そろそろ次を考えなくちゃ2018-12-01

ベルファイアも来夏に4度目の車検になる。
買い換えたとき、10年20万キロで次の乗り換えと予想していた。
走行距離は、現在時点で17万キロと想定している。
実際は、16万キロと予想を下回っている。
(犬の牧場が移転したため長野まで行くことが減ったこと、
「そらん」の老いが進んだことが
年間走行距離を三割押し下げたことが原因だ。)

昭和の時代ならともかく、平成に入っての製品は、
塗装もよくなっているし、各部材も精度が高い。
20万キロ走ったってまだまだ乗っていられるとは思う。
でも、電子部品を多用している車づくりゆえ、
そちら方面でのトラブルが増えてくるのだろうなと思っている。

で、次の車をそろそろ物色し始めている。

ただ、車種を絞り込むにあたっての方針が決まらない。

「そらん」がいたころのように旅行を多くするのか、しないのか、
「まこら」が、ほんまに最後の犬となるのか
「はいら」があと3年も、がんを抱えたままで、生きていてくれるのか。
そこらあたりの事情が絡まり逢い、
選ぶ車の姿が見えない。

あまり遠出をしないで、「まこら」一頭との生活になると考えれば
軽四で十分だ。四駆も不要。N VANあたりが適当だ。
元気な「まこら」を連れてあっちこっち行くようなら
少し大きめの車がいる。四駆が必須のように思う。
四駆がラインアップされたNV 200あたりがいいのかな。
犬が2頭になるのなら、もっとゆったりした空間が欲しい。
そうするとLクラスミニバンかハイエースなど商用車あたりか。
いっそキャンピングカーやトランポにしてしまうとの選択もある。
新品で求めると160万くらいから600万くらいと幅広い。

死ぬまでの必要経費から考えたら、
できるだけ、将来の維持費をも含め、
出費を抑えておかないと、あとがきつい。

買い換え時も難しい。
消費増税までなのか、増税施行後すぐあたりがいいのか。
予定通り10年目にするのか、今のクルマを限界まで引っ張るべきか、
すべての状況が確定してからにするのか。
どのようであれ次が最後のクルマになるんだろう。
収入がなくなったのだから、慎重に選ばないと。
不満があるので買い替えはできそうにない。
犬遊び用だからシェアリングというわけにもいかないだろうから。

ぼぎわんが、来る2018-12-03

澤村伊智  角川文庫  680円

映画が間もなく公開されるということで、
何処の本屋でも平積みされている。
で、読んでみた。

単行本は2015年出版で、日本ホラー小説大賞「大賞」受賞桜だそうだ。
同賞は大賞が出されない年度があるから、
大賞受賞作というのは本当に名作ばかりの印象がある
だからかなり期待していた。

「夜市」並みを期待したが、期待倒れとの印象を残した。
面白いし、怖さもたっぷり。充分読ませる。
だけど過去の作品のよいところを継ぎ足したように思えてしまう。
新しさは感じない。ホラーに新しさを求めるのは間違っているのかもしれない。
だけれど≪大賞≫ゆえの期待を満たしてはくれなかった。
女性の怨念と、貧しさが生んだ間引きや姥捨ての陰惨さという伝統的世界に、
モダンホラーのエッセンスを無理に入れ込んだものとなっている気がする。

どこかひっかかりを感じてしまうのだ。

語り手視点の主観がもたらすずれを、最大限利用して読者を迷わせておき、
新しい解釈を展開していくあたり、うまいとは思うが、
個人的に絶賛するほどではないと思った。

繰り返すが、面白いし怖い。
読んで損をしたとも思わない。
エンターテイメントとして優れている。
キャラもたっている。だから続編も出せている。
次作も近いうちに読もうかと思っている。
次作にもこの作品くらいのできなら、傑作と評価するように思うが、
果たして同一のコンビで、同じ手法を使うのは、
今作の緊張感が持続できるのか、疑問に思う。
様式美にしてしまうのもありだけれど、
そういう形態となるなら、その次までは読まないだろうなあ。

あの問題は、あおり運転、ちゃうやろ。2018-12-03

東名高速で起きた強制停止により死亡させた事件。
以後、あおり運転が危ない行為だと世は合唱する。
多くはあおる側の悪質性にのみ注目する。

で、あおり運転批判が起きている。
それ自体に異論があるはずもない。

基本あおり運転はよくないのは承知しているし、
そんな運転をしたいとも思わない。
相手の運転技術と自分の運転技術に対する絶対の信頼がなければ、
自分が怖い思いをするばかりであろう。

