2008年1月―3月2008-04-01

2005-2006年
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2007年
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小説

バッテリー Ⅲ    あさのあつこ
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バッテリー Ⅳ   あさのあつこ
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バッテリー Ⅴ    あさのあつこ
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バッテリー Ⅵ    あさのあつこ
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非忠臣蔵      朝乃大気
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わが身世にふる、じじわかし 芦原すなお
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反自殺クラブ 池袋ウェストゲートパークⅤ    石田衣良
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楊令伝 3 盤紆の章    北方謙三
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楊令伝 4 雷霆の章    北方謙三
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動物記       新堂冬樹
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真田三代記    土橋治重
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不気味で素朴な囲われた世界       西尾維新
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十津川警部「荒城の月」殺人事件     西村京太郎
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おまけのこ     畠中恵
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光の山脈 樋口明雄
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スパイク      松尾由美
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孟賞君3     宮城谷昌光
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彩雲国物語 白紅は天をめざす   雪乃紗衣
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春季限定いちごタルト事件   米澤穂信
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三人の名探偵のための事件    レオ・ブルース
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エッセイ他

将棋戦国史     斉藤哲男 
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夏の終わりにオフサイド 山際淳司 
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実用書・啓蒙書など

ボッタクリ資本論    青木雄二
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コミック

専務の犬     高橋留美子
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ハリケーン・トリマー    柳川喜弘
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蛇にピアス 渡辺ペコ(原作・金原ひとみ)
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28日の傍聴記補足2008-04-01

ボルゾイ暮らしの記事で、2CHでは川北氏の行動について、
AAウォッチャー諸氏が疑問を持っていることを知った。
2ちゃんねらーが知りたいというのなら、
AAの活動に批判的な人たちも知りたいことなのだろう。

で、僕の耳で聞き取れた範囲のことを記して見ようと思う。
念のために、原告団代表に、
打ち合わせの場で聞きかじったことを記事にして良いか確認した。
返答は、同席していた折に知ったことを記事にされるのは、
自己責任の範囲で行ってくださいとのことであった。
原告団の好意で打ち合わせの場に同席させてもらったのだから、
原告団の今後の方針については、さすがに書くわけには行かない。
そちらは原告団のアナウンスを待っていて欲しい。

川北氏が原告代理人に言った事で聞き取れたのは数点。

ひとつには、「ひろしまドッグぱーくレスキュー」の前に、
河北氏が林氏から以下のようにを聞かされたということ。
「シェルターを作りたい。近く大規模なレスキューがある。なんぼでも金が集まる。」

また、数年前には、「地雷探査犬を育てたら金になる。」などとし、
犬を使っての金儲けを考えていた。

設立当初の大規模レスキューは、やらせ事件だった。

実験動物を納入している。

他にも何か言っていたようですが、聞き取れませんでした。
またここに記していることも、聞き取れた範囲であり、
聞き逃している言葉も多数あります。

この川北氏の発言を受け、
原告代理人は報告書にしてもらえるかと依頼し、
川北氏が了承していました。
あまりに安請け合いと感じたのか、
原告代理人は、身の危険はありませんかという意味で尋ねています。
たいして川北氏は『大丈夫』と答えていました。

川北氏と原告代理人との会話の間、
原告団は一切の発言を控えていました。
また、川北氏が去った後も、
原告団としては特に申し出について触れていません。
代理人に対して川北氏の証言・報告を得るのはいいが、
それなりの裏づけができるまで、
期待はできないという確認をしていました。

ここからは川北氏に対する個人的感想です。
川北氏は、林代表とはARK以前から付き合いがあり旧知の間柄。
だから林氏の過去について知るという点では、
証言をするつもりであれば裁判の行方は原告の有利に働くかもしれない。
しかしながら、過去からのことを知っていて、
信頼できないと認識しながら、
林氏に対しておととし12月、何故協力を申し出たのかという点に
大きな疑問を感じている。
そのうえ、ムーブの放送では搬入された犬は『預かった』と説明していたのに、
すぐに『譲渡された』と云い直している。
NPO法人設立の件も、立ち上げたという表現から、
後日には準備していたとし、現在は触れていない。
傍目から眺める限り、この人物の証言なり報告は取り扱いに注意がいる。
良かれと思って、証人に立ってもらったところで、
証言の内容を変えられれば深刻な打撃となる。
多分『ひろしまドッグパーク』を事件として捉え、
AAを追及しているウォッチャーは同様の思いでいるだろう。

