和歌山の件、訂正と補足2020-10-01

PCR活動→TNR活動

うろ覚えで書くとろくなことがない。
あと金額が間違っていたが、こちらは本文でなおした。

あと保健所としたが正しくは「動物愛護センター」でした。

平成31年開設予定で、クラウド・ファウンディングの実施にあたり
「犬猫の不妊去勢手術と簡易な治療も実施する予定」
「そのためには手術台や診察台、麻酔装置など様々な設備や薬品が必要」
とうたっている。

つまり目標設定額の1800万円は
あらかじめ見積りされていたということになる。
だから1800万円かそれに近い額は使用されていないとおかしい。
なのに一度目の説明で使用金額が600万円弱としたのだから、
そもそもどんな計画であったか設計図が提示されるべきなのだろう。
見積もりに対する執行率が30%台というのは、
諸事情があったとしても異常な事態である。

それら用具・薬品を購入した以上、
実際に運用されている必要がある。

すなわち「動物愛護センター」に市の職員として働く獣医師がいて、
商売としての獣医療としてではなく、
行政として避妊虚勢を推進していく計画であったと考えられる。
そこには手術料金は発生しない。
飼い猫等の手術・治療で料金が発生しているならば
事業収益が決算上あるはずである。
市議には突っ込んだ調査が望まれる。

「動物愛護センター」職員は言うまでもなく公務員である。
市職員として報酬は支払われるべきであるし、
手術手当なども市の予算で賄われるべきものだろう。
民間からの依頼に料金が発生しているのであれば、
それは市の収益となる。

もしもこの事業遂行のために発生する人件費・消耗品費など、
それさえもクラウド・ファウンディングで賄うと想定しているならば
毎年クラウド・ファウンディングを実施し続けなければならない。
ざっと見た印象では、この年一度限りのもののようだ。

職員採用は臨床経験者を採用する計画でなければならない。
一度目の説明で
22匹の手術に対して研修という文言があったように思うが、
研修しなければならない職員しかいないのに、
こういった大ぶろしきを広げたとでもいうのだろうか。
必ず現場に対するヒアリング後に
こうした事業計画を立てているはずだ。
まさか、獣医療とはなにかも知らずに
あれもしたい、これもしたいと、
夢だけで計画した者がいるなどと言わないで。

手術を了承している獣医師資格所持職員が存在するはずだ。
ずぶの素人に手術させられるわけがない。
だから施術数が22件などで収まっているわけはあるまい。
必ず獣医療が可能な職員に、
設置趣旨に見合った業務にかなった配置なども聞き取っているはず。
クラウド・ファウンディング終了からまる2年
実際の施術数が200件程度あったとの報告があれば、
この事業に賛同し寄付した人たちの気持ちが
多少なりとも救われるだろう。

市議の質問に対する答弁の迷走ぶりは
市の担当部署の責任回避が原因とはいえないか。

こういう事実が発覚した以上、
和歌山市は「動物愛護センター」計画立案から
「ふるさと納税」募集の経過を広く公表し、
その後の予算消化についても明らかとし、
購入した備品・消耗費もガラス張りとし、
一般財源化を指示したものの処分(訓告・戒告程度が妥当か)をも
検討すべき事案と考える。

特に3度目の説明で目標額に対して
予算消化率が80%になったのは、作為があるようにも感じられる。
計画通りに施設充実は進んでいますという
予算執行状況を示したというような恣意が疑われる。
どれだけ約束を実行したのかは、
実際に避妊・去勢した実績でしかない。

ああ。胸糞悪い。

薬品など消耗品はは有効期間がある。
購入はしたものの使用しないのであれば、
いづれは廃棄の憂き目にあう。
そうなるのであれば無駄遣いになる。
耐久性のある備品とて使用しないのならば無駄としか言えない。

ほんとに…

言葉は悪いが行政による動物愛護詐欺だと言われても仕方ない。
そういう気分になることが虚しい。

だから動物愛護は… (その1)2020-10-04

エンジェルズ寄付金返還訴訟が最高裁で決着を見て後、
経過で知ったさまざまな活動の闇の部分を知ってしまい、
これら活動から距離をとっていた。

和歌山市のGCF騒動を知り、行政でさえ、
ここまで杜撰なことをするようになったかとあきれ果て、
二つの記事を書いてしまった。もう関わるまいと決意していたのに、だ。
自分からかかわってしまった。
で、この機会だから、かの団体の近況や現在の動物愛護界を
少しおさらいしてみることにした。

まあ、杉本彩氏が愛護団体を結成したことくらいは知っていたし、
かの団体をあれほど賛美していたのに、
いつの間にやら団体礼賛をやめてしまったことなど、
少し卑怯な気もするが、まあ汚点に触れることなどできんわ、と感じ、
ちゃんとした団体で活動されているならいいことなんだろうくらいで整理していた。
その杉本氏が2018年に、
ピースわんこ・ジャパンを激しく非難していると知った。
で、件の団体を少し当たることにした。

ピースわんこ・ジャパンは殺処分ゼロを目指し、広島で広大なシェルターを有し、
広島県の保健所から全頭引き受けを行っているということで、
全国から多くの寄付や会費を集め活動している。
HP記載の事業内容で活動しているならば素晴らしい団体だと思う。
HPには次のように書かれている。
「2018年度は、養育費に約7900万円、
医療費に約1億3400万円かかりました。
このなかには、施設内での繁殖を防ぎ、
保護犬たちを適切に管理するための避妊・去勢手術の費用も含まれます。」
養育費は食糧費が主だろう、一頭あたり年7万か。
うーん、プレミアムフード食っとるな。すごい。
フード支援なども受けてるだろうから、養育費は食費以外なのかな。
畜犬登録費なら新たに入る犬の分だけなので年50万くらいだし、
狂犬病の予防接種と同時に払うスが多いから医療費なのか。
専門スタッフがすごくいるから訓練費とも思えないし、
はてさて何なのかな。各種技能嫌悪訓練費とも思えないし、
やはり主として食費なのだろうな。
医療費は一頭当たり10万強といったところ。
いや年600頭前後は譲渡しているようだから年7万くらいか。
各種ワクチン、フィラリア予防、のみマダニ対策などもあるから、
ちょっと少なめな気もするが、獣医がお抱えなのだろうから十分だろう。
薬剤も原価に近いだろうし。獣医じゃないから儲けいらないもの。
専門スタッフも100人、それ以外にボランティアが多数いるということで、
ほんとに素晴らしい活動をしているのだろうと思わせる。
…思わせるのだが、杉本彩氏のEVAとか
他の団体がこの団体を指弾したのはなぜなのかと疑問を持った。
多くの団体が共同して公開質問状を送り、
それへのピースわんこの回答も出されている。

まあ、読んでびっくりした。

あの団体が当時やっていたことが可愛く思えてくるのである。

けた違いの活動である。良くも悪くも。
万一悪いほうなら、この世は真っ暗闇よと嘆くのである。

HPに記載されている施設は実際に持っているが、
収容頭数は優に1000頭を超える。
全頭譲渡を受けているから800頭以上は毎年受け入れてるようだ。
2020年の当月譲渡数を見れば50頭に満たない。
単純計算では年600頭の譲渡数となる。