だけれどだ。
つい先だっても、追い越し車線を漫然と走り続ける車に出会った。
走行車線は80キロで流れていて、
それよりもやや速いスピードで(メーター読み95キロ)
追い越ししていたのだが、
前方に遅い車がいるのを見た。
走行車線側の車が次々追い越していく。
ややイラッとしたが仕方がないから
アクセルから足を放し、
ブレーキはできれば踏みたくないなと思いながら様子を見た。
どんどん接近してくる。
やむを得ずブレーキを緩く踏み速度を調整した。
車速はメーター読みで75キロまで落ちた。
左側から追い抜いてやろうかと一蹴想ったものの
原則禁止事項だから思い直し前車が進路を譲るのを待った。

そうすると車速をあげだした。
車間を一定に保ちながら(車間60メーターほど)再加速し、追従。
そうするとしばらくしたらまた車速が落ちる。
また走行車線側のクルマより遅くなる。
進路変更してしまおうかと思ったが、
後続を確認したら、走行車線側は車列が完全に途切れている。
今いる走行車線の車が先行車を追い越せば、
さすがに今度は車線を譲るに違いないと思って車間を保ち待つ。
むしろ僕の車の後ろのほうがいらついて車間を詰めてくる。
そして走行車線が開くやウィンカーもほどほどに左から追い抜かれた。
そのあとに続いて僕も進路変更して結局追い越したのだが、
あとからあとからその車がいるから、そこでちょっとした渋滞が起きる。

さてこの僕を含め後続車をして「あおり」とよべるだろうか。
僕自身は、後続車から車間を詰められて、気分は悪いが
あおりだとは思わない。
形の上ではあおられているが
あるいは先行車があおられたと感じたかもしれないが
漫然と走り続ける先行車に大きな問題はないか。
車線意識のなさにあきれる。
そうした知識のなさや状況判断の悪さによる
走行妨害といえないか。

走行車線が開いていれば、基本そこを走る。
追い越し車線で追いつかれたら
できる限り早めに進路を空ける。
追い越しを開始する前に速度差がある車が近づいてきていたら、
その車を先に行かせてから追い越しを開始する。
高速での基本マナーだ。

そもそも追い越し車線を走り続けるのは正しい運転ではない。
追い抜き行為が終了したら、走行車線に戻るのが原則だ。
そうしないから車間が詰まる。
進路を譲ってほしいとパッシングして、
自分の意思を相手に伝えるのは、昔からよくあることだ。

いろんな発言を聞くと、進路を譲らず自分の走りたいように走る、
それをどけと言われた、あおり運転されたとのたまう例も多い。
もちろん速度超過の接近車が全体の状況を見ずに、
ただただ「どけっ」とする場合もある。
車間を15メーター以下にまで詰め、
パッシングや車体を振ったりする威嚇行為されることもある。
それはあおり行為ではある。

が、運転者が互いに知っておくべきルールを知ろうともしないで、
走行車線が空いているにもかかわらずどかずにいたら、
あおりをあおる行為じゃないかと思う。

あの事件があってから
車間を詰める行為があおり運転だと理解し、
後ろから車間を詰めるような運転者が悪いのだとしているようだ。
実は漫然と追い越し車線に居座る行為にも、
あおり運転同様の危険行為であると認識しておく必要はないだろうか。

そうした意味で常識だったはずのものが崩れてきた。
運転者の了解事項を守る方向性の指摘があってしかるべき。

あの事件は、あおり行為という表現は当てはまらない。
専門家でないものから見たら恐喝・通り魔である。
危険運転なんてものではなく、暴力行為でしかない。
多くの人が指摘するあおり行為とは別次元のものだ。
高速道路上で、安全地帯でもない場所に停止させれば、
重大な事故を誘発させる。
普通の頭脳であれば判断できるはずだ。
わかっていてやったのだから放火と同じ程度の悪質さだ。
同じようにあおり行為が危険だと啓もうする意図で
あおり行為を訴える人の言い分を聞き、映像を紹介もする。
その部分だけを見れば悪質すぎる。許されるものではない。

だけれど中には、被害を訴える側に
認識間違いが起きていないかと疑うこともある。

あおりを受けたとする前の時間軸で、
加減速を繰り返していたり、
意思をはっきりさせない車線変更をしたり、
急ブレーキを踏ませるような車線変更を強引にしたり、
人間の悪意を誘発させるような運転をしていないか、
それぞれが見直すことも必要だと思うのだ。