原告の会のかたがたが、川北氏をどのように見ているのかは、
僕には判然としない。
代理人は川北氏に証言を報告書として出すよう求めていたが、
原告の会の総意は、代理人とは違うようにも感じた。
ただ、証言にぶれがなく、裏づけも取れるのなら、
協力を申し出てくれるのだから受け入れの検討をするような感じと見えた。
原告団代表・鎌田氏は慎重に言葉を選んで代理人と打ち合わせしていた。

2チャンネルをあまり見ないのでわからなかったが、
AA反対進出期成同盟の役員が運営する掲示板管理人が
所有権確認訴訟の川北氏を信頼しているためか、
募金等返還訴訟の原告の会BBSに、
所有権確認訴訟の成果を何故利用しないのかと問いかける投稿を載せ、
それが大きく取り上げられているらしい。
この事実も『ボルゾイ暮らし』で知った。

僕も川北氏の勝訴と書いてしまっているが、
あの裁判はAAという団体に訴訟能力がないと門前払いに終わっただけのことである。
川北氏が関係した裁判の判決は、
AAに訴訟の当事者としての能力がないとしたことだけが成果であり、林氏の保護活動としているものの内容には踏み込んでいない。
成果を利用せよといっても、利用しようがない。
団体としての体をなしていないからといって、
林氏が直ちに詐欺を目的にしていたとは言いがたいのである。

そもそも所有権確認訴訟も、ARKによる名称指し止め訴訟も、
原告の会の『募金等返還訴訟』も関連はあっても、
それぞれに裁判で争う争点は別なのである。
たやすく裁判の結果を利用するわけには行かないだろう。
原告の会としては、AAという団体、もしくは林氏個人のいずれかが、
支援金を得るために保護活動を隠れ蓑としたと証明する必要がある。
そのための証言者が必要なのである。
これは過去の林氏の発言や、元スタッフの証言、
ボランティア、ホスト、引き取り手などの協力を求めることとなる。
川北氏の扱いは、そうした多数の中の一人という位置づけとなる。

おいでやす湖西の管理人が、
所有権確認訴訟の判決を持って、
AAの高島への進出を阻止できると考えているのなら、
それは甘い考えなのではないかと感じる。
所有権確認訴訟の川北氏と、原告の会が手を組み、
仮に両者の情報がかみ合ったため、
両裁判でAAにとって、最も望まない形になったとしても、
高島市からAAの施設を追い出す理由になるとは限らない。
そういう意味では、おいでやす湖西管理人の軽挙とも取れる投稿は、
AAの不実を追求しているものの結集を困難にさせるものと捕らえられよう。

高島市住民の思いを含めて、3つの裁判と1つの運動は、
それぞれが最善を尽くしていくことで、
保護活動の暗部への注目度を保っていくことが肝要だ。
裁判の目的が違うので、協力はできても共闘はできない。
互いを攻撃的に批判することは避けるべきである。

僕たち外野は、それぞれの活動を紹介していくことでしか協力できないのだ。

それぞれの活動に対して、
思い込みと決め付けによる一方的な批判をするのではなく、
冷静に見守りたいと思っている。
どうか当事者は、ネットで不用意な発言をすることで、
互いの不信感を強める不合理を避け、
互いの情報を交換していくことを期待したい。
すでに感情的にすれ違いが生じていて協力共存できないなら、
せめて言葉は謹んで書いて欲しいと思う。
そういう姿勢を保たなければ、
結果としてAAに優位を与えることにつながりかねない。
それはそれぞれの目指す到達点から離れていくこととなる。
AA批判は行っても、批判者同士が表立って諍うのはやめて欲しい。
発言していない多くのAA批判者が、
そうした諍いを見て醒めていくこととなろう。

(4月2日に加筆しています)