2018年度時点で1400頭余りいたらしい。
そのうち避妊・去勢した犬は50頭に満たない。
施設内ではストレスから犬同士のリンチ死が起きていたという。
施設内で、理由はどうあれ100頭以上の出産があった。
狂犬病ワクチン接種させてない犬もいる。
譲渡した犬のしつけ不足からか脱走する例があった。
などなど多数問題が指摘されていた。
それらが公開質問状で投げかけられたが、
その回答を見て驚きのあまりひっくり返ってしまった。
かの団体が批判されたときだってここまでのことはなかったぞ。
質問と回答がかみ合っていないし、ろくな反証もしない。
あまつさえ活動内容と回答の状況では乖離が激しい。
HP記載の活動内容は、自らしていませんと言っているのだ。
引き受けた犬の中にはすでに避妊・去勢施術済みもいるだろうが
あまりに数値が低すぎる。
譲渡数が引受数に届かないのなら、年々飼育頭数増加が進む。
だからほぼ無限に施設拡充を行うことになる。
ならば職員数はどんどん増え人件費も上がり続ける。

HPでは100名のスタッフというがとても常勤正規職員とは言えない。
100人で人件費が2億なら、年俸は200万にしかならない。
一人当たりの月額で17万なら最低賃金でしかない。
そこには訓練士とか獣医師も含まれているようなのに、報酬は低すぎないか。
これではそのほとんどがパートであると宣言しているに過ぎない。
劣悪な環境下であれば、たとえ有償であれ、ボランティア同然じゃないか。

もう一つ驚いたのが、ふるさと納税が交付金として配分されていること。
愛護団体など広島だけでも多数あろうに、
なんでこの団体がこれほど交付されるの。
本来行政が行うべき事業を委託してしまうのはなぜ。
法整備はちゃんとしたの。
疑問というか、釈然としないというか。
税金で民間団体の資産形成をしていいのと大いに嘆いている。
これを許せば公益を挙げていれば個人にだって、
税金が湯水のごとく交付可能になるんじゃないの。
いくら全頭引き出しをしてるとはいえ、
せいぜい年1000頭ほどを引き受ける事業だ。
一頭につき50万円の交付金はいくら何でも。
もし施設等に交付金を充当してよいのなら、
法人の資産形成を励行していることになる。
人件費に充当するならみなし公務員になるんじゃないの。
なんなんだ?これは。

こんなのがあるから和歌山市のような事態が出来するんじゃないか?

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あまりにも長いので二つに分けます。

だから動物愛護って (その2)2020-10-04

ピースわんこのHPから(会計報告)を見たら、
特定非営利法人の会計報告として2018年度のものが載せられていた。
それによると、経常収益径が47億を超えている。
ふるさと納税交付金だけで約5億6700万円。
そのほかに助成金が約4億4千万ある。なんか47億円ってけた違いに大きい。
経常費用では人件費が事業で9億7千万円。管理費で3000万記載されている。
これ、ほんとにピースわんこの会計と思って最初から見たら
ピースウィンズジャパンのものだ。

次のページから第20期財務諸表の注記というのがあって、
そこではピースウィンズジャパンの各事業ごとの収支も示されている。
事業は5類に分類されている。
全体の収益は機種前残金が3300万円ほどあり、
当期収益が41億3千万あまり、当期減少額が41億5千万で
当期残高が約1500万と記載される。
当期収益には会費・寄付及びふるさと納税交付金(保護犬事業)11億円弱が含まれる。
監査法人がいるので記載は事実なのだろう。
会計報告では齟齬があるはずがないとはいえ、何かひっかりがある。

事業内訳から保護犬事業にあるものだけを拾えば
経常収益が11億2500万円余り 経常費用が9億8千万円あまりとなる。
経常収益には会費4億5千万、助成金等4億8千万強が記される。
助成金にふるさと納税交付金が含まれるのだろう。
だからふるさと納税交付金は保護犬事業にだけと限定れているわけではないらしい。
ちなみに保護犬事業とここで記しているが事業内訳では猫にも言及している。
経常費用では 人件費で給料に2億円あまり、賃金で2500万円弱。
直接事業費として2億1500万、ふるさと納税お礼関連費用に3360万円。
そしてその他の費目として3億3600万が挙げられている。
なおふるさと納税お礼関連費用は、
地域活性化といえる事業と紛争予防等制度構築に関する事業でも記載がある。
二つ合わせて100万に満たないので、ここから類推すると
ふるさと納税交付金は主として保護犬事業に充当されているのが筋のように思う。
経常費用の直接事業費とは保護犬事業にかかわる直接経費と思われるので、
シェルター運営費(食費・医療費含む)が充当指定されているのだろう。
人件費は含まれることは絶対にないはず。
その他の費目はなにかはわからない。
もしかしたら施設拡張準備金などが当たるのだろうか。
それとも救助犬育成、セラピー犬育成。アラート犬育成などがあたるのか。
これら育成事業ならば配備先などについて
つぶさに読めば記載されているのだろう。
育成事業は長期にわたり訓練を行い続けないと、まず実働できないし、
実働しなければNPOの事業として適正を欠く。
実働実績がなければ、単に名誉実績でしかなく個人の趣味だ。

なんせ素人なので諸表を正確に理解することはむつかしい。
ただ、巨大愛護団体であるということは確かだ。

なんだか現状は一件落着となっているようだが、
原因が巨大団体ゆえのやっかみに起因するだけとは思えない。
見直すべきところは見直し、単純に善人たちの期待をぶち壊すことのない
HP通りの実のある活動を期待したい。

と期待感を示していながらなんだけれど、
やっぱり動物愛護・保護団体には関らないでいようと、再確認するのだった。

ふるさと納税は社会に必要なの?2020-10-04

ふるさと納税は
「ふるさとで医療や教育等様々な住民サービスを受け育っても、
多くが都会で雇用されるため、地方の人口流出を生み
地方自治財政がひっ迫するなか、
地方活性化に資するよう設けられた制度である。

総務省ではその制度概要を次のように記している。
「都道府県・市区町村に対する寄附金のうち、2,000円を超える部分について、一定限度額まで、原則として所得税と合わせて全額が控除されます。」
無尽蔵に寄付できるわけではなく、
所得・家族構成により上限が定められる。
上限額の目安は単身世帯で、
年収300万円なら2.8万円、年収550万円なら6.39万円、
年収1000万円なら17.6万円、年収2000万円なら56.4万円となっている。これらは寄付能力という点で見れば妥当なのかもしれないが、
逆進性を疑う人もいる。
特に返礼品が豪華になることで批判がより強くなっている。
年収300万の人なら7千円の、
年収1千万円の人なら5万円の返礼品を受け取り可能なのだ。
たった2000円の実費で。
寄附金の使い道について特段の制約はなく、
自治体によっては目的別に募集するなどされ、
ふるさと納税を行う人が使途を選択できる例もある。

