて最初の登録が済んでいれば、 飼い主が代わっても登録の変更ということで対応できる。
この弾力的な運用は、ある時期から始まっている。 20年程前には、引越しのたびに自治体で再登録する運用だったが、 ジョンを引き取ったときの行政の説明では犬の住所変更みたいなものですということで、 犬だけの登録変更で済ませられた。 なんか理論とか言っているが、運用面での対応を知らないというだけのことじゃないの?

「業界内の自浄努力が急務であると声を高く申し上げているのだが、聞き入れては頂けない様だ。 動物愛護の精神に則って、とペット小売業協会の御歴々は申されているのだが、面倒でお金が掛かる事は、やらない方針なのか。それともお尻に火が点いてから、慌てて、されるのか。」

ペットショップで売る場合、大半が生後60日程度からとなる。 そのこと事体に問題はあるが、登録と予防接種の関係で言えば、 買い手に任せるほうが自然なケースもあるということだ。
現在3ヶ月程度での販売が常識となってきているようなので、 ふつうのペットショップでは予防接種代の表記はされている。 林代表の行くペットショップは創始したことを表示していないショップなのだろうか?

「全国自治体からの返答があり次第、登録及び狂犬病予防注射の義務違反にて告発を断行していきます。」 また、唐突にこの話に戻している。告発をするのは繁殖業者であり、 ペットショップは関係がない。 無理に次の文を正当化するために脱線しまくって、 ペット業界の暗部について記していたのか。

「業者の皆さん、事前にこれらを実施していてくださいよ。当然の事なのですから、言われなくとも実施してください。20万円の罰金を課せられたら、事前に登録、予防注射をしていたほうが、お得ですよ。罰金を受けたら、繁殖業は出来なくなりますよ。」

損・得でするものではないだろう。
そういう視点で捉えているからこその表現に読めます。

「今なら間に合います。 「動物虐待監視委員会」に情報公開請求の回答が着いてからでは、ほんと、遅いですよ。」

動物虐待監視委員会に回答が届くだろうか。 仮に回答が届いたとしても、登録業者のみでしかない。
林代表の言う、より劣悪な無届業者は依然野放しである。

予防接種シーズンだ。2009-04-11

4月8日に、犬たちの狂犬病予防接種に行ってきた。
例年なら近場でしていたのだが、
去年は獣医で行い、今年はクルマに乗せて別の地域まで行ってきた。

2頭とも今年はおとなしくチクリを受けた。
去年は獣医でしたところ、
『そらん』が注射を担当した男性獣医が嫌いでひと暴れしたが、
今年はジョイさんだったので何の問題もなく終わった。
『そらん』は飼い主に似て、女性には弱いらしい。

『はいら』はボーっとした犬なので、
注射が終わったあとで、今の何ですかってな顔をしていた。

一月後に9種混合ワクチンを射ち,
10月の末か11月頭にもう一度ワクチンだ。
フィラリアとプログラムは年中処方してもらっているので、
後はフロントラインスプレーをもらってくるだけだ。
普段はハーブ形の忌避剤を使っているのだが、
牧場に行くときと、川遊びではフロントラインも併用する。
シャンプー後にはオレンジXで仕上げ。
このあたりが蚤ダニ対策を含めた我が家の予防策となる。

なんでこんなに暑い2009-04-12

花冷えという言葉もあるのに、この数日めっちや暑い。
昨日など、大阪じゃ28度近くまで気温が上がった。
ただでさえ暑がりの『そらん』。たまらんわといっている。
年中出してあるアルミボードの上に寝そべったりして、
火照った体を冷やしている。
ひっつき虫の『はいら』も日中はベッドに上がらない。

暑さが厳しくなると犬たちの遊びに欠かせないのは水遊び。
やっぱり夏は水遊びだね。
まだ4月だけれど、昨日は真夏並みでした。
早速、本年最初の水遊びをしてきたよ。
ドギパ地方も午前11時ごろに22度を越えていた。
昨日の日差しは強かったから、
13時ごろには体感的には6月の温度じゃあなかったか。

もう暑すぎだから、遊んだ体が冷やせるようにと、
プールに水を張らせてもらった。
ボール投げをしたら競争でとりに行くが、
向かうのはプールで、
たまりかけの水に溜まりませんなとたまらない顔している。

『そらん』は立ったままジャブジャブするだけたけれど、
『はいら』ときたら、上手に体を縮めて、
できるだけ体表全体が水に浸かるようにしている。
昼を過ぎて、だんだん増えていく犬たちも、
みんなプールに浸かっては走り、走っては飛び込む。
プールはすぐに泥に汚れてしまいました。

今日、『そらん』が新しい楽しみを発見しました。
こちらは別館に公開しています。
『水遊びはじめ 』
http://blogs.yahoo.co.jp/kumanekonano/51308893.html