警察嘱託犬『そらん』2008-04-02

4月1日の訓練日に、訓練士さんから嘱託犬のことについて聞いた。

『そらん』の嘱託犬の期間は4月1日から来年3月31日まで。
訓練士さんが指導主として登録されていて、
場合によると出動依頼もありえるとのこと。
嘱託犬として選ばれる犬は八犬種のみ。
G.シェパード、マリノア、R&Gレトリーバー、コリー、ドーベルマン、
ボクサー、エアデールが指定犬種となるらしい。
マリノアは大阪だけなのかもしれない。
嘱託される領域は3種。
捜索もその科目のひとつなんだそうだ。

今回の試験では、捜索部門で20頭近く出場していたらしい。
警察犬指導主として認定された訓練士が、
それぞれに訓練犬を連れて、
各科目ごとに6―7頭ずつ嘱託犬を選ぶことだったようだ。
『そらん』の参加した捜索の部門では、
今回被捜索者を全員発見できた犬が一頭だけで、
2名発見したのが発見したのが『そらん』を含め5頭か6頭いて、
それらが嘱託犬として委嘱を受けることになったという。
嘱託犬は全部で20頭だというから、
もしかして『そらん』はすごいやつなのね。

4月7日に委嘱式があるそうだ。

本来なら訓練士さんのところには、
とても優秀なシェパードがいるのだが、
その子が体調不良のため振るわず、
『そらん』が嘱託犬として浮上したらしい。
嘱託犬は、一指導主に一頭という規定があるようなので、
『そらん』が嘱託犬として委嘱を受けるのは、
今年一年限りのことになるのだろう。

とにもかくにも『そらん』えらいぞ。
飼い主のことは忘れんでくれよ。
ん?飼い主でなくて下僕だろ。
ごもっとも。

久しぶりのパートナーズハウス行き。2008-04-05

明日は墓参りに行く予定なので、
今日、犬孝行に赴くこととした。
幸い天気は上々、僕の体調もひざを除けばまずまず。
先週はボスちゃんがいたから、
アースコートで辛抱していただいた。
『そらん』はお冠なのだ。

さて、どこに行こうかと考えたが、
1月初旬以来、パートナーズはうに行っていない。
しょうゆも残り少なくなっている。
買いものがてらユアサにいくかと決めた。

久しぶりのパートナーズハウスは、さらに進化していた。
プール周りに柵ができ、雨天ランは人工芝が敷かれていた。
小形のドッグランにも人工芝を敷くようだ。

ここが好きだったのは『ごお』。
温泉もあるし、プールがあって、ここに着たら嬉しそうだった。
『そらん』はといえば施設を満遍なく楽しむけれど、
それほど好きというわけではなさそう。
以前はG・デンのクルちゃんと遊べて、
とっても楽しそうだったのだけれど、
クルちゃんが雄犬を拒否するようになり、
遊べなくなってしまったから、退屈そうだ。

『そらん』にとっての遊び場は『犬の牧場』が一番あっているのだろうな。
柵があっても、2メーターまでなら脱走してしまう『そらん』。
ドギパでも、ここでもひらりひらりと飛んでいく。

『はいら』はゴールデンの癖に水が好きでないらしい。
『そらん』が泳いでいてもプールの周りでへっぴり腰に見ているだけ。
見かねて放り込んでやったら、
大慌てで水から上がってきた。

あちこちに出歩いているから、
どこに行っても僕たちを知る人に出くわす。
今日も堺で遊んだラブがいた。
僕は覚えていないのだが、しっかり挨拶されてしまった。
ええかげんに人を覚えるようにしないといけないな。

3時間遊んで、シャンプーして、
しょうゆを買って帰路に着いたはよいが、
ロングリードとおもちゃを忘れてきてしまった。

ひざが痛い。2008-04-05

先週、ボスちゃんが滞在中に、
玄関戸をあけて入ろうとした僕と、
玄関戸を押して出ようとした『そらん』との間で、
ひざを強打するという事故にあった。

まさにひざがドアに激突したといってよい状態になり、
ひざを押さえて苦悶する状況になった。
2―3分の間、立つことすらできないほど。

しばらくしてから、どうにか歩けるようになったものの、
少し触れるだけで激痛に襲われる。
日があけて痛みが少なくなったものの、
今日まで痛みが続いている状況だった。
まあ、日にち薬ということで、だんだん良くなってはいたのだが、
またまた強打してしまった。