ふるさと納税は制度発足からしばらくは寄付額は低迷していたが、
2014年ごろから飛躍的に拡大し、
2018年には5700億円を集めるまでに成長している。
その経過の中で返礼品の豪華さが際立つようになり、
ついに総務省が返礼品競争に対して黙視しきれず、
大阪府泉佐野市などに制度から除外の鉄槌を下すことになった。
だが、その国の除外措置が法廷で否定されるという落ちまでついた。
ふるさと納税の持つ制度的安定のなさが産み落とした笑えない話だ。

ふるさと納税が急伸することは、
国税・地方税がそのぶん失われているということでもある。
このことを危ぶむ自治体首長も、都市部を中心に生まれている。

実のところ、僕は制度への関心が薄かったので、
適用範囲が助成などは可能となるだろうくらいは想像できたが、
産業誘致のための補助金も可能だとは知らなかった。
無知は怖いし、無知からの錯誤も生じる。
先の二つの記事は、そういったものが含まれる。
だけれど考えのベースは、錯誤なりがあっても変わらない。
だから訂正もしない。お叱りを受けるのは仕方がない。

総務省の支援事業には、次の2点が2017年度に書き加えられている。
<ふるさと起業家支援プロジェクト>
地域経済の好循環の拡大が図られるよう、地方団体がクラウドファンディング型のふるさと納税を活用し、起業家に対して資金提供を行う。
<ふるさと移住交流促進プロジェクト>
ふるさと納税をきっかけとした継続的なつながりを持つ取組を通じて、将来的な移住・定住につながる。

後者のほうなら、地方活性化の手段としてあるだろが、
前者のほうは企業誘致など行われることで
地方の雇用増が図られるなど、相当の効果はあるだろうが、
果たして性善説が通用するのかと思う。

復興予算では利権化した補助金を団強盗の事実をもって搾取、
素晴らしい活動を約束だけしたや巨額の詐欺的行為が起きている。
ふるさと納税の利用状況の拡大が、
同様の事例を生み出しそうなことが分かろうものだ。

ピースわんこ・ジャパンへのふるさと納税交付は、
交付自治体による継続的な冷徹な監視・観察と調査がないならば、
極めて不明瞭な会計を生み出す土壌を内包させないかと思う。
同様の事案はすべてに共通する課題と思われる。
NPOであれ、なんであれ、起業は常に成功するとは限らない。
失敗もあれば、成功していたところで事業主体が変わり
運営がまるっきり変貌することだってある。
そもそも理念あれど実態が伴わぬことだってあり得よう。
ここに述べられている起業などとは全く異なるものだが、
富岡操動物基金などは、その設立趣意とは別な方向にかじを切った。
富岡操動物基金の場合、
運営方針を変更したことは賢明な判断だったと信じるが
結果として活動の本拠が変更されている。
今助成・補助を受ける事業が、その地域に根を張り続けているか、
将来にわたり予測可能とは思わないのだ。
公的資金をつぎ込んだのに事業が地域に定着させられないなら、
ふるさと納税の理念が、泣くに泣けない。
弱者救済の道は、どんどん細っていく日本の現状で、
投機的投資が優先されるのなら、どこか歪だ。

ふるさと納税の本来の趣旨が担保し続けられるのだろうか。
相当に疑問を感じる。

もともとは税として、広く国民生活に還元されるはずの原資が、
無駄に溶けるだけの結末に至らないか危惧する。
法人の資産に化け、法人の従業員給料に化けでは、
なんか納得できそうにない。
ましてや使用用途が不明ななってしまうなら闇が深すぎる。

2018年に起きたピースわんこ・ジャパンに対する疑念は、
国・自治体などに要望書が提出され、
団体には公開質問状が送付された。
なのに団体の釈明に納得できる点は少ない。
要望書を受けた後に国なり地方自治体の調査した結果などは、
少なくとも僕の目では探せなかった。
これが事実だというなら、
ふるさと納税の使途に正義などないということになる。
告発した団体側も、なぜか追及が及び腰になっている。
そこに闇がないと言い切れない。それが印象として残る。

税金ならば相当に使途の透明性が求められる。
寄付金だからと甘い運用を許してはならないと思う。
交付するにしても適正さや公益性を十二分に吟味し、
常に行政の責任として寄付金交付の有効性を証明できるよう、
自治体・事業者とも毎年度ごとに
使用細目を公表するべきではないのか。
交付したから、あとは交付先の自由ですを許してはならないと信じる。

和歌山市の例は、たまたま発覚しただけ、
でないことを祈るばかりである。

そもそもふるさと納税って必要なのかな。
興味を持ってもらうためという理念はわかる。
わかるが、現実は返礼品目当と映る。
地方税の在り方・仕組みを検討して、
税の分配方法を見直すことのほうが、本当は効果的ではないのか。
もっとも小さな政府を志向している流れの中では
国の権限が強化されることになりかねないから、
逆行との指摘がありそうなのが難点だが。
ならば、ふるさと納税の急伸は、
寄付文化が日本で定着した結果と考え、
返礼品をやめるのが正しくないか。
現にGCFへの寄付では返礼品がないものもあるが、
それぞれに、それなりの達成率がある。
別に返礼品がなくとも、賛同できる事業には寄付するようなのだ。
返礼品をやめたほうが、ずっとすっきりとした制度だと思う。

どう考えったって、税という重い義務が枠組みなものと、
寄付という、あいまいになりがちな在り方を共存させる必要があるの。
だいたい寄付の税額控除なら、
ふるさと納税以外でもある。
こちらは税額控除などが同様に可能な酒でなく
所得に応じた限定なども緩やかである。
節税効果はふるさと納税に劣っているようだが。

自治体への応援として発足した制度が、
いつの間にやら一法人への助成が可能な制度になった。
失われる側の自治体のほうは
社会基盤維持経費・社会保障費などの増大に苦しむ中、
今のママが本当に正しい在り方なのか首をひねるばかりだ。

素晴らしい活動ではあるのだ2020-10-06

和歌山市動物愛護センターをめぐるふるさと納税をめぐる報道を見て、 久しぶりに動物愛護・保護団体を含む世界がどうなっているか 少しだけ見ることにした。

もしかしたら良いほうに大きく変わったのかもと半ば期待、 口当たりはいいけれど実のない怪しい活動への恐れ半分、 そういう相反する思いをもって、ざっと見ていた。

かつて調べていた団体の今を除きに行こうとしたところ、 ピースわんこと、その活動に意見する団体とでひと悶着あったと知る。 で、両方のネット上での記載をさがしていたら、 今度はふるさと納税が NPOを含む法人に自治体が保証する形であれば 直接寄付を募る枠組みになっているのだと気づいた。

このことに関しては、先に「ふるさと納税は社会に必要なの?」で 僕自身の考えを書いた。 法の設立時の趣旨から考えたなら、総務省の判断で解釈を変更し、 このように融通性を利かせることは、ほぼできないだろう。 立法府(国会)が然るべく法改正なりを行ったのだろう。 だから実施については一定の制限・制約があり、 それらに事業は適合しているということだ。 こういうことは専門家(国会議員)が認めているのであれば それが民意というものであろう。