僕に限って言えばそのような運転者によく出会うようになった。
年々その数が増えてきているように感じている。

怖いあおり行為を受けたという、
その裏ではあおり行為を誘発するあおり行為もまたある。
今一度運転するうえでの当たり前が戻らないものかと思う。

昔に比べて高速が走りにくくなっている。
誰しもが状況を見るべきではないのか。

事件の悪質さをクローズアップするだけでなく
高速道路の交通全般のマナーを再確認するときだと思う。

どうにもCDプレーヤーと相性が悪い。2018-12-05

一部のオーディオ機器を除いて、使い始めて20年以上がたつ。
そろそろご臨終するのは理といえよう。

CDはメインのMERIDIAN 508が一昨年に御臨終した。
トレイのローディング不良から、再生不能に至った。
そのあとにメイン使いするためにDENON DCD 1500REを購入した。
今現在はサブシステムにつないでいるが、
将来はメインに戻そうと思っている。

どうにもCDプレーヤーとは、僕は相性が良くないらしい。
買って2年目で、そんなに使用頻度も高くないというのに、
早くもトラブルだ。
SL-P7はひどすぎたが、充分今回もひどいなと思う。

1か月あたり20枚程度の使用で、
しっかりしたラックに収めて使っていたのに、
3-4か月前か、もう少し前からか、
CDの認識に時間がかかりすぎるような感じがしていた。
それがこの1か月で目に見えて顕著となり、
このところスイッチ・オン後の一度目は
NO DISC表示されるようになった。

電源を入れて30分も通電した後は正常に動く。
すぐに再生しようとしたらNO DISC表示されるも
2,3度繰り返せば読み込み再生が可能となる。
そういう状況に相成った。

サービスに電話したら、修理に出すよう求められた。
だから製品の癖ではない。

ピックアップ不良なら、時間経過によって正常に動くのは考えにくい。
ソフトの問題なら、同一ソフトじゃかならず同じ症状が出るんだろう。
基盤などの異常発熱なら、筐体を触れば想像できるが、それはない。
さて原因が全く想像できない。

月曜に修理に出したが、
どんな結果が出されるのか、
保証期間外になってしまったが、
修理費をどの程度求められるのか、
今から少々立腹モードになっている。

無茶なことは言うつもりはないけれど、納得のいく原因と対策、
そうしたものが得られないと不満爆発しそうなのである。

パソコンも含め家電品であれば、
通常の使用方法で5年は動作保証してほしいと常々思っている。
CDプレーヤー以外の製品で、
修理に出さなければならない家電製品に出会ったことは、
ほとんどない。
パソコンですらSO-TECのもの以外ではない。
(今使っているノート)はバッテリーの初期不良があった。
一年経過していたが無償保証を受けた)

そういえばMERIDIANも購入後2年で一度故障しているのである。
なんでCDプレーヤーだけ3度もこんなことになるのだ。
使った6台のうち3台が2年以内で故障する。
僕はCDに呪われているとでもいうのか。

おおあたり2018-12-09

畠中恵  新潮文庫  590円

しゃばけ15作目。帯に累計840万部突破とある。
スピンオフや漫画・読本を含めると20作くらいか。
1作品当たり40万部以上という計算だ。これはすごい。
出版物が売れない状況の下でこの実績は、
出版社も継続を望むだろうし、
作者も気持ちよく書いているようだから、まだまだ続編が続くだろう。
シリーズが始まったのが若旦那15歳で、今作あたりで20歳くらい。
大店の店主として独り立ちし、
妖たちの助けがいらなくなるまでを一区切りとするなら、
若旦那の祖母や佐吉・仁吉の物語などもさしはさまれるから、
単純にあと20作程度は最低続きそうだ。
若旦那が死ぬまでを描き続けるとしたら、
著者が先に逝きそうじゃないか。
いや、それより先にくたばる読者も多かろう。

