読書記録 2007年1月から3月2007-04-01

小説((日本)

ミカ×ミカ 伊藤たかみ 
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2007/01/17/1117390
血涙 新・楊家将 下巻 北方謙三   http://kumaneko.asablo.jp/blog/2007/01/04/1090761
捨て犬トッティ 上 新澪ハルカ  http://kumaneko.asablo.jp/blog/2007/01/22/1131213
捨て犬トッティ 下 新澪ハルカ   http://kumaneko.asablo.jp/blog/2007/01/27/1141322
泣き虫弱虫諸葛孔明 第弐部 酒見賢一   
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2007/03/07/1239414
火怨 北の熠星アテルイ 上巻 高橋克彦  
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2007/02/01/1156019
火怨 北の耀星アテルイ 下巻 高橋克彦   http://kumaneko.asablo.jp/blog/2007/03/13/1258983
くだり特急 富士殺人事件 西村京太郎  
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2007/01/10/1103775
月を吐く 諸田玲子
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2007/01/01/1085756
深川黄表紙掛取り帳   山本一力 
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2007/03/03/1226162 
彩雲国物語 黄金の約束 雪乃紗衣  http://kumaneko.asablo.jp/blog/2007/01/15/1112479
パーク・ライフ 吉田修一  
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2007/01/06/1096683


小説(翻訳)

極楽にいった猫 エリザベス・コーツワース   
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2007/01/30/1149453
夜中に犬に起こった奇妙な事件 マーク・八ッドン 
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2007/03/12/1253944
猫たちの聖夜 アキフ・ピリンチ   
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2007/01/28/1144344
少年は戦場に旅立った ゲイリー・ボールセン  http://kumaneko.asablo.jp/blog/2007/03/18/1312477


随筆など

あの子からのグッドバイ 川木淳   http://kumaneko.asablo.jp/blog/2007/01/06/1095421
君が世界を見捨てても世界が君を見捨てない 瀬戸しおり  http://kumaneko.asablo.jp/blog/2007/03/19/1512432
ムスコロク ムスコロクの母  http://kumaneko.asablo.jp/blog/2007/02/02/1158595
パリの獣医さん (上) ミシェル・クラン 
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2007/03/15/1263848


コミック

マンホール (全3巻) 筒井哲也  
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2007/03/19/1326386

忙しいのは大嫌い2007-04-16

久しぶりなのである。
先月下旬から今日まで、僕にしては珍しく忙しかったのだ。
仕事がまずいっぱい。
家で大量の書類処理を、職場から持ち帰ってするはめになっていた。
何とかぎりぎりで期日に合わせてこなしていくのが精一杯で、
ネット遊びができない日々が続いた。

ネット遊びができなくとも、暇がなくとも、
目が回るほど忙しくても、実際に目が回っても、
下僕へは、犬たちの要望にこたえる義務がある。
この3週間、きっちり犬たちはいつものペースで散歩し、
いつものようにドッグラン遊びに連れて行かせていただきました。

が、それがいっそうの忙しさを増す原因となったのです。
こちらの報告は後日。

「そらん」の認定試験ラッシュですが、
大変残念なことに警察犬の委嘱試験は不合格でした。
僕が指導手となってのOPDESも大惨敗。
熟練作業だけは合格店をいただけましたが、
捜索は初めての室内の経験となり、
ほとんど何もできず、服従もあとに記す事情で不合格。
来週はもっと厳しい認定試験だというのに、
壊れた訓練が回復していません。

「そらん」の訓練は、忙しかろうと待っていられない。
認定試験に向けて、訓練士さんと一緒に取り組んでいたものの、
「そらん」と僕の関係では思わぬ障害があることがわかってしまった。
僕は「そらん」にとって甘える相手なのであって、
訓練士さんが指導手を務めていても、
僕が見えると走りよってくる傾向は以前よりわかっていたのだが、
それに加えて音響、ピストルの音が苦手ということがわかったのだ。

これがわかったのが、先月の認定試験前。
急ぎ、ピストルの音に慣れさせようとしたためか、
できていた服従まで壊れてしまった。

IROの認定試験協議会が来週に迫っているというのに、
「そらん」と僕のペアは壊滅的なまでの惨状にある。
赤っ恥をかくのはかまわないのだけれど、
認定協議会でペアを組む相手に迷惑を賭けることになるのが心配だ。

