ワンコグッズをどこで買うか2005-10-27

ワンコのためのグッズ。日常品からお散歩用品・薬品まで
いろいろな店で探したし、ネットでも相当に探した。
例えばレインコート。
ホームセンターでペティオあたりの既製品を買ったら、
値段は手ごろだけれど、いまいち機能的でなかったり、
着せにくいものだったりする。サイズも微妙に合わない。
かといってオーダーで作ろうとしたら、
人間用よりはるかに高額になったりする。
ヤフー・オークションで探したりもしたけれど
ここではサイズ表記がばらばらで困り果てた。

そんなこんなで試行錯誤の結果、
アイアンパロンでレインウェアやジョイントレスキューなどのサプリメント
http://www.retriever.org/
ペティックでケージやはさみなどのアメニティ
http://petech.jp/
オークションでウンチ袋やオレンジXを手に入れるようになった。

オークションでは製品が出品されていたらかなり安く手に入れることができるのだ。
オレンジXは800ccの物が2000円程度で求められる。
まとめて買うのならとてもお得だ。
アイアンパロンは製品はしっかりしている。
ペティックは業務用が主体だけれど、確かな商品が求められる。
処方食は本間獣医科医院で随分と助かった。

こうしたものを探し当てるのに随分と遠回りした。
こうした情報が交換できるのならありがたいと思っている。

里親に応募した。2005-10-25

「ごお」の死を知らない人がたくさんいる。
「そらん」と二人だけの僕を見て、
「ごお」君はどうしたの?
生前親交のあった犬たちの飼い主が尋ねてくる。
そのつどせつない気持ちで「亡くなりました。」と応える。
返ってくるのは、「いい子やったのに、さびしいですね」
「ごお」は結構みんなに可愛がられていたことを思い出す。

そういえば、うちに来る福祉関係の人、もともとは犬嫌いだった。
何度も家に来て、「ごお」を見ては震えていた人が
いつの間にか「ごお」をなで、餌までやるようになった。
「ごお」は癒しのある犬とまで言ってくれた。
「そらん」には未だなれてくれそうにないのだが。

9歳と10ヶ月で逝ってしまった「ごお」の供養にもなるかなと考え
里親募集サイトをこの何日間か見ている。

(「里親」という用語は人間以外には使って欲しくないという主張を見たので、
これ以後、新飼い主募集サイトと表現します。)

新飼い主を探す書き込みはほんとうに多い。
高齢の飼い主が死去して飼い主がいなくなった犬
家族の病気などで犬の面倒まで手が回らなくなってしまう人。
手放したくないが、手放さざるを得ないため、
泣く泣く別れを考え、犬たちを任せられる人を探す。
そんな悲しさも多い。

一方では無節操に子犬を産ませ、山中に捨てる人もいる。
そういう犬たちを保護し、新しい飼い主を見つけようと努める人たちもいる。
捨てる無責任な輩は、こういう活動をいったいどのように見ているというのか。

「ごお」を喪い、「そらん」も僕もさびしい。
その寂しさを埋めるため、子犬を迎えようとしている。
ブリーダーから迎えようと考えていたが、
人と犬の不幸を一件でも減らせるのならと考え直し、
新飼い主募集サイトにて引き取ることを考えてみた。
「そらん」性格なら非常に従属的な成犬か、6ヶ月未満の子犬ならなんとかなりそうだ。
いくつかのサイトを探していると、僕の考える条件に近いものを見つけた。
そこで応募してみた。

現在の飼い主とメールで何度かやり取りしたが、
すごく嬉しかったのは、その家族はしんどくても、
その犬を飼い続ける選択をしてくれたことだ。

家族として飼い続ける選択をされた。
この一家の楽しい日々を願わずにはいられない。

新飼い主募集と書いていながら販売目的の書き込みも結構目にした。
また、純血種には希望が殺到するという現実も聞いた。
いくつかの団体が、避妊去勢を義務付けるのは
転売や種犬にする目的の金目当ての応募を除外するためという。

まったく、なんてことだ。

またまた雨2005-10-24

目覚めると(そらんのサミングにより起こされた)
外は雨。昨日に続き雨。これじゃあどこにも行けないね。
こうなれば寝るしかない。

「ごお」が逝ってしまってはや一月
「ごお」の不在にも随分慣れてきた。
ひょっとした拍子に寂しさが頭をもたげるときもあるが、
おおむね心は平静である。

生前「ごお」は「そらん」にたくさんの我家でのしきたりを示していた。
「ごお」がいる間、決して「ごお」の仕事を真似しなかった「そらん」が
この一月で驚くほど「ごお」と一緒の行動をするようになった。
散歩から帰ってきたら足を一本ずつ出して洗わせる。
洗ったあとは乾いた布で拭くまで上がらない。
散歩の後のおやつをもらうために「ごお」が座って待っていた場所で
同じように座り込んでまっている。
食事タイムには必ず僕を呼びに来る。
ベッド上でへそ天で寝る。
なんだか「ごお」が乗り移ったかのように思えるほど
行動様式が似通ってきている。

