おおあたり2018-12-09

畠中恵  新潮文庫  590円

しゃばけ15作目。帯に累計840万部突破とある。
スピンオフや漫画・読本を含めると20作くらいか。
1作品当たり40万部以上という計算だ。これはすごい。
出版物が売れない状況の下でこの実績は、
出版社も継続を望むだろうし、
作者も気持ちよく書いているようだから、まだまだ続編が続くだろう。
シリーズが始まったのが若旦那15歳で、今作あたりで20歳くらい。
大店の店主として独り立ちし、
妖たちの助けがいらなくなるまでを一区切りとするなら、
若旦那の祖母や佐吉・仁吉の物語などもさしはさまれるから、
単純にあと20作程度は最低続きそうだ。
若旦那が死ぬまでを描き続けるとしたら、
著者が先に逝きそうじゃないか。
いや、それより先にくたばる読者も多かろう。

できれば大団円を見届けて逝きたいものだが、
そうは問屋が卸さんような気が。

シリーズもの特有の安定さがあるから、
内容についてガチャガチャ書いても仕方なし。
読み続けていることが、僕の評価なのだ。

過去にはこれだけ紹介している。
しゃばけ 畠中恵
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2006/02/17/256926
ぬしさまへ 畠中恵
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2006/03/02/275268
ねこのばば   畑中恵 
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2007/05/22/1525465
おまけのこ           畠中恵
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2008/03/03/2688097
ゆめつげ            畠中恵
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2008/06/20/3586208
うそうそ 畠中恵
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2008/12/25/4026389
ちんぷんかん             畠中恵
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2011/01/17/5642630
いっちばん              畠中恵
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2011/10/31/6180208

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