うううーん、いまさら横浜に行くのをやめるともいえないので、
困ったことだ。

ああ、気が重いぞ。
僕に指導手は無理だったのかもしれない。
次は訓練士さんに任せよう。

今日の訓練2007-04-18

審査会前の最後の訓練日。
今日の訓練はかなり「そらん」に気合が入っていた。
久しぶりに服従も熟練も創作もスムースにこなす。

服従のときの音へのシャイさは依然取れていないけれど、
ピストルに慣れさせるのは気長にすることにしたので、
鍋をたたいたり、食器をたたく程度にしている。
台の上に乗せるのも、今のところ嫌がっているので、中止している。
流れの中で乗って待つのは平気なようだから、
これまで壊す必要はないだろう。

今日の訓練では、かなり楽しんでできていたから、
審査会当日に僕が緊張しすぎることがなければ、
微妙に惜しい点数で不合格程度に近づいたかな?

訓練士さんの好意で木曜に最終調整を兼ねて訓練に行く。

審査会を思うと胃が痛くなるので、
「ごお」君のまったり画像を眺めて、心落ち着けさせています。

認定試験に向けて最後の訓練。2007-04-19

今日は認定試験に向けて最後の訓練に行ってきた。
相変わらず音には過剰反応するものの、
服従も熟練も元のレベルに戻ってきている。
運さえよければ認定試験にぎりぎり合格しそうな程度まで回復している。
運というのはほかでもない、二人一組で行う服従試験の順番で、
先行をひけるかどうかにある。
あとからの競技となれば、音に対してびっくりした「そらん」の試技はすべて崩れるだろう。
僕が指導手であれば、甘えてしまいその後の種目はすべてできないことになるだろう。

捜索力は最初に気が散らなければ力量的には高いようなので、
屋外の現場であれば期待はできると思っている。
しかし、初めての場所でもあり不安が残るし、
万一室内であれば期待できるレベルには程遠い。
速やかに捜索モードに入ることができるかも未知数だ。
週一でしか捜索訓練はしていないし、
僕が指導手として出場するのも3度目でしかない。
臨機応変を望みうるペアではないのだ。

それでも先週までの惨状からすれば、
現状はずいぶん改善されてきているから、
僕さえ緊張しすぎなければ、ある程度の結果が残せるのかもしれない。
がんばろうな。「そらん」。

土曜に大阪を出発するから、もう練習するときはない。
公開練習でほんとの最後の調整になる。
あとは運任せだ。

写真は去年の雪遊び。
なんだか今日雪がちらついたということなのでアップしてみる。

大阪に帰って来た2007-04-26

IRO認定試験会場から自宅までの約500キロを7時間で還ってきた。
これは近年の記録である。
若かったころはともかく、
この15年、東京ー大阪間は概ね8時間以上かけている。
夜間走行中心なので、すぐ眠くなってくるし、
犬を伴っての移動が多くなり、一度休憩したら30分は休んでいるし、
また、途中で仮眠を2-3時間は取るようになっているので
平均したら10時間以上になっている。
それが7時間。記録である。
海老名で食事と休憩。富士で給油。一宮で休憩。
それで走りきったのだから、まだ気力体力はあるらしい。
だけど、そのおかげでヘロヘロになってしまっている。
体も頭も芯が疲れたまま回復してこないのだ。

無理に走ったのは、途中で仮眠を取れば朝まで爆睡しそうだったから。
朝に帰ってもよいのだけれど、「そらん」が3日間の欲求不満で、
神経性胃炎のような状態になり、下痢&血便の症状が出ていたこと。
嘔吐もしていたことがある。
ジョンのことも心配だし、できれば早く帰ろうと、気合を入れてみたのだ。

「そらん」の下痢は、帰って来て見たら、一日で治ったものの、、
ジョンは僕の姿を見て安心したのか、
突然下痢ぎみになる。なんだか散々だ。

さて、お気づきのように認定試験に僕は触れていない。
その理由は簡単である。
触れるのが恥ずかしいような成績で還ってきたからである。
もっとも、僕が指導手であるからには予想された結果なのであり、
ごくふつうのけっかなのであるから、連休中に紹介してみよう。

