動物虐待監視委員会2009-02-05

というものをアークエンジェルズ代表・林俊彦氏が結成したそうだ。
http://ark-angels.jp/topics14.html
『ずばり一言』でも21日付で書いている。
http://angels1947.blog104.fc2.com/blog-entry-142.html
下は昨年12月5日付での『ずばり一言』での書き込み。
http://angels1947.blog104.fc2.com/blog-entry-142.html
入会申し込み通知文も作成されている。
http://ark-angels.jp/kansiiinkai-mousikomi(net).pdf
設立に先立ち白書なるものも11月4日に作成している。
http://ark-angels.jp/resukyu-hakusyo(net).pdf

これらの資料を読んだとき、
何よりも問題なのは『虐待』の定義さえなされていない点にある。
林氏が虐待と考えれば虐待というのであれば、
あまりにもご都合主義の杜撰なるものといえよう。
一体なにを持って虐待と断じるのか、
基本的な定義さえ示されていないような委員会など聞いたことが無い。


アークエンジェルズ、もしくは林俊彦氏からの発信の要点は次のものが一番肝心の部分なのだろう。
「当委員会は、動物愛護精神を尊び人と動物の共生を図り豊かな社会を形成する事を目的とする。
動物の遺棄、虐待を未然に防ぎ劣悪な環境下に飼養されている動物を救い出し、
治療を行い健康体に戻し一般家庭にて終生飼養されるように活動します。
繁殖施設の改善及び動物取扱業者の資質向上、飼い主のマナー向上を推進し動
物愛護に関する法律の遵守を監視、指導し殺処分ゼロを目指します。」
そうした趣旨を書いた上で以下のように書いている。
入会資格者を「動物取扱業者」「ペットを保有する人」「動物愛護を推進する個人、団体」とし、
入会金が金1万円、月会費1万円を徴収しようというものである。

が、ちょっと待て。この監視委員会は
「いつ」「どこで」「誰が」参加して設立されたのか。
現在時点での委員会活動の参加者は明かされない。
アークエンジェルズの資料を見る限り、設立に当たっての協議をした形跡は認められないし、
行政との連携を謳いはしても、具体的な働きかけと内容が開示されていない。
全く持って不透明極まりない内容だ。

全体を見渡して読み取れるものは、
「動物虐待監視委員会」はアークエンジェルズから保護活動のみを切り離したもので、
呼びかけ人・林俊彦氏が、設立総会すらしていない状況で委員長に就任するものである。
実に個人的な委員会活動だ。
会としての体裁は全く整っていない。
設立賛同者も何も示されていない点は異様としか思えない。
アークエンジェルズの規約は、体裁だけは整っていたが、こちらはそれさえない。

「保護収容した犬は保護シェルターにて保護管理し、レスキュー活動は新たな組織でレスキューチームを組織し活動を分離させることとしました。」
と、言うことらしい。
つまるところアークエンジェルズでしかない。
委員会は別組織というが、本部がアークエンジェルズ内である。
委員会組織としての独立性が無いのに
「併せて飼い主の飼育マナーの向上、ブリーダーの健全な施設維持監視と適切な繁殖を指導監視することにより動物の遺棄、虐待を防止し不遇な動物の保護に努めます。」
という目的が達成できるのか。

高島シェルターは4名の常勤スタッフしかいないらしいのに、
http://arkangels.blog34.fc2.com/blog-date-20090131.html
そのうちの一人は委員会活動に専心できるとも思えない。

一体なにをしたいのか、理解できないでいる。

この委員会の活動は何かといえば、
いろいろと書いてはいるが、具体像は見えない。
以下のような示しがあるが、どの項目にしても、
この委員会に介入できる状況ではない。
虐待監視といいながらい委員会への参加資格は、監視対象者のみ。
委員会が虐待として認定するための審査機関の存在が示されていない。
委員会に参加さえすれば、
優良飼育、優良繁殖、優良ショップだとする気なのか?

時間が取れれば、一つ一つに僕の考えを書いてみたい。
今は書かれている内容をお知らせしておくだけとなる。

1、人と動物の共生を図り安心して暮らせる環境作りを目指します。
2、飼い主の飼育知識向上と飼育マナーの指導、向上を目指す。
3、ブリーダーの健全な施設維持監視と適切な繁殖を指導監視。
4、動物の遺棄、虐待の防止および発見した場合の通報、告発。
5、狂犬病予防法に基づく予防注射接種義務の励行、指導推進および摘発。
6、犬登録制度の義務励行、指導推進および摘発。
7、人畜感染症の予防のための衛生管理および監視活動。
8、各地域の獣医師会との連携。
9、行政との連携


繁殖業者への要望および改善項
1、純潔を守り無理な繁殖はしない。
2、子犬を販売する際は幼齢不妊手術の奨励。
3、社会性を身につけるまで母犬と暮らさせる。
4、母犬は年1回の出産、高齢出産は7歳を限度とする。
5、不用犬は処分せず動物愛護団体に引取りを要請する。
6、狂犬病予防注射の励行。
7、畜犬登録の励行。
8、混合ワクチン接種の励行。
9、適切な価格帯を決め安売りをしない。・

コメント

_ (未記入) ― 2009-02-05 03:41

どこかで見たことあるような文章をずらーと項目として並べて御託を述べてますけど、上辺だけ取り繕ってる感じですよね。
これから1年間具体的にどう広がっていくのかもなにもありゃしない。具体的にどう行動、活動するのかも見えやしない。
とりあえず、本気で有志や賛同者の協力を得るつもりでいるのなら、1月2月3月とスケジュール予定を発表したりとかもしますよね。

木木はいったい賛同者を広く集めて活動を大きくしたいのか、それとも自分の意のままに動く人材だけを集めて小さな寄り合い集団として、自分らの生活費も稼げるシステムを作りたいのか?
何か矛盾してるんですよね。ちぐはぐそのもの!

ま、今年の12月31日に今年1年のAA(林)の総括を検証?すればわかると思います。
具体的に何をどう行動し、どう活動が発展したかを…。
きっと今年の年末での評判は、たいした発展もなく言いっぱなしのぐずぐずで終わったねって、そんな粗末な評価で終わるんじゃないかと
私は想像してます。
だいたい、普通の犬好きの一般人が、木木らが何か違法行為でもするんじゃないかと警戒されるような人柄では、希望なんて託せないし、持てないんですよね。
木木さん、あなたには信望がないということを、そろそろ気づいてはどうですか?

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