できれば大団円を見届けて逝きたいものだが、
そうは問屋が卸さんような気が。

シリーズもの特有の安定さがあるから、
内容についてガチャガチャ書いても仕方なし。
読み続けていることが、僕の評価なのだ。

過去にはこれだけ紹介している。
しゃばけ 畠中恵
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2006/02/17/256926
ぬしさまへ 畠中恵
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2006/03/02/275268
ねこのばば   畑中恵 
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2007/05/22/1525465
おまけのこ           畠中恵
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2008/03/03/2688097
ゆめつげ            畠中恵
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2008/06/20/3586208
うそうそ 畠中恵
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2008/12/25/4026389
ちんぷんかん             畠中恵
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2011/01/17/5642630
いっちばん              畠中恵
http://kumaneko.asablo.jp/blog/2011/10/31/6180208

犬たちとの旅2018-12-10

まこらを迎えて初めてのお泊り旅。
野辺山まで行ってました。

目的の一つは、まこらの出征証明取得。
もうひとつは「はいら」を、いつまで生きられるかわからない、
里帰りを兼ねて。

「はいら」の幼犬期に世話になったスタッフたちはもういない。
だけれど牧場主のことはよく覚えているのだ。
行くたびに大喜びする。
今回も喜んだが、以前のような軽やかさは、もう、ない。

「まこら」は、元気いっぱいなので飛びついた。

そうそう「まこらは9月6日生まれでした。

はじめての旅で、宿泊所でお行儀よくできるか心配でしたが、
だいたいは問題ありませんでした。
おしっこの失敗もないし、什器の破壊も、まあありません。
スリッパをカジカジしてしまったのは残念です。
あと人の気配がすると吠えてしまうのが困った点。
2泊目にはかなり慣れてきたのか吠える回数が減っています。
何回かつれて行ったら治るかも。

滝沢牧場と清里丘の公園内ドッグランで遊びました。
ほかはいつものように菩提寺PA,、駒ケ岳SA、
八ヶ岳リゾートアウトレット内ドッグラン、黒丸PAで遊んだ。

八ヶ岳リゾートアウトレットは駐車料金を取るようになった。
田舎の施設で車がないといけないのに、
何と強気なのか。買物しようと300円ですか。
何気に悔しい感じがする。
いくつかのショップでは還元割引しているようですが、
商品を見て買うか買わないか決める人たちは悔しいでしょう。

関東により近い施設が無料のままなら、
やや客足に影響が出るかもですね。
僕は、八ヶ岳に行くたび、なんとなくより、
いいものがあるか探していました。
何も買わないこともあったし、寄るやめるかも。

買物はわざわざ八ヶ岳でしなくても、
臨空もあれば竜王もある。ドックデプトは臨空にある。
なんで有料にしたんだろう。
周辺の駐車場は無料のようです。

CDプレーヤー修理完了2018-12-13

DCD1500の修理が完了し、戻ってきた。

最近の修理事情というのは、何も書かないのかと驚いた。
作業内容として「トラバース交換」とあるのみで
欄はあるけれど部品代や技術料の明細表示がない。
交換した部品名は表示してあるものの
不具合に対して、原因がはっきりわからず、
その部品を替えなければならない理由が推察できない。

今回の修理内容から推察できるのは、
CDピックアップ部を動かす部品の不具合だ。
可動部分ということで故障は仕方のないことなのかもしれないが
製品の性格上、心臓部にほかならず、
そこがわずか2年で不具合になることが、そもそも理解しがたい。

そもそも家電製品が、通常の使用条件において、
5年以内に動作不良することが、僕はおかしいと思っている。
消耗部品が2-3年でへたることはありうると思っているし、
ハードな使用や想定外の操作環境にあれば、
それは起きても仕方がない。
そういうのは使用者の責任だと思っている。

使用にあたって市販音楽CD以外は再生していないし
その枚数もトータルで300-400枚といったところでしかない。
設置しているラックはハヤミのもので、
かなり堅牢なものであるし、設置後移動もさせていない。
筐体に無理な力も加えていない。

そんな状態で使っていて故障するようでは、
製品として信頼できるものではあるまい。

買った時からCDの読み取りに時間がかかると思っていた。
SACD対応のため判別に時間がかかるものと思っていたから、
読み込みが遅いのは製品の特長だと思っていたが、
修理後には当初より時間が短縮されたような気がする。
そうだとすれば初期不良だったかもしれない。

トラバース交換をしたことで不具合が治ったのだから、
文句を言うべきではないのかもしれない。
が、ピックアップの不具合が時間経過で正常になるというのは
オカルト的に思える。
可動部分の不具合ならずっと症状は出続けるように思う。
修理内容以外にも問題があったのじゃないかとの疑念が残る。
対症療法で治ったといわれるだけで納得しろというのは、
少々というより、かなり不親切な対応だと思うのだ。