すでにうってから3時間が経過したが、
じっとしていても痛みがある。
どうやら膝蓋骨にダメージがあるらしい。
明日も痛みがひかないようだと、通院せねばなるまい。

えらいこっちゃなのだ。

もともと良くないほうの左ひざ。これだけ痛いと踏ん張りは効かない。
『そらん』と『はいら』ともハイパーな犬なのだ。
いきなり走ることも侭ある。
このひざでは制止する自身がない。
かといって、一頭ずつの散歩は家の破壊につながる。
さて、どうしたものか。

三国志 第五巻2008-04-07

宮城谷昌光   文藝春秋   1619円

曹操と袁氏の戦いは曹操の勝利に終わる。
旧来の価値観にとらわれず、人材を登用した曹操の勝利だ。
一方、孔明の元に三度訪れた劉備は麦価に孔明を加え、
南下する曹操と孫権と共に立ち向かう。

三国志、最大の決戦・赤壁の戦いがいよいよ始まる。

パレード2008-04-07

吉田修一   幻冬舎文庫   533円

「パーク・ライフ」で2002年度芥川賞を受賞した吉田修一の作品。
『パレード』のほうも山本周五郎賞を受賞している。
純文学としての『パーク・ライフ』と、
大衆小説としての『パレード』といった見方もされるようだが、
僕の読後感では両者に差はない。

むしろ人間の心理描写の奥深さから言えば、
『パレード』のほうが、恐ろしくて緻密なように思える。
どこら辺に線引きをする考え方があるのか疑問だ。
そもそも読み手にとっては、面白ければいい、のである。

読後感が爽やかな『パーク・ライフ』、不気味な『パレード』、
僕にはその程度の差でしか受け止められない。

『パレード』の不気味さは、
都内でルーム・シェアしている4人の若者。
そこへさらに一人加わり5人となる。
それぞれが問題を抱え込みながらも、
共同生活は順調に進んでいる。
…かのように思えた。

5人の、それぞれの視点で、物語が語られていくうち、
次第にある事件が絡みだす。
彼らのマンション周辺で女性が殴打されるのだ。
絡み合った糸は、語り継がれるうちに微妙に予兆を示し始める。
登場人物のうち、もっとも透明な存在だった、
一同の主柱であった男の狂いが貌を見せだす。

事件への男の関与が破断点を迎えたとき、
残る4人がとる行動、それが男を絡め取る。
恐ろしい小説だ。

読み替えられた日本神話2008-04-08

斉藤英喜   講談社現代新書   720円

日本神話というと「古事記」と「日本書紀」と思い勝ちである。
が、両者とも編纂過程で原型に手が加えられたと推定され、
本来のダイナミズムが失われたと考えられる。
その上、時代と共に解釈が変化していき、
幕末から明治、大正、昭和と国体維持のため、
単一な世界観を形成させてきた。

太平洋戦争敗戦の結果、
記紀は、国家神道という枠組みに解釈され変容していたため、
いったんは資料的価値のないものとして、
神話・伝説の類と、含まれていた歴史的側面すら無視され、
価値のないものとして扱われた時期さえあった。
行き過ぎた批判は、その後多くの研究者によって是正され、
また昭和50年代以降の考古学的成果から、
再び資料的価値が認められるようになり、現在に至る。

しかしながら、明治期以降の戦争に突き進む時代の中、
国家神道としての解釈がなされたことからくる、
戦争の正当性を主張することに利用されたとの批判は生き残り、
毛嫌いする向きもある。
まことに記紀とは厄介な立場に追いやられてしまっているといえよう。

そこで本書の登場となる。
著者は佛教大学教授であり、神話研究者である。
国文学や歴史といった近接領域をも研究していて、
新たな研究テーマを追い求めているとのことだ。

