楊令伝 八 箭激の章2009-03-15

北方謙三    集英社    1600円

童貫との決戦の潮合が押し寄せてこようとしている。
梁山泊群は本妻の守備陣さえ前線に出す総力戦に突入する。
数の上での劣勢を、地の利と史進・黒騎兵の縦横無尽の活躍により、
少勢が大勢を包囲する形のまま膠着させ、
金が動き出すときをひたすら待っている。

第2世代の指揮官たちも成長していて、部分的には押し出しもするが、
兵差はいかんともしがたい。激しい消耗戦の末、呼延灼に続き張清も激戦に没する。

それぞれの陣営が手痛い傷を負いながらも総力戦は続く。
金軍の南下も始まる中、いよいよ決戦のときが近づく。
次巻に期待大。

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