写真は横浜スタジアムを背景にした記念写真。
「そらん」は嬉しそうな顔に見えるけれど。。。

ジョン、初のお泊り。2007-04-27

「そらん」の認定試験の間、
ジョンをどうしようかというのが問題だっった。
選択枝は3つ。

家でお留守番。ペットシッターに来てもらう。
ペットホテルに預ける。
一緒に連れて行く。

当初はお留守番を考えていたのだが、
ちょっとした事故もあり、これは除外。
一緒に連れて行くことを考えた。
だけれど、ほとんどがクルマでの待機になるうえ、
ただでさえ怪しい「そらん」と僕との主従関係の逆転をさせるのに、
ジョンがいては、さらに困難さが増すことは間違いが無い。
ぎりぎりのところで判断しなおしして、ペットホテルに預けることとした。

で、よくよく考えたら訓練士さんのところ、お預かりもしているではないか。
相談するとお預かりを快諾していただいた。

土曜日の晩に迎えに来てもらい、火曜日までの2泊3日、
ジョンは訓練士さんの家でお泊りを経験した。
で、そのときの様子は↓
http://asaka-dogschool.ddo.jp/blog/diary.cgi?no=87
どうやらのんびりすごしたらしい。
「そらん」がいなければ、誰とも遊べない内気さは健在だったようだ。

僕たちが帰ってきたとき、ジョンは少し拗ねていたようで、
歓迎振りは小さかったようだ。
帰宅して僕たちをみると緊張が緩んだのか、いきなり大量の脱糞。
翌朝には、かってないほどの大量ウンコ。
しかも緩々ウンコが、通常の3倍以上出る出る。

晩には正常ウンコに戻ったので安心したが、
ほんとに大量のウンコと軟便には驚かされた。
飼主と離れるというのは、ジョンにとっては大きなストレスをもたらすらしい。
次回に備えて、たまにはお泊りをさせてみないといけないな。

救助犬審査会 12007-04-29

「そらん」のような活動的で能力のある犬とであったばかりに、
下僕生活にどっぷりしていたいのに、
指導手などという、およそ似合わない物に挑戦してきた。
その到達点が問われる審査会になる。

9時前に大阪を出発、西名阪廻りで高速を移動開始。
亀山と浜名湖で休憩、足柄で仮眠し、6時に会場に入る。
結構広い会場に「そらん」は興奮気味。
いつものように放牧が待っていると思っていたようだ。

が、今回は審査会ということであり、フリーにしてやる時間は取れそうにない。
人を見、犬を見、「そらん」は遊びたくて悲鳴のような声を出す。
それでもフリーにできないのである。我慢だ。

今回の審査会には「そらん」の訓練士さんの師匠が出場している。
3頭出陳されていて、弟子や飼い主も来浜している。
師匠しと弟子さんたちの好意で「そらん」は現場で捜索練習させてもらった。
これは結構上手に探し当てて見せたので、期待する。
審査会では発炎筒を焚いたり、音を出したりすることになるので、
また様相が変わる。

主催のアジア・ワーキング・ドッグ・サポート協会は、
ネット友達の「ぱぐぅ」氏に紹介された野地氏が代表である。
いつも関東方面に来るたび、いろいろと教えてもらっているのだ。
今回は主催者ということもあり、忙しくて話はできなかったが、
相変わらず飄々とした人物である。

時間の経過と共に、審査会会場は物資が持ち込まれ、
どんどんと難しい瓦礫現場が出来上がっていく。
練習させてもらったころから比べると、まったく別物になっていく。

今回の審査会は3日間にわたって行われる。
初日は公開練習と広域捜査の審査。
2日目は服従と熟練作業の審査。
3日目に瓦礫捜索の審査。
審査員は本場ドイツからやってくるという。

僕と「そらん」は、捜索は週一の練習しかしていないし、
服従も毎週30分程度しかしていない。
日ごろの僕たちは、一言で言えば「そらん」がご主人様なのである。
犬の上に君臨しているとは言えないのだ。

それでも公開練習では、
服従の前進と匍匐に不安定さがある以外、大体上手にできていたし、
熟練も遠隔の不安定さは拭えないものの、何とかこなせた。
ピストルの音さえ気にしないでいられるのなら、
少しは期待できようかというレベルにまとまっていた。

演技順を決める抽選の結果、残念ながら後攻を引いてしまったので、
服従は合格圏内に行くのは不可能ということが決定したのが残念であった。

昼からは協会の関係者や一般観衆が来場して来た。
取材にも数社来ている様だった。
取材陣とは別に、ぱぐぅ氏つながりで知り合えた、
介助犬ニコラス君の使用者とアルファ君、
家庭聴導犬のラブ太君ファミリーなどもやってきた。
緊張していなければ、いろいろと写真を撮ったり話をしたりしたかったけど、
残念ながらがちがちになっていたので、何もできませんでした。

