やっぱり信頼第一2011-01-20

1月1日に動かなくなったNECのパソコンが返ってきた。

ネットにつながらなくなったからLANボードの問題かな、
なんて思っていたら、
次にOSがおかしくなってきて、
修理に持ち込んだらあっさりと立ち上がったものの、
処理に時間がかかる。

とにかく使えないから新しいパソコンを買ってきて、
とりあえず修理ができるか出していた。

NECで調べようとしたら、
まったく立ち上がらない状況になっていたらしい。
で、いろいろ調べたらマザーボードがおかしいと分かったそうだ。
交換したら、すべての不具合が消えたとのことだ。

SOTECのパソコンは実働6か月でおしゃかになったけれど
(購入後なら1年3か月)
ハードディスクの問題が出て、
直すこともなく修理代だけ要求された。

ところがNECは、購入後ほぼ5年たつパソコンなのに、
マザーボードの問題だからと無償修理となった。

このあたりの顧客への対応の差を考えれば、
やっぱりハードに詳しくない普通の人は、
NECとか富士通のパソコンを選んでいるのが良いと思う。
割高感はあるものの、
製造者としての責任感は雲泥の差といえる。

犬飼さんちの犬 (上下2巻)2011-01-20

倉木佐斗志/永森裕二   竹書房   各648円

今、テレビで放映されているらしい。

「幼獣マメシバ」「ねこタクシー」とかと同類のものだという。
ドラマ化すれば適当に面白おかしいものにはなるのだろうが、
小説としてはあまり面白くないように感じる。

特に犬飼者にとっては「こんな犬いるのか」という気がするのではないだろうか。
「幼獣マメシバ」
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2009/08/06/4481035
でも感じたのだが、
この作品でも犬が生きているようには感じられない。
ぬいぐるみを見ながら書いたのかなという印象だ。

ホームコメディーとしては成り立っているように思うけれど、
作品末で著者が書いているような
「動物は動物」を意識しているとは思えない。
十分にできすぎの関係でしかないと思う。

ストーリーとしては、企業の中間管理職として、
地方のテコ入れのために単身赴任中の父に内緒で、
家族が犬を飼い始めていた。
父は大の犬嫌いなのである。
犬飼なのに犬嫌いな彼は、
単身赴任先でも犬とかかわらざるを得ない、
家族も犬を飼い始めている。
犬と関わり合いになりたくないと思うのに、
かかわらなければならなくなった。
その状態から彼が犬とコミニケーとしていく様を描いている。
「幼獣マメシバ」で活躍していた二郎が、
脇役で登場しているのはご愛嬌。

犬との関係が劇的に変わる点が嘘っぽいが、
犬との付き合いから、
人との関係を見直しているところだけは共感できるかな。

犬の物語を読みたい人にとっては
はっきり言って読むに値しないという読後感を感じました。
軽すぎ。うまくいきすぎ。
軽く読み流してみようという人以外にはすすめません。

表紙や中扉のサモエドの写真はかわいい。
上下巻で1300円を超える買い物だったけど、
とりあえず写真だけには満足しています。

だから言いたい。
サモエドの人気が上がりませんように。
また粗製乱造が起きてはサモエドファンが泣いてしまいます。