12月の走行距離2011-01-01

12月は疲れた。
これという特別なことがあるわけじゃなかったが、
なんとなく気ばかり焦って空回りして、
バタバタしてばかりで、前にも後ろにも上にも下にも動けず、
身をかわそうにも横にも動けず、
ただただ時間が流れていく感覚。

やっとこさ余裕めいたものが生まれたと思ったら
数年ぶりの風邪は友達状態の。
まだ喉が痛いです。
鼻づまりがひどくなってきました。
咳が止まりません。

おかげで29日からこっち、
寝てばかりの毎日です。

そんなことで12月は犬たちも退屈していました。

相変わらず体調は極悪なままですが、
年が改まったので、犬孝行に精進を誓いました。
5日が犬孝行初めになります。
でも、これで体調悪くしたら最低だな。


12月の走行距離は1301キロ。
犬たちの搭乗距離は約800キロ。
今年の走行距離は19200キロほどになった。
お犬様搭乗距離も13000キロなる。

ヴェルファイアの積算距離計は9068キロになっている。
車載燃費計での平均燃費は10.0キロ。
冬季になってタイヤを替えたから燃費が落ちてくるかと思ったが、
今のスタッドレスは夏用タイヤと変わらないみたいだ。
技術の進歩ってすごいね。

年明け早々のクラッシュにうんざり2011-01-06

パソコンの調子が悪い。
早々にデータのバックアップをしなければと思いつつも、
つい面倒で延ばし延ばしにしていた。
定期的にデータを別に格納するべきと知りながら、
5年間も放置していたのだから、
この頭の悪さときたら直しようがない。

ちょっと前からウィンドーズに異常があったのだから、
対処しておけばよかっただけのことなのだ。
面倒で放置していた付けが来た。

1月1日の午前中はネットに接続できていたのに、
夜になってはネットにつながらなくなった。
警告では回線がつながっていないとでる。
一応あれやこれやを見ていくとランポートが検出されない。
プロパティーを開け復帰できないか試しているうち、
今度は暴走しだした。
仕方なく強制終了し、再起動させようとすると、
ウィンドーズに入れない。
何とかセーフモードでは何とか立ち上がるから、
復元ポイントを指定して実行する。
それでも、いかんせん正常起動しない。

仕方なく翌2日にコジマで新調してきた。

11万何某は痛い出費だ。

何とかセーフモードで立ち上がる状態だったので、
コジマ店頭でテータの移行を試みたのだが、
前のパソコン、どうもハードディスク領域にも異常があるようで、
いくつかのソフトも正常に動かない。

仕事用のデータはすべて取り出せたけれど、
ituneのデータがついに移行しきれなかった。
もともとはすべて自己所有のCDの楽曲データだから、
時間さえかければ再変換は可能とはいえ、
約2/3のデータを移行しきれていない。
CDにして1200-300枚分だ。
そのほかあきらめたデータには住所録もある。

前のコンピューターがOS部分の上書きだけで治る見込みは低い。
各種データを以前の状態に戻すには、膨大な時間がかかる。
転ばぬ先の杖は、やはりパソコンを使うときには必須鵜だ。
今度こそ定期的なバックアップをするぞと心に誓う。

でもたぶんのど元過ぎれば熱さなど忘れてしまうだろう。

なんといっても酉年ですから。

ちなみにプリンタやスキャナといった周辺機器の接続はしていない。
XPから7にOSが変わっているからドライバあたりも探し回らないといけない。
なんやら面倒は続きそうである。

新パソコンはESPRIMO FHATである。
さすがに新しいだけあって快適に動く。

実はIRO-Bに合格していたのだ。2011-01-07

どたばたとしていたので
自慢したいのに、なかなかアップできなかった「そらん」の試験結果。

12月17日から19日にかけて三木市で試験があった。
合格点ギリギリであったとしても、合格は合格だ。

IRO-Aに合格してから2年、
5度目の挑戦でやっと「そらん」がIRO-Bに合格したのだ。

僕のような馬飼い主でなく、立派な飼い主のもとで暮らしていたなら、
もっと以前に合格できていたのかもしれない。
「そらん」を甘やかすことにのみ有能な僕では、
到底合格させられるような代物ではないだろう。