だから文句を・意見を、今頃になって書くのはお門違いかもしれない。 世の趨勢は受け入れているのだ。 文句を言うなら、変化がなされる直前までか直後でなければ、 やっかみだろうとか、活動の邪魔をするなと叱られるもしよう。

だけれども一法人がふるさと納税という制度に 直接参加できている制度ではあるが、 よくよく見ると必ず自治体が絡まないとならないようである。 これは自治体が、その事業の主体となる法人に、 絶対の保証をしているということが前提となる。

その意味でふるさと納税サイトを見れば、 今年度の募集においても、当該自治体が絶対の保証を与えている。 自治体が保証するくらいだから 間違いない事業なのだとの安心感を与える。 それだけの責任を当該自治体は負う、 事業への不信が投げかけられれば、お墨付けを与えたものとして、 それら不信に説明責任を果たす義務がある。そのように思う。 当然ふるさと納税を所管する国も説明責任があると思うのだ。

しかるに2018年の騒動を見る限り、 いくつかの疑義に対して送検はされたものの不起訴になった。 という記述くらいしかざっと見た感じではなかった。 この騒動で、当該自治体・国とも何の説明もしていないようなのだ。

2020年度のふるさと納税に対して、 6億円を超える寄付があり、募集は終了している。 その6億円は93%が団体にわたり、7%が自治体にわたる。 ざっと4200万が自治体が寄付として受け取る。

ちなみに平成30年度の当該自治体の財政報告を見れば、 ふるさと納税の実績は7億3千万弱 そのうちNPO法人支援が7億1千万強を占める。 さらに内訳ではピースウィンズ・ジャパン関連が6億6千万強 そのうちピースわんこ・ジャパンのものが6億5千万弱となる。 つまり自治体本体への寄付は2千万ほどにしかならず、 7%のピースわんこから分配は4200万円ある。 自治体にとって大きな収入源になっているとわかる。

地域経済という観点から眺めれば ピースウィンズの職員の消費、また法人の事業税・固定資産税など、 さらにピースワンズから寄付者に出される返礼品需要も見込まれる。 自治体の財政、並びに地域経済に占めるピースウィンズの存在は 大きなウェイトを占める。自治体にとっては救世主なのだろう。

自治体の財政規模は一般・特別会計を合わせて157億円余り、 自主財源だけなら45億円程度という、 ほんとうに苦しい台所事情になっている。 だからこの関係はお互いにメリットがある。 自治体は、法人自身の信用の上に、 正当性を活動内容について保証する。 法人は、自治体独自の寄付金をはるかに超える寄付金を集め そこから必要経費として7%を自治体に分ける。 双方が助かりあう素晴らしい枠組みと思う。称賛しかない。

あの騒動さえなかったら。

さて、この記事を書くにあたって ピースウィンズ・ジャパンの活動報告をもう一度見ようとしたら パスワードの打ち込みがないと見られないように変更されていた。 一昨日(3日)までは何もなしで閲覧できていたのに。 NPOの会計報告は、たしか公開性が高かったように思う。 僕は、あの活動報告は誰に見られてもいいものと考えている。 公開していても問題があるところなどないだろうに%%。 なんで対応を変えたのかなあ。

2020年10月7日訂正と謝罪。 ああ、やっちまった。線部は早とちりだ。 ちゃんとしています。見えてます。ごめんなさい。 ちゃんと確認の上、まとめて後日書きます。

それと、今年度のふるさと納税サイトでの記載から 以下のような事実がわかった。 2020年2月には保護犬が2900頭いる。 法人には獣医師はいない。隣接する獣医で週5度診察を受けている。 その他、寄付金の使用途として挙げているものは 10万円で点滴静脈注射、3万円で糖尿病犬の血糖値測定2週間分、 5万円で寝たきり、病後の犬のじゅくそう保護テープ10枚分 1万円で2頭の犬の1月分のフード、が挙げられる。

病気の犬にも適切な医療・看護を施している。 これはすごいことだと思う。 老犬・認知症の犬などの世話も手厚く行っているに違いない。 別な年度では、うろ覚えで恐縮だが、 15000円で中型犬6頭のフード、1万円で1頭のワクチン・フィラリア予防 25000円〈?〉で1頭の医療費〈?〉 が挙げられていた。 ちょいと不思議なのはフード代の積算単価は同額なのに、 フード代として挙げられていた金額が ほぼ変わっていないように思った。 勘違いしたのかと思って確認しに行ったら鍵付きになっていた。 だからうろ覚えの年度と数字で比較を示しておく。 2017年の活動報告には7600万円だったのが 2020年では8700万が見込まれている。 2017年か2018年の報告で、 1頭当たりの年間食費が7万円近くと思ってびっくりした記憶がある。 1頭月2500円と見積もっていたら標準的なフードだ。 そして2900頭の積算を月2500円で積算すれば一致する。 同じ基準で積算すると1400頭なら5200万円なのだ。 7600万円と記載されていたものについて中身を確認したかった。 記憶の額なら1頭で月6000円ほど使っていたことになる。 誤った情報を伝えるのは嫌なので確認したかったのに、 見えなくなってしまったので仕方ない。 同様に医療費も頭数が倍にもかかわらず、 ほぼ横並びだった記憶にある。人件費しかり。 気になったことは調べるのが習性で、ちまちま細かく観察する。 でも時々勘違いすることもある。誤情報は広げたくはない。 だから勘違いがあれば訂正もしたかったのに、とても残念だ。

中型犬なら1日給仕量は150-250グラム程度と思われる。 月に6キロ前後の消費なので ブリーダーサイズならアイムスあたりにあたる。 この団体なら悩んでこの辺りのものを選んだとしても納得できる。 誰だってできるだけ良質なものあげたいよな。 アイムスなら良質と言われるフードの中では一番手ごろなものだ。 キロ150円ほどからフードはあるが、 それらは必要成分が不足とする人もいる。 グラム当たりのカロリー量が低いことがあり、 上のランクのフードとカロリーベースでは同一価格ということになる。 良心的にやろうとお目ば思うほど、 やはり良質なフードを与えたくなるのが当たり前だろう。


関連でもう一つ書きます。

理想的な保護体制だと信じるけれど。スタッフは…2020-10-06

前回記事で、とんでもない勘違いをしてしまい
大変申し訳ない。
団体の活動報告を見て、会計報告があったので
錯覚してしまった。
改めてお詫びしておきます。
まあ、辺境ブログなので誰も見てはいないと思いますが。
念のため