『はいら』の変化2009-04-13

『はいら』がうちに来て、まもなく1年半になる。
あんまり反応のよくないボーっとしたやつで、
表情に乏しいところがあるし、
変なところでびくついてしまうところがあり、
なかなかうちの犬になりきれていないなと感じることが多かった。

月日というのは、目立たなくても変化を与えるもので、
『はいら』のことも、よく考えたら随分変わって来た事に気づかされる。

『そらん』がおやつを強請るとき、
察知するやいち早く所定の場所で陣取りはぐれることがなくなった。
以前は、『そらん』が食べ終わったのに気づいて、
あわてて『僕も~』と寄って来て、あとの祭りと知り情けない顔していた。
おやつをもらえる時でも、にこやかな顔にならず、割を食うことも多かった。

表情は多彩になり、手を上げられたり、叱られても、
えへらえへらとするようになってきたのは、
我が家の犬として成長してきた証である。

『はいら』は『そらん』のような打てば響く反応のよさはない。
どちらかというと鈍で、ややもするとおばかといって差し支えない犬だ。
鼻ぱっくんに失敗して、『そらん』におやつを横取りされたのに気づくこともなく、
えっ、どご、どこ、どことばかり探しまくる。
諦めを知らずいつまでも執着し続ける。
一度インプットされた情報は、なかなか切り替えられないようだ。

その分、訓練されても成長が遅い。
でも、いったん覚えたら、確実にこなすこともできる。
こういうところは、僕の知るこれまでのゴールデンとは異なる。

呼びに対しては反応が鈍いところは、
マテの局面では抑制が効くという美点となる。
これも歴代ワンコにない特性だ。
『そらん』も含めて、歴代ゴールデンはマテができずに、
付いて廻る子ばかりだった。

そんな『はいら』を『ごお』『そらん』、そしてジョンと比べると、
『ごお』~ジョンにより似ているという感じがする。
『ごお』ほど頭が良くないし、ジョンほどの反応のよさはない。
諸先輩に比べたらまだまだだ。
それでもいつでも引っ付いていたいところや、
喧嘩をすることのない点は、僕の欲しい資質といえる。

クルマでの移動では絶対に助手席を明け渡さない。
テーブルや机の下で足元に寝る。
枕に耐える。『ごお』に接近した来た。
これで賢さが、もう少しあればと惜しんでいる。

この先どのように変化していくか楽しみにしている。

できたら『ごお』を越えてくれたらいいなあ。
まず無理か。ハードルが高すぎるよな。

『そらん』嘱託警察犬試験に向かう。2009-04-14

今朝、8時から訓練資産と伴に試験に出かけました。
↑訓練士さん、でした。

昨年は、とっても優秀な犬たちが体調不良で欠席だったり、
思わぬ不出来に見舞われたりという偶然が重なり、
繰り上がるようにして合格した『そらん』ですが、
今年の結果はどうなるか、楽しみです。

あいにくの雨で、捜索条件は悪いですが、
合否より、被捜索者を全員見つけてきてくれたらいいなと思います。
もっとも全員発見したら合格の可能性もあるということですが…。

『そらん』は、この一年間で下僕をほったらかしにして進化しています。
並居る優秀な犬たちを差し置いて合格なんてのも、
夢ではなく、現実となる可能性もありそう。
そんなことになれば、お祝いは鳥から豚に格上げだね。

『はいら』、訓練士さんに置いていかれてむくれています。
『そらん』がいないと青菜に塩。
今朝の散歩は、鼻を鳴らして寂しさを訴えて帰ってきました。
このところの定位置に陣取り不貞寝中です。

別館に『そらん』のアジ道具を利用した熟練作業の写真アップしました。
「土曜の熟練作業。14日は警察犬認定試験だ。 」
http://blogs.yahoo.co.jp/kumanekonano/51333370.html

『はいら』とジロー君の楽しい遊びもアップしました。
「『はいら』、大いに遊ぶ。」
http://blogs.yahoo.co.jp/kumanekonano/51340562.html

どうなってるん?2009-04-14

シュナウザーの子犬たちが4月14日に里親募集欄から消えた。
愛知支部に移動されていたとしても、大阪事務所のものはそのままなので、
消す必要性はない。なのに消えた。
FK-47ファルカ以外の10頭が消えた。
FK-20と21のMダックス、NA-1から8のシュナウザーまで消えた。

今朝見たときは載っていた。23時過ぎに消えた。
トライアル開始がくるくる廻っていた9頭。(FK-21は付いていなかった。)
里親決定がつけられもせず消えた。
ハッピーウィズデイにも、毛むくじゃらにも、日誌にも消した理由は知らされていない。

不思議ワールドが、また一つ開いた。