いつからこんなに説明をちゃんとしなくなったのだろうか。

S-3100のエッジが…2018-12-15

しばらく使っていなかったメインシステムで聞こうと思い立ち、
「キングス・オブ・マリ/チコ・フリーマン」を掛けた。
どうにも音が締まらない。
サランネットをはずしてユニットを見たら、
ウーファー・エッジがえらいことになっていた。

3年ほど前に見たときは、
痛んではいるものの全周まだあったし、
エッジの一部に亀裂があったりするけれど、
指でつついても崩れるほどじゃなかった。

あちこち亀裂はあるは指で触ればボロボロ崩れる。
そりゃ、まともには鳴らんわいな。
新しいスピーカーを探すとしたら
15インチウーファー搭載モデルともなればペア100万越えは必至。
そんな金はない。

JBLのスタジオシリーズなどなら価格く的には手ごろで
スペックでは低音から高音までS-3100を凌駕する。
ほかにもペア10-20万円の手ごろ感のあるスピーカーにも
評判のいいものはある。

だけど、だ。
やっぱり15インチウーファーの音は捨てがたい。

いろいろ調べてみると、エッジの交換は自分でもできる。
作業的には頑張ればできそうな気がする。
いっそ自分でしようかと思い悩んだ。

悩みながらエッジ修理をしてくれるか、
最近よく買っている上新一番館で問い合わせた。
「量販店では受けないと思う」との回答。
何処かないかと尋ねたら、
近くのハイファイ堂がしていると教えてもらった。

また、購入店舗の川口無線でも問い合わせた。
川口無線からエッジ交換業者に出せるとの回答だった。

どちらの店舗でもエッジ張替えは40000円前後とのことである。
エッジの材質はウレタンもしくわゴムとなるようだ。
材質によって音は変わるのだろうけど、
日本ではウレタンは不向きのようなので、
どちらかというとゴムを選ぶ人が多いとのこと。
ほかにもセーム皮やら布といった素材もあるようだけど、
はじめてのことなので、ゴムエッジにしようかな。

自分でして取り返しの利かないドジを踏むより
ノウハウを持つ業者に任せることにしよう。

早速ユニットをはずしにかかったのだが
ねじは緩められたけれど、ユニットが抜けない。
ずっと締め付けられていたことで
エンクロージャーに圧着している。

マイナスドライバーを差し込んでこじればはずせそうだが、
先が太いのでエンクロージャーに傷をつけかねない。
そこでスクレーパーを買ってきた。
壁紙などをはがす器具だ。やや柔らかい気がしないでもないが、
先端はかなり薄いし、斜めのカットがはいっているから、
差し込んだあと梃子ののように使える。
小さなもので十分だろうと600円くらいのを選んだ。

慎重にユニットとエンクロージャーの間に差し入れたら
パリッという音がして、梃子のように使う必要もなく
あっさり取り外しに成功した。

後は修理に持ち込むだけだ。
修理が完了したら、またエージングからやらなければ。

それにしてもユニットは重い。
2本だと30キロ近くあるんじゃないか。
こりゃ普通の箱じゃもたんぞ。
しっかりした箱を買いに行かなければ。
車に積んで持ち込む予定だが、
郵送なんてしたら、いくらかかるんだ?

ずうのめ人形2018-12-17

澤村伊智  角川文庫  760円

「ぼぎわんが、来る」で、なんか判然としないままでいたので
続けて読むことにした。

やっぱりなじまない。面白いのだけれど、誰かに進めようという気にはならない。
モダン・ホラーにするならするで、古典的な階段模様にするならするで、
どちらかに振ってくれたほうがしっくりくる。

最後の着地点から逆算して書いているのか、
登場人物達の行動・関係性が無理に隠されているため、
恐怖小説の側面よりミステリ色が勝つ。
それはそれでいいのだけれど。

作中作のありかたが叙述トリックになっていて
情報交換していないにもかかわらず、最後に運命を共にする二人の在り方に
面白く読み終えられるはするが、引っかかりを覚えてしまう。

新しさと古さが同居しているという評価ができるのだけれど、
どちらから見ても消化不良になっている感がしないでもない。

それにしても、澤村氏の描く人物は歪んだ人格が多い。
今回の登場人物たちも、呪いの主格を筆頭に歪んでいる。
復讐者も歪んでいる。難を逃れた語り手も、その後輩も、
そして前作から登場する真琴と野崎も、歪んでいる。
作中作で語られている美晴も、相当に歪んでいる。

