第19回 ボランティア基金等返還訴訟 傍聴メモ2009-09-05

相変わらず貧乏暇無なんである。
2週続けて金曜日に休めるか不安だったけど、
何とか休みもらえました。で、行ってきました大阪地裁。

808号法廷。この2年余り、おなじみとなった。
開廷時間を間違えていたため、遅れての入場となった。
到着するとすでに裁判が始まっており、空いている席を見つけ着席する。
法廷には3人の裁判官、原告席には代理人含め7人、被告人席には林代表と代理人、
証人席には鎌田証人が座り、原告代理人質問に答えていた。
傍聴者は後れて入った僕を含めて26人、その後にも2名入ってきて都合28人となった。
傍聴席は7割が埋まったことになる。

前回はAA側の傍聴者は3名だったが、
今回はそれに加えて男性が一人とやや年配の女性が加わり、
被告席に近い前列にずらり並んでいた。
2列目にも二人女性が座っていたが、
遅れて入ってきた化粧っけのない年配の女性と顔見知りのようであり、
遅れてきてた人が林統括と親しげに挨拶していたので、
この3人も被告人側の関係者ということなのだろう。
だから都合8人がAA関係者として傍聴していたということになる。

ぼくの座ったのはこれら8人の後ろであったので、
彼らの傍聴態度については、いささか場所柄をわきまえぬものとして写った。
笑いながら小声とはいえ頻繁に会話していたり、
ぼくの前に座った人はメモを取る一方で、
席を挟んだ人とお手紙のやり取りをして笑っていたり、
遅れて入ってきた人はペットボトル飲料を飲んだり出目ざわりであった。
お手紙のやり取りは眼前で渡されたので、内容の一部が見えてしまった。
その小学生でもあるまいに、お手紙のやり取りについても驚いたが、
内容にもいささか不快を感じたことを告白しておく。
こういう行動は、鎌田証人の発言中頻繁に行われていた。
特に最前列中央よりの女性は、林証人の発言中にも横を向いて歯を見せるなど顕著だった。
もう少し法廷という意味を考えてもいいのではという感想を持つ。

鎌田証人への代理人質問への答弁については、
いまさら書くまでもあるまいと思うので割愛する。
元スタッフから聞いた話などを随所に交えており、
新たな知ったことも含まれて入るが、そんなものは物事の本質から見れば枝葉に属するものと思う。
10月10日に上がってくる記録を見るほうがよほどよい。
鎌田証人は、この3年間の鬱憤を晴らすかのようにエンジェルズの所業をつまびらかに語った。
用意された資料もA4用紙19枚に及ぶ大部なものとなっており、
(9ページに縮小再構成したものが裁判では配られていたようだ。)
苦労を思えば、しばしば代理人が想定した以上に話してしまう傾向が見えたとしても、
無理なるかなという印象である。
ぼくが証言者であっても、彼女以上に長い話になるに違いないと思う。

鎌田証人への被告代理人の質問も結構な量になるかと思っていたら、
質問は2点だけだった。
1 林氏と直接お会いになったのは前回の裁判が初めてですか?
2 広島ドッグパークの現場に行ったことはありますか?
1については肯定であり、2については無いと鎌田証人が答え被告代理人質問が終わった。
その後、原告代理人により、他に言っておきたいことはないかと促され、
鎌田証人は、ぼくたちAAの疑惑を追い続ける者たちにとっての棘のありかを改めて主張した。
「多くのまじめに活動していた愛護団体が、DP以降さまざまな点で活動に支障をきたしている。AAの詐欺的なやり方を今ここで正しておくことが、そうした愛護活動の発展に繋がる。裁判所の判断が正しく下されることを願っている。」
概ね上記のようなニュアンスで発言された。

被告代理人の質問が短かったことは、
伝聞を基にした予断と憶測による鎌田氏のの誤解に過ぎないと、
最終弁論にて論証するためと思われる。
ために証言内容については争うことすらしなかったのだろうと、
ぼくは推量する。、
加えて、余計な質問をすれば被告(誤記していたので訂正)に不利な証言を引き出しかねず、
想定外のことを語られるのを警戒したということだろうと思っている。

鎌田証人の証言が終わった後、10分間の休憩があった。
ぼくもいったん休憩する。
林証人とのやり取りについては日を改めます。