日本の神話を記紀の呪縛、
近・現代日本で狭められた観念から解き放ち、
根源的な魅力を掘り起こそうとしている。

こうして書籍として提示されれば、
記紀の背景にある日本神話の豪快さは驚嘆に値する。
アマテラスの変容など、こんなに面白い日本神話はない。

記紀や、それ以外に伝承されている資料を駆使し、
現代の宮崎アニメに至るまでを解釈して言っているが、
この面白さは、是非に味わってみるべきと思う。

ビストロ温泉パタリロ2008-04-10

魔夜峰央   白泉社   390円

『家政婦パタリロ』『奥様はパタリロ』に続く作品。
マリネラ国王としての本編とは、
パタリロというキャラこそ共通しているが、
全く別物のシリーズ。
『パタリロ西遊記』や『パタリロ源氏物語』とも関連はない。

『パタリロ!』の登場は衝撃的だったので、
『ラシャーヌ』とか『横須賀ロビン』など、
魔夜作品はずっと読み続けているが、
もはや惰性で読んでいるといって差し支えない状態になっている。

落語ネタや楽屋落ち、他の著名漫画のパロディーなど、
元祖『パタリロ』は不思議な魅力があった。
ゴキブリ走法、クックロビン音頭など、
思わず真似ていた自分がいるのだが、
もう限界なのだろうね。

パタリロとその仲間の登場するコミックは、
おおよそ100巻になるが、もはや新しいものはないし、
新たなギャグの導入も難しいようだ。

このように書いているからといって、
この作品が面白くないといっているのではない。
面白くなくなっているのなら、
いくら惰性でも、読ことはないだろう。

100億の借金に苦しむ越後屋の跡取り息子・波多利朗は、
借金の多さから親戚にも見放されていた。
アラファト家政婦協会に拾われ、
家政婦として働き始めた。『家政婦パタリロ』
そこで鍛えられ、料理の腕も一流になり、
また先輩家政夫・おクマさんと出会い、
アメリカで代理奥様をこなすなど、
借金返済のためあくどく商売を展開していた。『奥様はパタリロ』

代理奥様業に見切りをつけ帰国してきたのが本作品の設定である。

二人はパタリロの料理の腕で一儲けしようと画策。
都内で格安物件を探してくる。
ところがその物件は次々と経営者が失踪しているらしい。
おまけに変なマンホールまである。
魑魅魍魎の類が巣くっているのだ。
魑魅魍魎の類を退治したところ温泉が噴出し、
ビストロ温泉パタリロを回転した。

ところが…。
魑魅魍魎はいなくなったわけではなくて、事件が続出。
果たしてパタリロたちは一攫千金、二獲万金の夢がかなえられるのか!

と、いう話です。

パタリロ特有の欲をかきすぎたための皮肉なエンディングは健在。

このところのお犬様。2008-04-14

年度末の忙しさから、年度当初の忙しさに移行した。
持ち場が変わったので、引継ぎを終えれば、ややゆっくりできる。
そんなこんなで、明日辺りから記事もかけそうだ。

この一週間は、4月8日が訓練日だった。
お迎えに来られたとき『そらん』の委嘱状をもらった。
4月12日は、忘れ物をとりに行きがてら、
先週に引き続きパートナーズハウス行き。
『そらん』の大好きな『クル』とは会えなかったものの、
『はいら』がA・コッカーと意気投合したのか、大爆裂した。
写真をお見せできないのが残念。
(写真追加しました。4/21)


日曜は雨だったので、終日、家でごろごろ、
14日は仕事が休みだったので、ドギーズパークにお出かけ。
『そらん』は相変わらず『松山』君命で遊んでくれない。
無理やりオビトレのおさらいをしてみても、どこか上の空。
『はいら』のほうはボール投げが気に入ったのか、
結構遊んでくれた。

軽めに遊んだ後は、早めに帰宅して、夕刻に病院へ。
狂犬病の予防接種を受けに行く。
『はいら』の登録と、ジョンの登録抹消もお願いして来た。
6か月分のフィラリア薬とプログラム、予防接種代などで4万5千円。
今月も下僕の財布は火の車である。

ついに『はいら』の体重が『そらん』を超えた。
『そらん』は28.5キロ程度だが、『はいら』は29キロ強あった。
全体に華奢で小作りなのに重いとは。
明日から減量に取り組ませよう。