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では以下に前回の続きを
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普通の給料しかない僕が一番困った点が、
犬たちが闘病または老犬になり
医療・介護が看護が必要となった時だ。
銭金の話で恐縮だが、4頭のゴールデンを見送るうちに
闘病中の医療費だけで300万ほどかかっている。
少し例を挙げると腎臓疾患で死んだ子は、
獣医に泣きついて点滴パックを標準価より割引してもらい
自宅で僕が皮下点滴を行っても月5万円必要で、
その他検査費を含む獣医への支払いも40万ほどあった。
闘病期間は10か月、不注意がなければ、もっと長い期間になったろう。
金銭面だけじゃなく時間もかかった。
聞き分けがよく呼べば来てじっと点滴をさせてくれたが犬だったけれど
一度の処置に30分必要だった。
獣医では点滴させるのも大変で数名がかりでしていた。
だから所要時間も長くなった。
次にリンパ腫で逝った子は、抗がん剤治療をしたものの、
薬剤の副作用から急性白血病になり、
輸血も含め多くの費用が必要となった。
流動栄養食なども与えていたので食費も一挙に跳ね上がり
リンパ腫発覚から亡くなるまでの間の4か月ほどで100万ほど要った。
同じくリンパ腫で逝った1頭は、
介護用品・諸検査や栄養補助品などで4-50万かかった。
この前亡くなった子は、もろもろのがんに苦しんだ。
足先が皮膚がんのため壊死していき、
日に3度以上、消毒、患部保護を行う処置をした。
肺がんを発症してから亡くなるまでの1年半の間、
日を追うごとに、どんどんとすることが増えていった。
最後の一月だけで20万円ほど要ったように記憶する。
医療費・用品・看護食などトータルでいくらかかったかは不明だ。

介護・看護では結構大変な労力と手間が必要だ。
動けなくなってからは
排尿・排便補助、食事の補助、水をシリンジで与え、
体位を定期的に変えてやり、
時には世話が間に合わず漏らした尿の始末、便の始末、
そういったことが必要になる。

家庭犬と一緒を要求するつもりで言っているつもりはない。
事業内容にみる高額医療の例示から、
団体自らが、犬達を苦しませないように、
手間暇・資金のかかる領域を約束している。
まったくもって頭が自然と下がる。

かつて保護犬の死を情感たっぷりに記事にした保護団体に
様子がおかしいと知っていたなら獣医に連れていき
最低限、診断を受けせ、必要な措置をさせるべきだと書いたら、
その保護団体関係者から 、
一般家庭と同じことを求めるな、と叱られた。
なにもそこまでもとめたのではないが、
それほどナーバスな反応があった。

そのように反応されたレベルより、高いレベルの治療まで行っている。
ほとんど一般家庭と同等か、それ以上に行き届いていそう。
資金面でも大変な負担が伴うし、
それらのかなりな部分をスタッフたちが行っているなら重労働だ。
隣接の獣医は大手の獣医とは思えない。
だからこのような犬が一定数以上いたら
獣医の指示でスタッフでできることをしていると予想できる。
(念のために書き添えておくが、
団体の飼養する犬であるから獣医師法違反になることはない。
ただ恐ろしく資金・手間暇を要することは間違いない。)
そのような看護・介助が必要な保護犬がいれば
それこそスタッフの負担は計り知れないものとなる。
それを実行しているのだろうから凄すぎる。

人手があればできるじゃんなどと気軽に考えてはいけない。
100名のスタッフがいるといっても、
週休日は最低1日与えなければならない。
なので1日当たり85-86名程度の体制になる。
ここから個体管理・物品管理など行うスタッフも必要だ。
有給休暇取得など欠員が生じることもあろう。
犬の面倒を見るスタッフは1日当たり目いっぱいで80名ほどだろう。
シェルターでの作業が7時-20時くらいとすると
スタッフは2交代制に近いことになりそうなので
手薄な時間帯では40人ほど。1人当たり70頭に気を配ることになる。
手厚い時間帯でも35頭前後を一人で見る。
1日中ケージに入れたままでないのだから
(ドッグランで運動させる、しつけ・訓練する)
これはハードすぎる労働だ。
1400頭当時なら半数で済む。それでもきついと感じるくらいなのに、
これではスタッフの消耗が想像を絶するものと思うが、どうだろう。

一般家庭レベルのことを多数預かるシェルターで実現できるのなら、
理想的で、素晴らしくて、ほとんど驚異の世界だ。
2900頭いたら正規分布だったとして10歳以上の老犬が1000頭いる。
その中で寝たきりになるような犬の数は50頭はくだらない。
重篤な疾患持ちのものも相当数に上がろう。
保護された犬の中にはフィラリヤ陽性の犬もかなりな数が含まれる。
だから個体管理も大変だ。
そうしたことを実現しているようで、敬服する。

だから資金が巨額になるのも当然で、そこに疑問はない。
心配するのは、いくら熱意があろうと
業務量がある点を超えると、熱意が多忙に負けてしまう。
スタッフも保護頭数に見合って増えないと続かない。

保護頭数は拾ったデータでは数年で倍になっているのに、
人員はさほど増えていない。
寄付金は全頭引き受け開始のころから約3倍に達する。
団体HP, サンケイウェスト記事、
上石高原町HP ふるさとチョイスなどから得た
正式な発信を整理すると(連続した年度ではなく断片化したものから)
保護頭数は2014年度当初180頭いて、CFで8200万集まり、
この年に全頭引き受けを始め、ふるさと納税での寄付額は。
2015年は2億7000万越え、2017年は4億超え、
2018年には5億6700万円、
2019年?には5億3000万円、2020年が6億1500万円。
同時に保護頭数も2017年度には1400頭を超え、
2020年2月には2900頭となった。
遺棄・放棄の元が改善されないと増加はあと5年続き、
おおむね5000頭程度の保護犬を抱えることになりそうだ。
スタッフの数も倍とまではいわないが
1.5倍まで増員しないと事業内容の質の低下が考えられる。
ただ1400頭当時にも100人のスタッフとしていたので、
実は今のスタッフ数が適正な状況なのか心配する。
必要なスタッフ募集はしていても
人材の確保が順調に進まないのかもしれない。
慢性的な過重労働下に置かれれば、
燃え尽き症候群なども発生し、ベテランの離職につながる。
そんなことになれば事業の質の低下が起きてしまう。
これは解消されるのを望むしかない。

この後はどこかで時点で、施設内で自然死・病死する犬と
新たに引き受ける頭数が平衡を保つことになりそうだ。
法人として譲渡事業を強力に推し進めれば
施設で滞留する頭数を減らすことも可能だと思うが、
どこかで見た実績では
譲渡数実績が1150頭(団体創立時から)とと記憶する。
これは自治体の2018年当初の文面のような記憶がある。
(定かではない)
保護頭数を4000頭台にとどめおくことは当面期待できそうにない。
現状でも各所に譲渡センターを数か所設置している。
なのに譲渡数は伸び悩んでいる。
おそらく譲渡に不向きな犬が比率的に多く、
団体ポリシーとして譲渡できないと判断しているのだろう。
それでも他の保護団体に協力を仰ぐなど対策を施せば、
団体単独で譲渡を行うより、譲渡成績アップが期待できそうだ。
シェルター事業では譲渡に適さない犬が多数出るため、
仮に譲渡に適している犬であれば早期譲渡を目指すべきと思う。、
シェルターでの滞留時間が長くなればなるほど
高齢になるなどし譲渡希望者が受け入れにくい状態になるだろう。
それは施設内での自然死が多数になることをも意味する。
その評価をどう考えるのか、今から考えていたほうが良い。
過程で最期を迎えるのに匹敵する手厚さであるとはいえ、
収容頭数の10-15%、読みだと各年度で5-700頭が臨終を迎える。
この数はきつい。
もともと熱意のある者にとって、死の数がもたらす衝撃は、
耐え難いものになりそうだ。

