これぞ下僕の生きる道2006-07-01

昨日、寝る前にお願いしたのに、天気の神さん聞きとげてくれない。
朝、いつものように「そらん」に踏まれ、
さわやかには程遠い目覚めを迎えて通りを見たら、雨。
階下に降り、、新聞を広げると、天気予報は雨。明日も雨。
先週は土曜日が晴れたけれど、その日は外せない用事でだめ。
日曜は雨だったから、ごまかしてごろ寝してた。
その前の週は、ドギーズパークまで行ったけど、途中から本降り。

さすがに「そらん」の機嫌は最悪の様子。
今日、行かなければ、どんなお仕置きが下されるのだ、
雨天で遊ばせるのは憂鬱だが、「そらん」のお仕置きを受けるよりましだ。
それに3週間以上の汚れも何とかしないと、同居人からも叱られる。
スリスリ用の敷物やバスタオル、バスロープ替りの服を用意して、
カメラも持たずに、パートナーズハウスを目指すことにした。

「そらん」たちの飲み水を用意していると、冷蔵庫がおかしい。
なんてことコンプレッサーが壊れている。
あいたたたたたたた。僕はすでに死んでいる。
先だって、SOTECのパソコンが、実働2年でハードディスクが昇天され、
新しいパソコンを買ったばかりで、その上冷蔵庫。
とほほ、なのであった。

懐の寒さが心を痛めつける。

そして、隙間風の吹く懐のまま、犬孝行が強行された。

雨天にもかかわらず、パートナーズハウスにはラブがいっぱいいた。
今日は多頭飼いの人ばかりが目立つ。
小雨の降る中、30分ばかり遊ばせていると、本降りになってきた。
ちょっと休憩。犬たちはおやつにわんこアイス、
僕は焼きそばを食べて遅い朝食。
雨は全然止みそうにもないから、食事後傘をさして、さらに遊んでいただく。
「ジョン」は今日はずいぶんはしゃいでいる。
初めてプールに飛び゛込んだし、「そらん」と行動を共にして、
僕はほったらかしで山の中を疾駆する。
こんなに元気なジョンを見るのは初めてだ。
雨だからカメラを持ってこなかったのが悔やまれる。

降り続く雨にめげ、2時半から2頭を順番にシャンプーする。
すっかり洗いあげ、乾かし終わるころ、「そらん」の友達が来た。
ついでに予想を裏切って、晴れてきた。
洗い上げた後汚れるのは、さすがに耐えられない。
いまさら遊ばせられへんから、挨拶だけして帰ることにした。

今日も充実の下僕ライフ。
少しは感謝してや。「そらん」よ、ジョンよ。

ディロン 第5話2006-07-02

先週見逃したディロン。今日が最終回だ。
最後まで共感できないまま終わったなという印象です。
ディロン役のゴールデンに惹かれて最終話も見たけれど、
保護活動の実際も、AAA、AATも未消化。
10歳で健康な犬が、あんなに足腰弱っているように表現するのにも違和感あり。
ゴールデンが主人公だから、見ちゃったけど、
NHKしっかりせえ!
と、さけんでいると、同居人が一言。
ええ話やないの。

どうやら知らないうちにあら捜ししていたらしい。

でもね、原案の本から外れまくった物語に反発しているの仕方ない。
「ごお」が主人公だったほうが、絶対いいと思う、
「ばか」い1主のひねくれて歪んだ感情が出るのもやむをえず。

お粗末

犬との別れ2006-07-02

三田誠広  バジリコ株式会社  1500円

三田誠広は「僕って何」で芥川賞を受賞し、
「いちご同盟」で時代を切り裂いた作家だ。
もうすぐ還暦になろうかという人である。

この「犬との別れ」は2004年に刊行され、
ゆっくりと売れ続けている書下ろし作品です。
なぜか突然犬を飼おうとした三田さんと、
生後2ヶ月で三田一家と暮らすこととなったハハスキーのりゅうのすけとの、
15年間が、三田さんの思い出をまじえて書かれています。

非常に感情を抑えた筆致で、ゆっくりと語られる犬との15年間は、
さすがに文学者としての力量の高さを感じさせます。
犬(三田さんは表記する)がいたことで、
作家としての孤独に耐えられた日々、
犬がいることで知った喜び、
犬が老いていくことで味わったむなしさ、
それらが、愛おしさを滲ませながらも、、オーバーな表現になることもなく、
読み手の心にじんわりと届いてきます。

ぜひ読んでみてほしい一冊です。

8点

火曜日は訓練。2006-07-04

ブログをほったらかしにしている間も、「そらん」の訓練は続いている。

今日も「そらん」は浮き浮きと遊びに行き、僕は訓練されに行く。
基本服従は、僕が本気で望んだときは、「そらん」はかなり正確にする。
だけど、「そらん」は少しでも隙があれば、容赦なくどこかにすっ飛んでいく。
訓練士が指示を出していても、僕がいると甘えに逃げてきてしまう。
やはり問題は下僕にあるのだ。

僕は「そらん」のことを「あほのそらん」とよく呼ぶが、
実はとんでもなく賢いのが「そらん」なのかもとも思う。
僕の真意をどの辺にあるのかをすばやく見抜き、
本気か言葉だけかを見極め、自由の範囲を見定めているように見えるのだ。

