癲癇? ほんまか~2009-05-14

アークエンジェルズ活動日誌5月12日付で、
ボストンテリアのタッシュに関しての記事がある。
『タッシュ、数日前にまたまた、癲癇の発作が出ました。
両手足をピーンと伸ばして、ガタガタと震え・・。
小さな身体で頑張っています。
「タッシュ~」と、呼ぶと、嬉しそうに起き上がって寄って来ます。』
どこで文の区切りがあるのか悩むところだ。
この一塊が同一時間軸にあるのだとしたら、癲癇発作ではないと指摘しておきたい。
発作中には呼んでも気づかない、気づけるはずのないのが癲癇発作です。
発作がおさまったように見えても、短くても数分、長ければ数時間、
意識が朦朧とすることもあります。
書き方に品がないから誤解されるのです。
変に人に感銘を与えようとしてしまうと、こういうおかしな文の並べ方になる。
ほんまに癲癇だとしたらタッシュは可哀想だと思う。
でも、癲癇の犬を自分の優しさの演出にしてしまうのが許せない。
ぼくと『ごお』の、辛く哀しい、闘病の日々が冒涜されているように感じる。


4月14日付では以下のように書いている。
『タッシュ。
久しぶりに痙攣をおこしてしまいました。
この、1年近く無事に過ごして来たのですが・・・。』

痙攣と癲癇は全くの別物だ。
痙攣と書く場合は、「~による影響で痙攣発作を起こす。」とされ、
痙攣の原因がはっきりわかっている。
癲癇と書く場合は、脳に異常がある場合や、
腫瘍により脳内のバランスが崩れ引き起こしたりと、
比較的原因と見られるものの存在がはっきりしていても、
因果関係がはっきりしていない状況だと解されている。
あるいは遺伝的疾患として。
原因が特定でききれないのが癲癇発作なのだ。

タッシュの場合、痙攣から癲癇に表記がぶれている。
この間に病院などで検査をしたというように読み取れない。
癲癇様が疑われる場合、CTとか、血液検査などは必検査項目だ。
とにかく様子見のときは済んだ。
一月で2回の癲癇様発作を起こしているのだから、
病院に連れて行って検査を受けさせるべきだ。

大阪の獣医に行っても検査は別な施設に行かずばなるまい。
大津ならCT検査も可能な、血液家なさも委託でなく自前でできる施設がある。
原因を可能な限り絞込み、適切な飼養体制となるよう、
即刻行動するのが保護団体の使命であろう。

ついでに里親募集欄の以下表記も改めて起きましょう。
「エントリー中止
F20
犬種:ボストンテリア
名前:タッシュ
♂/2才/4.3㎏
大人しい子です。
栄養状態が大変悪かったせいか、足のふらつきが現在もあります。右目は失明。」
       ↓
「エントリー中止
F20
犬種:ボストンテリア
名前:タッシュ
♂/3才/4.3㎏
大人しい子です。
栄養状態が大変悪かったせいか、足のふらつきが現在もあります。右目は失明。
保護直後に痙攣発作を起こしました。2009年に入り2度の痙攣発作を起こし
癲癇が疑われております。
里親様への負担は絶大なものになると予想されますので、
当団体で終生飼養いたします。
癲癇の犬を見送られた経験が小ありの方がご希望くださるようでしたら
ご一報お待ち申し上げます。」