今は独占的な枠組みにある事業なので寄付が集中しているが、
ほかの自治体でも同様な枠組みで事業が実施されれば
寄付者は分散されていく。
事業への寄付がどの程度の潜在力を秘めているかは未知数だが、
動物愛護に関心があり5万円程度の寄付能力がある人が
100万人いたとして500億円。
現在の総額が5700億当たりなので、まだまだ増える余地はあろうが
動物愛護に振り分けられるふるさと納税は
そのあたりが限界なのではないか。
そうであるならば、全自治体で同様な事業が展開されても
一自治体当たり10億円程度となる。
だがそのような見込みは現実には期待できなさそうだ。
動物愛護を歌う自治体事業は、事業内容が異なれど、ほかにもある。
さまざまな事業が多岐にわたり行われている現状なので
今後もこの分野の事業は増えるだろう。
いつまで独占的に寄付が集められるか基盤安定に不安がある。
今は同様の枠組みで事業展開する自治体が存在しないため
一手に寄付を集めているがいつまでもの保証はない。、
他の動物愛護関連の事業では
寄付額が計画に達していないものもある。
そういう点からも将来展望を持っておかなければ、
この取り組みが、後世には蛮勇・無謀と評価される未来もありそうだ。
 
万一にも全頭引き受けをやめてしまえば、
寄付者たちの落胆は大きくなるだろう。
現時点での予算配分はさらなる施設拡張を志向しているので
最大5000頭程度の規模は考えていると思われる。

これらはデータがない中での予測なので外れるかもしれないが、
ここまでの経過を見る限りそんなに外れた予測とも思わない。
平衡点に達して後は施設拡張・整備は不必要となるものの、
その時の運営予算は現在の倍近くが必要だろう。
施設の拡張のための費用は不要にはなろうが、
それでも11億ほどの単年度会計が必要なように思う。
この枠組みの事業が独占的であり続ければ心配はないが、
成功例があれば必ず模倣が生まれる。
それは悪いことではないのだが、
乱立したならば、困った事態が出来しそうではある。

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収まりきらない。
自治体の責任から考えたものを次に書く。

ピースわんこへの賛辞は、褒め殺しや皮肉ではありません。
GCFに書かれた、もしくは想像させる事業であれば
驚嘆すべきことだと思っています。

ピースわんこプロジェクトの謎。2020-10-08

ここまで「ピースウィンズ・ジャパン」と上石高原町町役場発信の情報、 「ふるナビ」」記載の情報から、いろいろと考えてきた。 考える発端になったのは、杉本彩氏の主催団体EVAが発した注意情報で、 ついでいぬねこネットワークの公開質問状とその回答だった。 批判している方々の発信は、実は見ていない。 それでも批判的な色彩を含むのは、 動物愛護団体・保護団体とは距離を取ろうと思ったあの団体の足跡を見たから。 なんぼなんでもあんな馬脚を現すものは、二度と起きるまいと思っていた、 起きているがな、というのが今現在の考えだ。

なんで一挙に悪い印象に振れてしまったのかというと、 会計報告を見直したところ、いろいろと不思議なことが見えてきて、 誠実さに欠けるあざとさが透けて見えるように その手法が、思わせるからだ。

次に9月10日から新たなGCFが始まっていることに気づいた。 なんと目標額は4億8千万円だそうだ。 しかも 「【緊急支援】コロナ危機を乗り越えて 殺処分から犬の命を守る」だ。

だいたい緊急などと銘打つ内容か。この事業が。 突然大量の放棄・遺棄が発生したのでもあるまいに。 8月に終了したものは6億1500万円集めていた。 保護犬事業への会費、 一般寄付もふるさと納税交付金に匹敵するほどある。 保護犬事業のものとみられるもののみで4億5千万あったのに。 年間運営費は10億としているのに、 さらに4億8千万円GCFが必要って、 一体全体事業をどのように計画したのだろうか。

年間10億が必要で、会費・一般寄付での収益が4億から5億あれば、 この団体は暦年で決算しているといっているのだから、 今年度会計は足りている。そのうえでさらに4億8千万欲しいとはむさぼりが過ぎる。 もう、寄付頂戴が先に来る活動になってしまっている。終わりの始まりだ。

多くの人の善意を裏切ることだけは、起きませんように。 かっての悪夢がよみがえる。

だいたい「命を救う」というお題目を唱えられれば、 自ら騙されてもいい「小さな救う。それこそ至高の美しい行為だ」 と、周りが止めようが、忠告しようが、 ハミを付けた競走馬のごとく、競争するように支援する。 そういう人を多く見た。

だから今回も同じ構図と考えてよい。 GCFでなくて、団体の直接要請を盲目的に信じて協力する人は、 どうぞ勝手にやってくれ。 シェルターに犬を入れ、死ぬまで飼養することが絶対の正義と思うなら、 好きにすればいい。ただし「ふるさと納税」を利用するな。 GCFはふるさとチョイスで900事業展開されている。 8月末時点で800億ほど集めていた。年末には1000億ほどになるかもしれない。 そのうちの11億近くを得ようというのだ。一事業で1%に達する。 そのぶん他の事業計画を圧迫する。謙虚さはないのか。

GCFとは政府(自治体)が行うクラウドファンディングで、 自治体の課題解決に、あなたの意思を反映する

趣旨はそうなのだ。上石高原町の課題解決のためになされる。 この事業は広島県広域の事業であり、ただの一町にすぎぬ自治体が、 広島県全自治体を代表するのが解せない。 そこは置いておいても、自治体が寄付を募っているわけだ。 一年間で11億の寄付金が必要なだけの根拠につき、 打ち合わせはしているのだろうな。 資金繰りが苦しいはずがない。保護犬事業は収益が費用を上回っているじゃないか。

なんやねん、この寄付金募集のありようは。

今回も積算根拠がよくわからん。

暦年で計画を立てているのだろう。

ひと月一頭2500円だったフード代が1.5倍に膨れ上がる。 人数に変化がないのに人件費が3千万上積みされる。 県の指導で避妊・去勢手術が増え、 収容頭数は増加してるのに医療費は横ばい。

なんでだ。

2月には2900頭いたのに、9月には2800頭に減っている。

なんでだ。

少なくともこの7か月で3-400頭は受け入れていないか。 4-500頭も譲渡したのか。いや、自然死・病死が200前後とも考えられるか。 (いや事故死もありそうだな。) なら2-300頭が譲渡先が見つかったということか。 「コロナ危機を乗り越えて」っていうが、 コロナ危機どころか「コロナ譲渡景気」じゃん。

同じ会計年度なのに、プロジェクト内での配分が異なってしまう。 額も変わってしまう。

ふるさと納税を利用しているというのに、これはあんまりだ。 ふるさと納税参加の条件を規制しないとだめだ。 何をやっても許されては、あかんやろ。

GCFが自治体の事業なのは間違いがない。 起業に、企業誘致に、補助金交付もできる。 それらが許されるのは、自治体が事業を毎会計年度ごと監査し、 活動の透明性と寄付金用途の正当性を公表ているからだ。