事件そのものの恐ろしさより、この人格のゆがみこそが
この人の持つ特性なのかもしれない。
怪異を描くのではなく心理サスペンスに向かったほうがいいのかと思う。

今作も、面白いし、恐ろしさも読み応えもある。
この一連のシリーズといいって言い短編集も出ているようなので、
たぶんそちらも読むだろう。
それが僕の評価ということである。なんかしっくりしないけれど。

修理の詳細は2018-12-25

DCD1500REが不具合があり修理に出し、
その後は普通に動いている。
何が悪くて、何を修理したのかわからないので、
実は問い合わせをしていた。

結論から言うと、部品の歩留まりの問題なのか、
レーザー・ダイオードが不具合を起こしたということらしい。

なんだ、初期不良に近いやんけ。
と、思うのだが、どうなんだろう。
回答は丁寧だったので、立腹にはつながらなかったが。

「(略)技術的なお話は逆に必要無いという、
お客様のご意見もございますこと、ご理解いただきたく存じます。」

と回答にあったが、
技術的な話を聞いているのではなく、
何が悪くて、どう修理したか、知りたいのある。
トラバース交換とあるだけでは
ずぶの素人にはわからんやろといいたいわけだ。
そもそもトラバースとは何ぞやという人も多いだろう。

回答には
「、トラバースとはCD/SACDピックアップと
スピンドルモーター/ターンテーブル、ピックアップスライド機構が
一式になった部品の総称でございます。」
と記載されているように、
知らない人は知らないと、メーカーもわかっているわけだ。

だから、修理内容を見たときに
何処が不具合を起こし、
その修理をするのにこの部品を交換しましたと
知らせてほしいということなのだ。

治ったからいいだろうではなく、
続けて使用するうえでの参考情報が欲しいのだ。、

「レーザーダイオードの不具合であると推測されます。
レーザーダイオードは、半導体であり温度特性があります。
工場出荷時では温度特性が
適正値であることを確認されて出荷されますが、
何らかの原因により時間経過で
レーザーダイオードの低温時性能に問題が発生したと考えられます。
残念ながら、部品個々のバラつきであるという
ご説明になりますことご容赦いただきたく存じます。」

保証期間が1年と明記されていて、
2年経過しているから修理代金が必要といわれれば、
そこは認めるしかない。
それでも通常の使用環境で部品の不具合があるとしたら、
(消耗部品除く)
そこはメーカーの責がかなりあると思っている。
もう少し最初から親切な対応を心掛けてほしいものだと思う。

アナログ機器だけの時代とは状況が変わっている。
デジタル機器は、素人にとってはブラック・ボックスでしかない。
経年による劣化以外に判断する要素は少ない。
新しい機器に買い替えるべきか、
修理して使うかは、
5年が判断の分かれ目だと考えている。

5年をこえて不具合が出れば買い替えが基本で、
5年以内は修理を基本にしている。
メーカー保証期間は、通常の使用環境であれば、
どのような故障であっても、メーカーの責任であるし、
2.3年まではメーカー側の責任が大きいと思っている。
初期不良なら、無償修理だろうという気になる。
修理が有償になるか、無償になるかは、
それぞれに主張があるので、
絶対に僕の考えが正しいという気はない、
有償もやむを得ないのだろう。

だけれど、やっぱり説明だけはちゃんとしてほしいのである。
世の大半の人もそういうものだと思っていたが、
僕のような人種は少数派にすぎなくなっているのだろうか。

CDプレーヤーなど、生命に危険を及ぼすことのない嗜好品だ。
車などと同列に比較してはいけないのだけれど、
エンジンやトランスミッションに当たるのが
唯一の可動部品といえるピックアップ周辺の部品だ
その動作保証が一年しかされないのは、
メーカーも少々甘えが大きいようにも思う。
そう考える僕が甘いのか。

たかだか2万の修理代金でぼやくなと叱られそうではあるが、
新品で買って15万の代物でしかない。
運が悪かったとあきらめて買い換える裕福さはない。
修理代だって痛い。5年は普通に動いてくれよ。
そういうところからくるボヤキなのである。

SL-P7みたいにななったら、泣くよ。ほんまに。
ナショナル製品は、あれ以来買わない。
デンオンまでそんなことにならないでくれ。
もう故障すんなよと願わずにはいられない。