訓練士さんも、せっかく調整しても、
僕と一緒の一週間を過ごした後では、またやり直しばかりで、
悔しい思いをしていたのかも。

捜索 140点 服従 42点 熟練 44点 合計 226点
210点以上かつ各科目7割以上が合格ライン。
だからほんとにギリギリの合格。
週一回だけの訓練で、ここまでできたら上等だ。
ほかの犬なんて、飼い主の気合いからして僕とは大違いなのだから。

すべてが終わってから会場まで見に行ったけれど、
今回の試験は難しいことになっていた。
指導手は、ギャラリー席に向かって犬を放たなければならない格好になる。
油断すると、人ごみの中を突き抜けてしまうという設定だ。
だんだんと試験内容が高度なものに変わっていっているような気がする。
僕みたいなものには指導種の真似事はできそうにない。

お立ち台には登れなくとも表彰式に並ぶ。

審査員からメダルを首にかけられてなんとなくうれしそう。

出場権の中では最も年齢の高い初合格犬のような気がするけれど、
僕が飼い主だということを考え合わせたら上出来だと思うぞ。

ネットで親ばかを自慢しあっていた「ばぐぅ」氏の愛犬も出場していた。
この子は第4位か5位の好成績。

前回も合格していたとのことで、
これで2つ目のB合格のしるしを胸にした。
まだ4歳と若いから、順調に育てば世界大会出場も夢でないかもね。

半年ぶりにあったけれど、ちょっとくらいは覚えてくれていたような気が。
「そらん」は4月になれば満8歳。
あと何回かは競技会に出るかね。

僕が見に行ったら絶対に合格しないのがさびしい。

そらん、再会と別れと2011-01-09

昨年末は、ブログでは書かなかったが、
12月17日にはドギパ、
12月25日にはパートナーズハウスへと遊びに行っている。

ドギパでは10月に久しぶりに会ったウィンディーが、
ちょうど記事を載せたころに亡くなったと知った。
「ごお」、ボス、ジョン、「はいら」を別格にして、
「そらん」が大好きな犬は松山君を含め10頭くらいしかいない。
その中でも長老のウィンディーが逝った。
15歳の大往生だったという。

17日にはレイだけが来ていて、
それなりに「そらん」は喜んでいたけれど、
ウィンディーに示すほど甘えてはいない。
「そらん」の甘えられる相手が、また一頭いなくなってしまった。
さびしい限りだ。

25日は、ほんと久しぶりにパートナーズハウスに行ってきた。
「ごお」生存中は2週とあけずに行っていたけれど、
「そらん」は温泉につかるでもないし、
プールの時期以外は足が遠のきがちだ。
以前は「そらん」の大好きなグレートデンのクルがいたから、
遊ばせてやるために、よく連れて行っていた。
でも、クルがよその犬を嫌がりだしたとのことで、
「そらん」は甘えたいのに、
挨拶だけでもさせてもらえなくなってしまった。

そのクルがいた。
もう10歳近いはずだけれど、まだまだ元気そう。
で、どうやら僕と「そらん」のことを覚えていたのかも。
「そらん」も覚えているようだ。
通常未去勢の雄犬となら無視するか、唸るかするのに、
鼻を鳴らして呼ぶ。
クルも事務所のカウンターによじ登り来ようとする。

この日はクルを制御できる人がいなかったから
正式な対面はできなかったけれど、
もし旧交を温めるようになれるのなら、
月に一度は行きたい。

雪遊びはじめ2011-01-09

5日に初遊びに行った。
寒いけれど天候が回復して晴れてしまっていて、
雪のかけらもなかったか。いつも通りの普通の遊びだけで、
ほとんど写真を撮らずに帰ってきた。

あわよくばと期待していたけれど、
雪遊びは当分期待できそうにないなんて思っていた。
「はいら」と次郎は、がうがぅ遊びができたから満足そうだったけれど、
「そらん」は体力を余していたようだ。