捜索は、ほんとに好きなようだ。
今日も二人を見つけるのに5分程度で終わった。
遠隔操作だけなら失敗するくせに
捜索を楽しんでいるときは、右、左もすっと聞く。

いつでも捜索ゲームだけなら、「そらん」にとっては天国のような火曜日だ。

最後のパートナー2006-07-06

西田章・深雪  幻冬社  457円

盲導犬が引退したら、どこに行く。
答えは、ごく一部の例外を除いて引退犬引き取りボランティアの元にいくのである。
それがどういうボランティアであるのか、この本で明らかになる。
パピー・ウォーカーが、乱暴に言えば楽しさを蓄積していくのに対して、
引退犬ボランティアは悲しさを蓄積していく性質がある。
下手すれば、「心」が磨り減っていきかねない活動なのだ。

西田さん夫妻の写真と文からなる本書は
2004年に単行本化され、この6月に文庫化された。
引退犬のことを書いたものは、
郡司さんの「リタイア」などがあるが、非常に少ない。
引き取りボランティアが書いたものとしては、
ほとんど唯一といってよいものが本書ではないかと思う。

この現実を見るかぎり、引退犬ボランティアが無言で果たしてきた役割に
ただただ敬服するしかない。
この現実を知ることも必要と思う。

7点

スイカが好き2006-07-07

ジョンは「ごお」と嗜好が似ている。
蕎麦と蕎麦湯が大好き。
これは「ごお」と一緒で2リッター一気飲みする。
気をつけないとおしっこを漏らしてしまう点が「ごお」とは違うけど。

すいか。「ごお」と僕でMサイズの半分をわけわけして食べていた。
ジョンもそれくらいの量を食べそうだ。
夜中にたくさんやると、お漏らしされてもかなわんから、
今のところ「ごお」に上げていた量の半分くらいをあけている。
ペロッと食べてしまう。

なんだか、「ごお」が生きていたら、こんな感じで心配しながら、
スイカをやっていたろうし、蕎麦湯も飲ましていただろう。
そう考えると、
つくづくジョンは我が家にやってくるべくしてやってきたんだなあと思う。

ジョンが「ごお」の代わりをしてくれている。
そろそろお骨を土に返すことを考えよう。

ウィード 402006-07-07

ついていくよ。どこまでも。
くだらないとは言いません。書きはしても。

ウィード恋してます。青春してます。
親父の銀は、赤目とともに北海道へ。
ロシアの軍用犬崩れたちと接触しています。

ああ、もう時間とか歳とか気にしません。
考えれば地獄だ。

がんばれ国盗り物語。がんばれ任侠漫画。がんばれ戦争漫画。

フダン「平和が尊い」とか、言ってたって、この漫画が好きなようじゃあ
お里が知れるということですわ…

ジョンの勇姿2006-07-07

なかなか写真を整理できなかったけど、
やっと機能整理した。
新しいNECのパソコンのおかげです。
クラッシュしたSOTEC製パソコンのことは機会を改めて愚痴ることにする。

新しいパソコンは快適だ。やっぱり腐ってもNECだ。
素人には富士通やNECが、やはりいい。

さて、写真を整理していると、ジョンのうれしい姿が、結構ある。
しばらく撮りためたジョンを載せていく。

走りも軽快になってきたよ。来たころの写真と比べたら
後ろ足のあがり方がいい!


↓来て2ヶ月ころの写真↓
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2006/04/12/

下僕は辞められない?2006-07-09

ジョンも鼻ぱっくん
台風が日本の近くにいて、なんだか天気がすっきりしない。
土曜日は抜けられない用事があったので、
今日犬孝行に向かう気だったのだ。
幸い天気予報は滋賀県は太陽マークが出ている。
ドギーズパークへ行くことにした。

「そらん」はゴールデンのジャン君一家が大好き。
久しぶりに会えて、ご主人にべったり甘えていた。
ジョンも今日は何度も会った犬ばかりだったから、
のんびりまったりしている。
つい張り切って「そらん」を追いかけたところ、
傍若無人な「そらん」に跳ね飛ばされて泣き声を出した。
関節が痛かったらしい。

3時過ぎに急に天気が崩れてきたので、軽く洗って帰って来た。

来週は3連休。どこか遠くに行くことを考えよう。
再来週と、その翌週は出張が入っている。
しばらく犬孝行ができなくなるのだ。

写真はジョンの無駄芸。
「そらん」に教えているから、ついでにさせてみた。
結構上手に載せさせるし、ぱっくんもする。

1週間たつのは早い2006-07-12

「そらん」の訓練は順調に進んでいる。
根っからの下僕の僕も、少しは「心」を入れ替えて、訓練にあたっている。
その成果か、最近は「そらん」も時々はびしっと決めてくれるる

「そらん」を世話してくれている訓練士が独立して、
訓練場所が変わることもある。
今日ははじめての公園に出向いた。

なかなか広くていい場所である。
木立に隠れる訓練氏を探させると、
喜んで走り回る。遠隔の指示を出すと、素直に聞いてあっという間に捜索し終えた。
なかなか優秀なようだ。これで下僕が優秀なハンドらーだったら、…。

午後からは警察の施設でさらに訓練をつけてもらってきた。
どうやら訓練士さんからは、「そらん」は期待されているらしい。