まだ「ごお」とはぜんぜん違うところもたくさんある。
ベッド上で抱っこはさせない。
フルーツもそばも食べない。僕に命令はしない。
何もかも一緒でないのが心地よい。

昼から9種混合ワクチンを接種しに行く。
来週が晴れるといいな。

秋の牧場からアジアワーキングドッグサポート協会へ2005-10-13

今回の旅の目的は『ごお』との思い出を辿ること。
2004年8月にはじめて『犬の牧場』を訪れてから
犬の牧場は『ごお』の大好きなスポットとなった。
リバーワールドで思う存分泳ぎ、牧場でゆったりする。
雪の牧場では、てんかん発作を起こした後とは思えない、
若々しい『ごお』が爆発した。
これからも『ごお』と遊んだ犬の牧場に『そらん』と一緒に来るだろう。

8日には犬の牧場をあとにし、関東の友人に紹介されて以来親交を持つ
アジアワーキングドッグサポート協会を訪れる。
http://www5d.biglobe.ne.jp/~awdsa/
この協会のトレーナー・野地さんに初めて会ったのは
もう5年も前のことである。
二子玉川にあった「いぬたま」で行われたイベントを見に行ったときのことである。
なんだか騙されたような格好で、『ごお』と一緒に『いぬたま』のステージに立ったのは、つい昨日のことのように思う。
偉そうに講釈をたれるトレーナーとは違い、野地さんは『ごお』のことを褒めてくれた。
『家庭犬はこれでいいんだよ。』
介助犬や救助犬が居並ぶ中でステージに立ったが
『ごお』の集中力は大勢の観客を前にしても途切れなかった。
じっと僕を見ていて、いつもどおりの指示ができた。
後で行われた撮影会では名犬たちをさしおいて、
なにもできないけれど観客にもてもてだった『ごお』。

懐かしい人たちに会い、そうしたことを思い出していた。

秋の犬の牧場 32005-10-12

60センチくらい飛び上がっているってわかる?
牧場での2日目は晴れ。
午前中遊ばせたあと、牧場の子犬をじっくり見る。
『ごお』の四十九日もすんでいないけれど
『そらん』がひとりになって寂しそうだから
弟分を早くも迎える算段をしている。

本当は『ごお』が居るのが望みなのだが、
もはや帰っては来やしないのだ。
残された『そらん』が楽しくしていられるようにしようと考えている。

ほんとは『ボス』が家に来るのがよいのかもしれない。
だけれど、姉の家にとっても大切な家族なのだ。
そういうわけにも行くまい。

残念ながら適当な子犬には出会えなかった。
次の機会を待つしかないだろう。

午後からは八ヶ岳リゾートアウトレットに行く。
『ボス』のためにTシャツとリード、チョークチェーンを買う。
Dog DEPTが店をだしている。
『ごお』のためにTシャツを買ってやらないうちに、
『ごお』は逝ってしまった。
せめてもと配偶者の『ボス』に買ってやることが供養というもの。

リゾートアウトレット内は犬が入店可能なショップも多くて
楽しいぞ。

秋の犬の牧場 22005-10-12

本気じゃないったら
牧場でいっぱい遊んだあとは、『和泉館』という旅館に泊まる。
海ノ口温泉にある犬と一緒に宿泊可能なところである。
平日なので犬連れの客が他にいないこともあり
ハウス(コテージ風)が使えた。
前にここに泊まったときは畳の部屋だったので気を使ったが
今回はフローリングということで気兼ねせずにいられた。

床にシェラフを広げると『ボス』と『そらん』はうえに寝転びじゃれ始める。

ここでも『ごお』なら僕にぴったりついているのに
二人は少し離れて陣取る。さびしいぞ。この部屋で2連泊だ。

一泊2食で2日間居て13000円ならリーズナブル。
また来たい。

朝食時、『そらん』がちょっとした騒動を起こす。
ベランダに面した窓のロックを外し脱走してきた。
ベランダの柵も越えて旅館の自動ドアの前で僕を探していた。
困ったやつだ。

秋の犬の牧場2005-10-11

ボスとそらん
5日夜、犬の牧場向けて出発。
大阪から小淵沢まで8時間かけて行く。
『ごお』がいなくなってはじめての遠出だ。
信州には今まで何度も犬連れで行っているが
『ごお』がいないのははじめての経験だ。
道中、必ず2時間程度仮眠することにしている。
今回は恵那峡で仮眠した。
『ボス』も『そらん』もいるから寂しさはないと思っていたが
いつもならピタッと体をくっつけて眠る『ごお』がいたのに
今回は誰もくっついてきてくれない。めいめいに場所を決めて眠るのみ。
翼を失ったような感じがする。

仮眠後、再スタートし、諏訪湖でワンコの食事タイム。
僕も軽くそばを食べ、後は休憩なしで『犬の牧場』に直行。
大阪を出たときにはしょぼついていた雨も
到着したらなんとか上がっていた。
昼からは八ヶ岳も姿を見せ始めた。
広い牧場を思い思いに散策し、ボスはゆっくりと空気と草を味わい
「そらん」は全力で疾走する。僕は左に『ごお』の不在を感じる。
ついつい『ごお』って呼んでいたりする。
なんだかひょっこりと現れて、ペロンって手を舐めてくれるようなきもした。
もう『ごお』との幸せが戻らないと思うと、寂しさが襲う。
だけれど、次第に晴れていく空のように、僕の寂しさもはれていく。
『そらん』は『ごお』とは違うから可愛いし、
それなりのやり方で空隙を埋めていく。