帰りがけに金曜日あたりに雪が積もりそうです。
と、施設の人が言う。
で、昨日、あまり期待せずに、でも積もってるよなと信じて出向いた。

ドギパにつくと、まだ荒らされていない雪が積もったグランドがあった。

「そらん」はいち早く走りたいとはしゃぎまわる。

グランドで遊んでいると、ハルモナ家が来場。
次郎も降りてきて追いかけっこにおもちゃの奪い合いがはじける。

いつもの道具を全部忘れたので買ってやった鳥のトイを占有する「そらん」
私に寄越せとハル。
「はいら」は一人パンダを持って鳴らしている。

次郎は「はいら」が遊ばないと、上手に誘ってがうがぅ遊びに興じだす。
そして時にはみんなで鳥さんを追いかけあい、
また「はいら」とプロレスを始める。
一面雪なので汚れない。

約一時間遊んだところで、暫時休憩。
ハル・モナ家はモナンの持病もあるからここで退散。

後半の部はうちの2頭と次郎君とで楽しむ。
第一部で遊んだあたりは踏みしめられた結果地面がのぞきだしていて、
「はいら」と次郎が絡めばドロドロになるから
奥のほうへ移動。広いとこういう時よい。

「はいら」が疲れだしても、まだまだ元気な「そらん」
雪を投げてもらってジャンプでキャッチ。
まだまだ衰えが感じられない。

「そらん」に負けじと「次郎」も跳んだけれど、
「そらん」の跳びっぷりの良さは際立つ。
ウサギかカエルの血が入っているのかしら。

おろしたての赤い鳥のトイは、「はいら」から奪おうとした「そらん」のために二つに分裂。
小さな破片となってしまいました。
「そらん」が加えていたほうは比較テク原形をとどめているので持っていたら、
「はいら」がほしいといいます。
Aウォークのところにおいて、取りに行けと言っています。
「はいら」は残念ながら、何度か渡来したものの登れませんでした。
横で「そらん」が笑っているよう。

この後「そらん」は登って行きトイを咥え、上から「はいら」に見せびらかしていました。
いつか登れるようになろうな「はいら」。

約2時間の初雪遊びは楽しかったようです。

戦艦「大和」最後の光芒 (全2巻)2011-01-09

横山信義   学研歴史群像新書  各933円(税別)

副題に「沖縄沖最終海戦」とあるように、
実史では無謀ともいえる特攻中、
数字に及ぶ多数の艦上攻撃機の雷爆撃の末、
艦対艦で撃ち合うこともないまま沈んだ不運の戦艦に、
いくつかの「もしも」があって、
世界に誇る巨大戦艦、最大のほうの威力を存分に発揮させた、
架空戦記物となる。

あの戦争がなんであったかは措けば、
ほとんどの日本男子にとって「大和」は永遠の憧れである。
戦前の日本が世界に誇る巨艦、
世界最大口径を誇る9門の主砲。
個艦としては戦艦の誕生以降現在に至るまで、
最大最強の武装だった。
栄光の帝国海軍の象徴。

憧れのあまり、宇宙で活躍させたりしているのだ。

架空戦記物でも、さまざまに「大和」は活躍する。
時には当時の技術力を逸脱させた装備まで持たせて、
縦横無尽に活躍させ、戦局のありようまで変化させるほど。

が、さすがに横山さんは渋い。

昭和.0年当時の彼我の戦力差・技術格差を踏まえ、
限定的に「大和」を活躍させる離れ業をしている。
大和のみならず、沖縄特攻に出撃した艦に含まれない
重雷装艦「北上」「大井」にも活躍の場を与える。

この物語が成立した設定は、
スブルーアンスが「大和」出撃にあたって、
真珠湾での損傷艦に最強戦艦を葬らせることで、
名誉回復をさせる機会を与えたいという思いを持ち、
かつ東郷の海軍に打ち勝ちたいという名誉欲を持たせることで成り立つ。