自治体、寄付者、事業主体(NPO) が、 それぞれ頂点にあるトライアングルで、 常に双方向で信頼関係が結ばれていなければならない。 その6つの矢印の、どこか一つでも崩れたら、成り立つ事業ではない。 崩れたままなのに活動の正当性を担保し続ける神石高原町は 単なるお人よしの世間知らずの集団なのか。 それとも利害関係が絡み合った末での、共犯関係か。

これまで自治体の信用力を勝手に使っていた詐欺集団も多い。 あぐら牧場しかり、ケフィアしかり。 かってに名称を使われてのことなら責任は問えないが、 神石高原町は、告発者がいて、事業の正当性が問われているのに、 実に反応が鈍い。むしろいまだに積極的に肯定を与えている。 一度くらい優秀な監査能力を有する職員を送り、 事業内容の中身を見ておくことだ。ことが大きくなる前に、 自分たちの町の名が傷つくことがないかどうか確認することだ。

職員が不正に関与するはずがないなんていうな。 毎年何件も、どこかの自治体で賄賂提供を受け便宜を図る、 特別な人間関係があって便宜を図る、 そういう不正が後を絶たない。

自分たちが何をして、誰に何を保証しているのか考えていただきたい。

急速に事業が拡大したための混乱がベースかと思っていたが、 どうもそれだけではないようだ。毎年の案内内容がかなり揺れている。 故意と錯覚させる手法も多数ある。 そんなものが多発している。見えないよう企んでいるとしか思えない。

個人的には、何が起きようと絶対に支援したいとは思わない。 かの団体が一番無軌道になった時でさえ、こんなことはなかった。


以下は取り消し線部は、すべて間違いです。単位は(円)です。 したがって1000倍と勘違いしています。 それなので、適正な価格です。 犬の医薬品も在庫は一頭当たり4万円ですので、 内服薬・外傷薬・犬舎消毒薬等もあるのでごく普通です。


2019年の会計報告を見て一番驚いたのは次のくだりだ。

前払費用(単位千円) 西山第2第3犬舎土地貸借料(個人)         1,333,333 捜索救助チーム育成事業業務委託費前払費用(㈱帝釈峡遊覧船)                                   900,000 スコラ犬舎土地貸借料(㈱帝釈峡スコラ)       355,000 その他                              1,200,568 合計          3,788,901

㈱帝釈峡遊覧船、㈱帝釈峡スコラは観光業を営むグループ企業か。 災害救助犬育成と業務委託をする。随分とおかしなことじゃないか。 何年に分けているのか知らないけれど9億円だよ。何年契約。 ハンドラー、訓練を請け負うものは誰? トンネルに使って資金着服なんて、まさかないよね。 西山犬舎所在地は岡山県だという。  確認はしていないがスコラ犬舎とも山間部に所在するのだろう。 地目が山林であれば、資産価値としては坪1万でも高いくらいだろう。 2万3千坪(7万平米)なら17億出せば買えるんじゃないか。 長期にわたる借用への地代としたら100年くらい借りる契約なのかな。 それくらいでも年の負担は1700万円だ。

保護犬事業に記載される地代家賃は2019年度で39,418,235円だ。 借地権はPWJ全体で1,857,600円とされている。 監査法人がいるのだから正しいのだろうが、 僕の頭では理解できない。

驚くべき数字はまだある。 保護犬事業で医薬品在庫が10612912(千円)ある。 在庫で106億円。一頭当たりの医薬品在庫が400万円? 理解できません。


ここまで、すべて間違いです。ほかのところの単位と取り違えました


犬猫保護事業決算では、2013年度42,246,166、2016年には469883541 2017は8015344310、2018には980174200、 2019では969665229となっている。 PWJ全体では、人件費は2013年は各事業の支出に埋没している。 それが2014年は385713199、2016には5億6千万、2017は784446997 2018が974621943、 2019は人件費・賃金・海外現地スタッフに細目建てし それぞれ593408526、36330442、302168676となっている。 ちなみに保護犬事業では2016が94725281、 2017年以降は172385480 → 256105549 → 275768991と推移する。 2017・2が保護頭数1400頭、2018・2が2400頭、2019・2が2900頭 保護頭数は増加に伴い見合った人員確保が行われていたが、 2018~2019にかけては増強が十分であるか判断に悩む。 保護犬事業の収益は 2014年実績が397697226 → 81994987(前年繰り越し分含む) → 1082494036 → 1097372254 → 1189268829と推移している。 全頭引き出しを実行するようになってからは毎年10億円を集めている。 直接事業費は2016年から記載されている。 50160241 → 1349844463 → 214305370 → 166520798と推移し 外注費が 36881049 → 59890268 → 44731921 → 50824902となる。 その他経費が 211728669 → 335672297 → 315949778 → 693897001と推移する。 毎年度ごとでの剰余金は 218757081 → 302205394 → 146555663 → 253009221となる。 要するに寄付金で損失は出ていない。優良事業であるとわかる。

2020年は先に61500万円ふるさと納税があった。 なのに追加で48000万円の支援を求めている。 保護犬事業におけるワンダフルなんちゃらの寄付がまるっぽ飛んだか、 行政からの補助金がまるっぽなくなってしまった規模の追加支援要請である。

ああ、忘れていた。人件費については 保護犬事業開始後から大きく増えている。 2015年の3億9千万弱がPWJのNGO活動のベースと思われる。 保護犬事業実施後に組み込まれる6億近い人件費は 素直に考えたら保護犬事業による増加ではないか。 ほかにもGCFで事業を行っているが、 人件費の増額分(保護犬事業除く)が3億円以上になる。 他の新たな事業は、どれも今一つ成功したといえる状況でない。 人件費に見合うだけの収益があるわけではなく、 事業実態があるわけでもない。 GCFは【緊急】災害支援事業が多く、 PWJが、対象を個人か企業かわからないけれど、 補助給付金を支給する活動のようです。 単年ではGCFで集めたもの寄付に積み残しがかなり出ている。 緊急の割には動きに精彩を欠くものです。 ほかにもGCFは行われていて給付事業以外もあるが、 人件費を投入する価値のない赤字事業にしか見えない。

併せて記しておく。


2020年10月8日。下から3段目の段落で、 一部金額の間違いを訂正しました。 最後の段には文意が通るように加筆しています。

シェルターで殺処分ゼロは無謀です。2020-10-08

かって僕は「エンジェル・シェルター?(しつこい)」
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2007/02/08/1170742
との記事を書いたことがある。13年も前になる。

「広島ドッグパーク崩壊レスキュー」というものがあり、
保護団体の行動や言動が物議をかもした。
支援金を多額に集めシェルター構想を掲げた団体に対して
その継続性や効果に疑問を持ち書いた。
興味があれば見ていただいてもよい。
だらだらと長い分になっているので
要旨をまとめると接ぎになる。

1 遺棄は放棄の現状を変えないと永遠に保護し続けることになる。
2 終生飼養することになるため収容頭数がすぐに限界になる。
3 最低限の飼育環境維持に大きな敷地建物が必要なこと。
4 施設運営スタッフの確保が必要。