しばらく遊んだあと、牧場主の川俣さんと話す。
8月の発作後の事を聞かれて、いろいろ話すうち
十分に生きたんだ。との言葉があった。

11歳のボス。この旅が最後の遠出にするつもり。
『ごお』の短すぎた一生の分、長生きして欲しい。
近場に行くときは、また一緒に行こうな。

犬の牧場2005-10-05

空気がおいしい
2004年8月末、はじめて『犬の牧場』を訪れた。
広大な牧場は都会では決して得られない開放感がある。
「そらん」も「ごお」も、山上のさわやかな空気がいたく気に入ったようで
思い思いに牧場を散策し、草を食んだりしていた。

僕たちはみんな八ヶ岳の稜線に見とれ、
時間を忘れてのんびりした。
普通のドッグランでは味わうことのない時間は、
『ごお』にも『そらん』にもすばらしいひと時になったに違いない。
それ以来5度『犬の牧場』には行っている。

明日から、思い出のいっぱいある場所へ
『ボス』と『そらん』を連れて行く。

車上生活犬2005-10-04

運転席は僕のもの
「ごお」は生涯を通じて8万キロもの旅をした。
とにかくクルマに乗りたがった。
家の周りを普通の散歩に行こうとしても、
クルマの周りを一廻り、視線はずっとドアを見上げている。
『どっか行こうよ』とアピールする。
行った先でも僕が飯を食べている間。
           他の用事をしている間
外につないで待たせれば泣き叫ぶ『ごお』が
クルマでの待機だと4時間でも6時間でも気長に静かに待っている。
『ごお』との別れとなる日も、
医者に連れて行くためドアを開けたら、勇んで乗り込んだ。

そんな車上生活犬になった『ごお』は
水泳とおなじで、最初は、踏ん張って乗るのを拒否していた。
また、クルマ酔いがひどく20分もすると泡を吹いたり、吐くなどしていた。
だけれど『ボス』ちゃんのところを訪ねたり、
大好きになった川遊びに出向いたり、山遊びに連れて行くうち、
クルマに乗るのはしんどくて嫌な顔をするものの、
自ら進んで乗るようになった。当時のクルマはパジェロだったのだが、
前席の後ろで小さく丸まって、我慢していたことを思い出す。
そんなことを何度も繰り返しているうち、クルマ酔いをしなくなり、
クルマから見える外の風景を楽しみだしたように思う。
座席下で震えるようにしていたのが、
窓から外を見るようになり、助手席に上り、
ある日ついに運転席にやってきた。
そのときは高速に乗っていたので、ひやりとした。

ケージなり何なり使用すればよいと、たいていの人は思うだろう。
ところが天下無敵の自由犬として育った『ごお』のこと
ハウスがクルマであり、家そのものだったのだ。
生涯『ごお』は、ケージに入ることを嫌がった。
それに運転中ずっと左ひざに犬を感じるのも、捨てがたい感覚だ。

あっちこっちに行って一緒の車中泊。
楽しかったなあ。また行きたいね。

水泳大好き2005-10-02

『ボス』と一緒 湯浅パートナーズ・ハウス
水泳が大好きだった『ごお』。
川の匂いがするだけで興奮し、泳ぎ出したら呼んでも戻ってこない。
散歩の途中で水田を見れば飛び込み転げ回る。
夜の散歩でも油断していたら池に飛び込みおおはしゃぎ。
大雨で増水する濁流にさえ飛び込む。

そんな『ごお』も最初は水が恐かった。
初めての遠出で『ボス』ちゃんの家に行ったとき、
川ではしゃぎ、泳ぎ、走り回る『ボス』を見ながら、
川縁でへっぴり腰で前足を水につけ震えていた。
大きな人が来て、いきなり抱き上げられ川に放り込まれた。
必死の表情で土手に逃げてくるところを捕まえられ、また放り込まれ、
今度は僕のところに逃げてきた。
そこをまたとっつかまれ放り込まれる。

水しぶきをあげながら、ばたばた犬掻きしながら
『ごお』は逃げ道を探した。そこに『ボス』がいた。
『ボス』の後を追いかけるうち、次第に水になれ、
20分もしたら上手に泳ぐようになっていた。

水遊びが大好きになったものの、
このことがトラウマとなったのか、
たいていの人は大好きで、すごく甘えん坊だった『ごお』だが、
大きな人にだけは、ちょっぴり恐怖を感じていたようだ。

結局、8月5日に水泳中の癲癇を起こす日まで、
四季を通じて泳ぎ続けた犬生だ。
一番驚いたのは2月の木曾で川に飛び込んだこと。
捕まえに行こうとした僕が、川に手を突っ込んだとたん
そのあまりの痛さで顔をしかめたのだ。
その状態で1時間も水から上がってこなかった『ごお』は
えらい