もう一つには、提督の決断に反して、
機動部隊長官ミッチャーに、
限定的航空兵力で「大和」を屠ろうと画策させ、
戦力の分散をさせることで生じさせる。
機動部隊と戦闘艦部隊の先陣争いが起きてしまったという仮定で、
米軍内部に微妙な齟齬を生じさせ、混乱を作り出したことと、
日本軍側にも航空機による特攻の時期を、
大和出撃に合わせ、戦闘機部隊を出撃させる支援を行うとともに、
特攻機出撃も「大和」の進撃に合わせて実施させたこととで、
「大和」を含む遊撃部隊が進撃することができたという設定だ。

米軍内の微妙な作戦面での齟齬は、
五航艦の作戦実施計画日の変更とあいまって、
ミッチャーを一挙に退場させてしまい、
米軍全体の配置に穴を生じさせた。

それらが相まって、
「大和」は幸運にも護衛艦の手薄な機動部隊と遭遇し、
これを完膚なきまでにたたくと、
機動部隊群から分離していたアイオワ級戦艦2艦を含む、
米艦隊と決戦を行う。
戦力においてやや米軍に有利な中、
重雷装艦を添えていた意図があたり、
満身創痍になりながらも沖縄特攻作戦は継続される。

最後には戦艦10隻からなる米艦隊と
「大和」と随伴艦は最後の戦いに挑む。

「大和」の活躍は胸がすくものだが、
架空戦記物にありがちな軍信奉のような部分がちょいと苦手。
死を美化しすぎているようにも思える。
軍上層部の無策批判は含まれるものの、
情緒的には特攻精神を賛美する結果となっているところに、
反発と同意が絡み合う。

でも、ほんとに横山さん。
さすがの一言です。

ちんぷんかん2011-01-17

畠中恵    新潮文庫    514円

「しゃばけ」シリーズ6冊目。

皮衣という高次の妖の孫だが、
人ならぬものを見ることができるという以外、
何の特別な力もない、
ばかりか病弱でいつでも死んでもおかしくない
大店の一人消す子・一太郎と若旦那と仲間たちが、
江戸の町で大活躍する人気シリーズだ。

これまで文庫化されたものは読んできたが、
そろそろ飽きてきた。

一つ一つの物語は、なるほど面白い。
テンポもよいし、笑いもあれば泣きもある。
安心して読める佳作だとは思っている。
が、結局のところは妖を登場させる必要などないじゃないかと思う。
確かに妖がかかわることで、
独特な雰囲気を作り出すのに成功しているのだけれど、
必然という気がしない。
佐助や仁助などという若旦那の守り役も、
大妖とされ人離れの能力を示しもしているが、
妙に人間臭くなりすぎているように思ってしまう。

なんか繰り言ばかりになったけれど、
たぶん次が出たらやっぱり買って読んでるには違いない。

いちばん初めにあった海2011-01-17

加納朋子  角川文庫   552円

推理作家とされる加納朋子だが、
この人の作品では殺人事件などおきない。
もしかしたら、他の作品では、そうした作風もあるのか知らないが、
これまで読んだものでは見当たらない。
といっても「掌の中の小鳥」
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2006/05/10/359954
のほかには「ささらさや」と「モノレールねこ」しか読んだことはない。

いづれもちょっとした日常の中の謎を扱っている作品で、
謎解きよりも登場人物たちの心の動きをさらりと見せる、
そういうことに力点が置かれていると感じる。

だからなのか連作短編が多い。

この作品は中編といってよい長さだ。
150ページほどの表題作と、
それよりは小ぶりな「化石の樹」の2編が収められる。

表題作のほうは、心の傷の大きさから、
ある種の記憶喪失といってよいのだろう状態の女性が主人公。
人はあまりの衝撃を受けると記憶を書き換えることがあるようだ。
そうした記憶が、ある言葉から再生されていく様を描く。
過去と現在が交互に語られる中で、
彼女の謎が暴かれていく。
そこにある二人の感情は、
そういう関係性が、奇跡だけに、すがすがしいと感じる。
ちょっと時間軸に不思議を感じたけれど、佳作。