1000頭規模と計画が語られていたので、その数で経費を考えました。
運動に必要なスペースや犬舎で最低6000平米以上必要で、
初期建設費が1億ほど。
スタッフの駐車場、来訪者駐車場など合わせたら、
また十分に健康的な運動スペースを確保するなら
敷地も建設コストももっと必要だろうということ。
建設経費の次には、訓練スタッフや飼育担当者等スタッフがいる。
それに設備維持・日常管理業務などで総勢80名程度人員が必要。
人件費は少なく見積もって年7000万(スタッフの1/3が常勤正規職員)
ほかはボランティアで無給か、低賃金の臨時スタッフで支える。
目的を十分に果たすには1名に15頭が限界値だろうと思いました
飼育にあたり餌代や光熱水費、運搬に必要な車両代に燃料費
なんじゃかんじゃで人件費込み月900万は経費が必要とした。
年間で最低1億。書かなかったが医療関係費が上積みとなる。

正直少なめだと思っていたのです。
頭の中だけでのシミュレーションです。
実際には倍はいるかなとの感触でした。

PWJの経費を見れば倍でも足りなかったようです。

だからシェルターを乱立させ殺処分ゼロを目指す保護活動には反対しました。
とにかく元を絶つ。それが進まないとシェルターの崩壊が起きると思ったのです。
シェルターが崩壊し、シェルターレスキューが起きると予想しました。

PWJの行く末に、この危惧が当てはまらないか心配しています。

勇気ある撤退が、真剣に議論されるべきではないかと考えます。

注意深くPWJの発信を読めばわかると思います。
全頭引き揚げ開始5年で3000頭が施設にいます。
野犬なので譲渡に適合しない個体が多い。
また、大きな疾患や障害を持つ個体も多そうです。
引き受けはしても譲渡希望がないに等しいでしょう。

すでに毎年2-300頭は施設内で死んでいるのではないかと思います。
頭数は少ないかもしれませんが、死んでいないほうがおかしいのです。
なので事業開始からの引受け頭数は、たぶん4000頭に達すると考えています。
データ的に考えれば、すでに800頭程度が死亡している事態がありえます。
引き受ける犬の年齢が平均分布と仮定すれば、
つまり1-15歳の犬が各年齢ごとで200頭以上と考えてよい。
犬の平均余命は15歳には届いてないはず。
野犬であれば、実際には12歳くらいまで落ちるのではないかと思います。
毎年新たに引き受ける頭数は600頭以上。
もしかすると死亡数+譲渡数=新規受け入れ数となる平衡点が来ているかもしれません。
PWJでは施設拡充を今も行っているようなので増加は当面続き、
死亡数+譲渡数=新規受け入れ数となるのが保護頭数5000頭当たりと想定しています。
それでも今の増加数であれば、あと4年です。

3本ほど前に書きましたが、
PWJへのふるさと納税・一般寄付は、今のところ独占的だから集中しています。
が、同様のプロジェクトがGCFで乱立すれば集金力は落ちていきます。
資金がショートする可能性はとても高いのではないかと思います。
保護活動家がPWJ同様の取り組みを検討されても不思議はない。

この活動に夢を見るのはとても危険なことだと思います。

PWJの発信、または賛同者の発言から類推した、僕なりの想定です。

これからPWJへ疑義を投げている方の発言を読み込んでいきます。
そこから見えるものは、また整理し書いてみたいと考えています。

DCD 1500RE 修理から帰る。2020-10-13

2週間ほど前に修理に出したCDプレイヤーが返ってきた。

ブログの街頭記事などを印刷し、激しい症状を出したソフトも、 波形編集ソフトで取り込んだデータもウォークマンに取り込み、 販売店経由ではなく直接修理センターまで持ち込んだ。

ほんとに十分な説明をした。 以前の修理を担当した人も立ち会っていて、 何やかやと僕の不満を伝えていると、 さすがに同情もあろうが、主張にも理解を得られ、 その場で、前回の故障同様ピックアップが原因と思われること、 一人で3台のCDプレイヤーを有していて、 本機の使用状況なども考えれば、 本社に交渉して部品代については、 不要となるように話すといっていただいた。

で、症状の確認をしたところ、 なぜか症状が出なかったという。 僕にしては予想外の事態である。

CDプレイヤーは、昔からオカルト製品との思いがある。 突然調子が悪くなったかと思うと、 ディスクトレイの開閉すれば症状が治ったり、 ディスク読み取りができなかったものが、 なぜか読み込み可能になったり、 どう考えても原因がさっぱりわからないことがあった。

修理センターでは持ち込んだディスク以外にも確認したというが、 全く症状がなかったという。先週連絡があった。

技術担当者は言う。 「わからない。持ち込んだディスクなら音飛びが出てもおかしくないのに、症状が出ない。」 「このまま返却して、症状が出たら(僕の)納得しにくいと思う。 どうなるかわからないけれどトラバースを交換してみましょうか」

少しだけ考えて、部品交換してもらうことにした。 それで動くならいいし、やっぱりだめだったらあきらめる。 DACとして使用する。方法を教えてほしい。

で、今日引き取りに行って、先ほどつないだ。 2枚ほど聞き終わったが、症状の出ていたディスクなのだが、 全くトラブルはない。

ますます謎だ。

いったい何が原因だったんだろう。

今回のトラブルでも思ったが、販売店経由の修理依頼は やっぱりこちらの説明が十分に理解してもらえない。 直接持ち込む効果は高いと思うのだ。

今回の費用なら不満はない。 技術さんとのやり取りも納得を生む。 ブランドへの信頼感も失われない。

誰もがセンターに持ち込み状態を説明するなど、 なかなか時間的に厳しいものがある。 それを承知のうえで、 やっぱり技術屋さんと使用者が直接結ばれるほうが 最後がどうなるにせよ、納得しやすい結果になる。

なんじゃかんじゃで、いよいよ5年目を迎える。 5年過ぎたら、さすがに個体差があると承知する。 次故障したら、CDプレイヤーとしては廃棄する。 できるだけ長く動いてほしいとは思うけれど。ね。

ピースわんこの件2020-10-16

PWJと活動に反対する人たちの発言を読み込んで
僕なりにまとめようと思ったが、難航している。

公開質問状や幾人かの記事は読んだ。

で、知っている知識(誤りも含まれるが)を総動員して
結構な量の文が完成した。
何度かはやとちりしてしまったので、
今度はアップ前にしっかり確認しようと思った。
どうしたって銭金の話が出てくる。

で、確認しているうちに見落としていたところがあって、
その周辺を調べていたら、
神石高原町の法人登記がめちゃくちゃにややこしい。

これらを見ていたらめまいがしてきた。

だからもう少し時間がかかる。

うーん。

関わりに行ったばかりに人間不信が倍ましになりそうだ。

できたら20年前の、まだ他人を信じていたころに、戻りたい。

誰も見ていないと思うけれど、
もし待っている人がいるならもう少し待っていてください。
できるだけ整理してアップします。