会場では昼ご飯まで用意してくれた主催者の心遣いに感謝いっぱい。

そうそう、ぱぐぅ氏には結理君のリードとチェーンを借りた。
僕が用意していたものは違反物だったそうである。
なにかと場違いな僕に適切な助言ありがとね。

写真は本番での様子。
本来40歩離れなければならないのだけれど、
すでにピストルにおびえています。くっつき虫状態です。

救助犬審査会 22007-04-29

今回の審査会、宿舎は「ぱぐぅ」氏に教えてもらい、
平塚の「やまいち旅館」というところを予約した。

写真はないけれど、2泊3日で晩御飯付き、犬連れ込みOK、
クルマの駐車場もあるという豪華仕様。
ここの晩御飯、なかなかに美味しい。関東に行くときは利用してもよさそう。

部屋は4畳半でベッドが入っている和室。
ベッドはシングルなので、二人で眠れないから、
床に敷物を敷いて、並んで寝ようと思っていたのに、
「そらん」がベッドの上でへそ天で寝てやがった。悔しい!
もちろんベッドにはカバーはかけていたから問題はなし。

平塚-会場間は45分ほどかかるので、
早寝早起きが基本です。


写真は服従本番でのピストルがなった後の「そらん」。
この後「そらん」は混乱したまま、
下僕の制止も聞かず脱走して試験は中止になりました。
とほほほほほ。

救助犬審査会 32007-04-29

服従がぼろぼろだったので、せめて熟練はちゃんとしような、と言っていたのに、
今度は「そらん」ではなく、僕が失敗をしまくる。
各種目の距離のとり方が、いつもより短すぎたり、長すぎたりで、
ジャンプは助走距離が足りなくて失敗。
トンネルは逆に距離をとりすぎて戻ってきてしまう。
僕の指導振りも自信喪失のため元気さが足りず、
「そらん」に不安が伝染。
動きが緩慢になってしまっていた。

練習ではなんとなく上手くいっていた遠隔も、
センターの位置がポールではなく、シートを折りたたんだものであり、
目標として「そらん」が認知できずに迷走。
左への指示をするまでも泣く中止となった。

移送は抱きかかえられるのは問題なくできたものの、
渡された相手が地面に置いた瞬間に帰ってきた。

結局いいところなしで終わった。

評価としては「服従に比べて犬が楽しそうにしているが、
指導手が未熟。犬との関係に問題がある。」
との指摘。
ごもっとも。出場する前からわかっていたことだけれど、
改めての指摘は辛いです。

まあ、僕にしては上出来の部類なのだけれど、
この審査会に出場しているほかの人から見たら異質すぎ。

犬任せの人なんて、ほかにはいません。

救助犬審査会 42007-04-30

服従も熟練もぼろぼろ。
そのうえ「そらん」は広い会場なのにフリーにしてもらえずストレス過剰。
二日目の日程終了後、走り出すと車での移動に飽いたのか、
一日中のクルマでの待機が辛かったのか、もどしてしまった。
宿舎に帰って散歩してみたらウンチがゆるゆるになっている。
なれない日程でストレスがたまりまくりというところか。
散りあえず腹や心臓の音を聞いても異常はない。
宿舎に着いたら元気に走り出そうとしている。
宿舎周辺をのんびり散歩して発散させたあと、
もう一度体調を調べても異常はなさそうだ。
それで腹が減ったろうと、晩御飯をあげてからしばらくして、
「そらん」が散歩を要求した。
連れ出ししてみると、すぐにうんちの体制に入る。
先ほど食べた食事がすぐに出たというわけでもなかろうが、
次々とウンチをする。
固形物から水便に近いものに変わって行く。
とりあえず持参のビオフェルミンを飲ませ、
明日の捜索審査ができるか様子を見ることにする。

出すものを出して落ち着いたのか、
それとも疲れてしまったのか、
この日は「そらん」は熟睡したようだ。

写真は失敗ジャンプ。
いつもより助走距離をとらない位置で指示を出したものだから、
バーを2本引っ掛けてしまっています。
いつもはちゃんと飛ぶのになあ。