We’sドッグカフェ兼愛知支部2008-08-06

犬遊びのついでに東郷町まで足を伸ばし、
AA愛知支部見学も兼ね、
「そらん」の親元にだめもとで訪なうことにした。
3年前に行ったときもいきなりだったため会えずにいたから、
今度こそ会えるとよいなと思っていた。
立派になった「そらん」を知ってもらいたいもんね。

愛知県東郷町は家から約180キロ、湾岸線を走れば2時間で行ける。
ドギパでしっかり遊ばせてから向かった。到着は4時過ぎとなった。
ところがせっかく親元に見せに行こうとしたのに、
親元の会社は事務所も看板も撤去されていた。
どうしたのだろうね。

親元を訪問する気になったのは、
追い続けているAAの愛知支部を見に行くという目的があったから。
せっかく来たのに「そらん」を見せられないのは残念だが、
主目的の愛知支部はしっかりと見てきたので感想をメモしておく。

「We’s」は同じ場所で営業していた「ダックァ」の建物を、
そのまま流用し内装等に手を加えている。
「ダックァ」が木の質感を前面に押し出していたのに対し、
「We’s」は外壁を白色系とし、室内も明るい色彩で演出している。
「ダックァ」の建物をリフォームしただけなので、
厨房をはじめ店内は「ダックァ」の頃と代わり映えしない。
テーブルは4台、カウンター席が10席ほどと、
満員でも30名程度という収容数となる。
床はコルク仕様で滑りにくいものだが、
以前の状態でも滑っていたわけではないから、
むしろ多孔質のコルクを使うことで、
水による痛みに対応させているのかと思った。

ドッグランは「ダックァ」の頃より狭くなったように思う。
ダックァのときは、隣接する道路際までランになっていたが、
「We’s」では奥のほうにプレハブが建てられ、
またクルマが停められていた。
ランは大型犬と小型犬にわけられていて、
それぞれの飼い主にとっては安心できるようになっている。
が、実際には大型犬用ランでも「そらん」には小さいなと感じる。
「ダックァ」のときはランは客であれば無料で使えたが、
「We’s」では、ワンドリンク付き1500円という設定となっていた。
こういうシステムをとるドッグカフェとしては「アースコート」もあるが、
貸切の「アースコート」に対して、「We’s}は貸切ではないようだ。
経営方針としては。、いささか中途半端に思う。
「ダックァ」ではランへは飲食物の持ち込みは規制されていたし、
「アースコート」は貸切にすることにより事故を防いでいる。
「We’s」では複数の客が入場できることになるのに、
飲食物が持ち込める。犬同士の事故にはガードが低いかもしれない。

コーヒーを頼んだが400円とドッグカフェとしては標準的な値段である。
軽食メニューもありそうだったが、
厨房の状況から見て、レストランには程遠い感じである。
ほぼ普通の喫茶店並といったところだろう。
犬のためのメニューもいくらかあるが300円と手ごろな価格であった。
またオーナーもスタッフも犬好きなので、
客としてみたら居心地は悪くない。
犬への水のサービス、敷物サービスなど接客には疎漏なし。

トリミングはゴールデンでカットコースで8500円からと、
比較的リーズナブル。

スタッフはオーナーを除いて5―6名いる。
オーナーの様子から接客はするものの厨房作業はしなさそうである。
カウンター内に2名、厨房に1名、ランに1名が基本なのだろう。
その他はトリミングスタッフなのだと感じた。

約1時間滞在していたが、この間トリミングの客はいなかったように思う。
僕以外の客は13名ほどいたが、
ぱっと見の客単価は1000円程度まで、
僕が入ってからは新しい客は入っていないので、
一日の客は70―80名というあたりになるかと思われる。
つまり一日の売り上げは7―8万円程度となるのではないか。
スタッフの賃金が一日3.5万円。
その他原価が売り上げの3割程度の2万円前後。
これに施設更新分が加わる。
間の日にもコンスタントに客が来ていたら、
結果として月の利益は30万程度になろうか。
金利負担がないと仮定したならのことである。

以上、トータルな評価としては全うな商売をしていると思う。
ドッグカフェとしては十分に及第点にある。

ではAAの愛知支部としてならどうか。
店の外観にアークエンジェルズのロゴがあるほか、
店内にてアークエンジェルズのオリジナルグッズを販売していること、
(CD、Tシャツ、キャップ、カレンダーなど)
アンケート用紙を置いていること、
2006年に作成されたリーフレットが置かれている。
環境省発行の啓発冊子をおいている。
その程度のことである。

想像していたような写真展示もなければ、
ざっと施設を見渡しても保護犬を管理しておく場所も見つからない。
(一箇所、そういう用途に使うことが可能な建物があるにはある。)
つまり支部としての機能はほとんどないのである。
あの程度の態勢で支部を名乗ることに意味があるとは感じられない。
あの程度の協力であれば、「アースコート」だってしている。
だけど支部なんて名乗る必要もない。
支部と名乗る以上、何らかの意味で支部活動を行うことが考えられる。
それが何なのか、ぜひAAに発表してもらいたい。
愛知県の動管にはアクセスした形跡があるようなので、
引き出し可能犬の情報を林代表にもたらすのが主任務ということか。
この支部活動の見えなさはいったい何なのだろう。
支部であるからには、本部から一定の援助も与えられると考える。
まさか…。
トリミングに関係があるなんてことないだろうな。

このドッグカフェ、借金さえないのなら、
オーナーに趣味的に営業していられる収入があるようだから、
貪りさえ戒めて営業していれば、やけどすることはなさそうだ。
AAを信じていることがやけどにつながらなければよいのになあ。

ちなみに置かれていたリーフレット、
例の大阪市認証団体台1号の記載をマジックで消したもの。
事務所は都島のまま、HPアドレスの記載もも昔のまま。
もったいなくて使いまわすこともあるだろうが、
普通の神経なら訂正シールは貼っとくって。
まちがった情報では自己PRになりはしないものね。
今は亡き「ゆき」ちゃんへのエンジェルズオーナー基金も載せられている。
古いものを使いまわしているから仕方ないのだとしても、
「ゆき」ちゃんの引き取り手が見たら切ないだろうね。
ずさんだねぇ。AAのやることは。

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