「化石の樹」は青年の語りで進められる。
古木の中に挟まれていた手記は、
ある保母が記していた一組の親子のことが書かれていた。
保母は、幼さを残す美しい母親と、
笑顔を忘れた少女のことをつづっていた。
不幸な事故によって母親が転落死した日までを。
ある疑惑を抱きながら。
保母は記憶を樹に託していた。
そのノートは樹の再生を手がける職人によって、
樹から取り出された。いろいろな不思議なものと一緒に。
職人のもとでアルバイトをしていた青年が、
縁があってそのノートを託され、
そこに秘められていた手がかりを追う。
そして保母の記録の核心に思い至るのだ。

ある少女の子供のころの記憶に新たな光が与えられた時、
少女は解放されることになる。
新しい恋と一緒に。

加納明子の作品を推理小説という風には、
僕には読めません。

やっぱり信頼第一2011-01-20

1月1日に動かなくなったNECのパソコンが返ってきた。

ネットにつながらなくなったからLANボードの問題かな、
なんて思っていたら、
次にOSがおかしくなってきて、
修理に持ち込んだらあっさりと立ち上がったものの、
処理に時間がかかる。

とにかく使えないから新しいパソコンを買ってきて、
とりあえず修理ができるか出していた。

NECで調べようとしたら、
まったく立ち上がらない状況になっていたらしい。
で、いろいろ調べたらマザーボードがおかしいと分かったそうだ。
交換したら、すべての不具合が消えたとのことだ。

SOTECのパソコンは実働6か月でおしゃかになったけれど
(購入後なら1年3か月)
ハードディスクの問題が出て、
直すこともなく修理代だけ要求された。

ところがNECは、購入後ほぼ5年たつパソコンなのに、
マザーボードの問題だからと無償修理となった。

このあたりの顧客への対応の差を考えれば、
やっぱりハードに詳しくない普通の人は、
NECとか富士通のパソコンを選んでいるのが良いと思う。
割高感はあるものの、
製造者としての責任感は雲泥の差といえる。

犬飼さんちの犬 (上下2巻)2011-01-20

倉木佐斗志/永森裕二   竹書房   各648円

今、テレビで放映されているらしい。

「幼獣マメシバ」「ねこタクシー」とかと同類のものだという。
ドラマ化すれば適当に面白おかしいものにはなるのだろうが、
小説としてはあまり面白くないように感じる。

特に犬飼者にとっては「こんな犬いるのか」という気がするのではないだろうか。
「幼獣マメシバ」
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2009/08/06/4481035
でも感じたのだが、
この作品でも犬が生きているようには感じられない。
ぬいぐるみを見ながら書いたのかなという印象だ。

ホームコメディーとしては成り立っているように思うけれど、
作品末で著者が書いているような
「動物は動物」を意識しているとは思えない。
十分にできすぎの関係でしかないと思う。

ストーリーとしては、企業の中間管理職として、
地方のテコ入れのために単身赴任中の父に内緒で、
家族が犬を飼い始めていた。
父は大の犬嫌いなのである。
犬飼なのに犬嫌いな彼は、
単身赴任先でも犬とかかわらざるを得ない、
家族も犬を飼い始めている。
犬と関わり合いになりたくないと思うのに、
かかわらなければならなくなった。
その状態から彼が犬とコミニケーとしていく様を描いている。
「幼獣マメシバ」で活躍していた二郎が、
脇役で登場しているのはご愛嬌。

犬との関係が劇的に変わる点が嘘っぽいが、
犬との付き合いから、
人との関係を見直しているところだけは共感できるかな。

犬の物語を読みたい人にとっては
はっきり言って読むに値しないという読後感を感じました。
軽すぎ。うまくいきすぎ。
軽く読み流してみようという人以外にはすすめません。

表紙や中扉のサモエドの写真はかわいい。
上下巻で1300円を超える買い物だったけど、
とりあえず写真だけには満足しています。

だから言いたい。
サモエドの人気が上がりませんように。
また粗製乱造が起きてはサモエドファンが泣いてしまいます。